看護師お悩み相談室

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DNRの際の家族への対応

<2013年05月07日 受信>
件名:DNRの際の家族への対応
投稿者:匿名

ターミナルの患者様がDNRの際、家族の対応に対する対応についてご意見ください。
バイタルの低下や意識レベルが低下してきた際、私たちの病棟ではベッドサイドモニターを装着します。その際、付き添いのご家族が、「血圧が下がってるんですけど!」「心拍数が下がってます!見にきてください!」等、度々コールがあります。お気持ちは十分にわかりますし、できる限り訪室しお声かけもさせていただいてます。DNRということもあり、見守りの中で苦痛の緩和を行わせていただいてるのです。もちろんこれから起こり得る変化の過程についても説明させていただいてますが、何かしら変化があればナースコールで呼び出しを受けることや、廊下を通った際に呼び止められることもしばしばあります。
急性期病棟であり、同時に緊急オペや入院対応もしていかなくてさならない状況の中で、十分に付き添うということが、難しい時もあります。
大切なご家族に対するお気持ちへの配慮などで、みなさんの病棟で同じようなケースがある場合、どのように対応や説明されていますか?
アドバイスがありましたら、よろしくお願いします。

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No.1
<2013年05月08日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

ご家族の心のフォローも大事です。
以前、DNRを選択したご家族が「ほんとにそれが本人のためだったのか、何もしないだなんて、ひどいことをしてしまったんじゃないか」とおっしゃってました。
DNR=何もしないってわけではありません。
わたしは、主さんのように「これから少しずつ心拍が少なくなってくると思います。」といったこと、それが自然の流れであることを話します。
そのうえで、今の状態でご家族にできることも教えます。もしかしたら耳はまだ聞こえてるかもしれないからたくさん話しかけてください とか、お好きだった音楽を流しましょうか とか。口腔ケアのやり方を教えたりもします。

DNRを選択されても、ご家族には「何かしてあげたい」という気持ちがあります。
ご家族が死を受け入れて、後悔なく穏やかな気持ちで看取れるような雰囲気作りを心がげてます。

難しいケースもありますけど、ご家族にとっては人生で1回きりの大事なことですから。


No.2
<2013年05月08日 受信>
件名:無題
投稿者:新人管理職

イベントがぶつかることは入退院の激しい急性期病院では良くあることですよね。そんな時ほどチームワークやリーダーシップの腕の見せ所なのだと思います。看護師一人の業務量には限界がありますから。
DNR患者さんとはいえ、家族にとっては「身内の死」という重大な危機の状態です。すんなりと(フィンクの危機理論的な)受容の段階に到達できる家族は多くはと思います。患者本人だけではなく、家族の受ける衝撃を和らげ、悲嘆を軽減させるのは看護師の役割です。
ですので、きちんと家族ケアができるように、入院や緊OPEに対応できるように、急変に対応できるように・・・など十分行えるよう、業務の開始前や業務中でも受け持ち調整することが重要になってくるのだと思います。リーダー業務の醍醐味ですね。

身内の死を迎える家族への具体的な対応ですが
①コミュニケーション技法(反復とか要約とか明確化など)をフルに使って家族の感情を、家族自身に言語化させることが大事です。言語化されることによって家族が状況理解をし易くなり、徐々に感情の整理がつきやすくなります。
②患者の死への身体的経時変化過程を予め説明する。(これから血圧が下がっていきます、呼吸が浅くなりますとか)予期的な知識を与えることで家族の状況理解がしやすくなります。
③患者の死後の具体的イメージを持ってもらう。「亡くなられた後に着せたい服はありますか?」など。

ま、ちゃんと家族看護を勉強したわけじゃないので、あくまで看取りの経験則で良かった対応方法ですが・・・


No.3
<2013年05月09日 受信>
件名:無題
投稿者:主

ご返答ありがとうございます。
みなさんの心優しい対応方法を教えていただき、とても勉強になります。

ご家族への対応方法は、千差万別もあり、とても難しいなぁと感じますが、危機的状況の中での明確化や言語化に関しては、私は今まで考えつくことができなかったので、なるほど!と思いました。

私の病棟では、いくら急変やご臨終間近の方がおられても、受け持ちの割り振りはありません。基本は、受け持ちナースがすべて対応しないといけない風潮です。緊急入院の順番も考慮がありません。リーダーは指示受けに忙しくて、そこまでの割り振りを考えてくれる人は少ないですね。
どうしてもムリな場合は、自分から他のメンバーに依頼します。自分がリーダーの際には気をつけようと思います。
とても悲しいのは、DNRの人は、特に何もすることがないから、、、という考え方の人が多くて、受け持ち人数も考慮しない風潮です。最期のときだからこそ、関わりの時間を増やしたいですが、急性期病棟なので、うまく回していかないと他に迷惑がかかってしまいます。
患者様ご家族様が、少しでも穏やかに過ごせる時間を提供できるよう、がんばっていきたいです。

 
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