認知症専門棟で勤務しています。
夕べ、便いじりをして汚染した90代女性の清拭と更衣を介助中、便付着の爪で顔を引っ掛かれました。
他にも検温時に脇腹を殴られたり、足の爪を切っている最中に頭を殴られたり、車イスへ抱きかかえて移乗介助する度に背中をちぎられたり噛み付かれたり...
暴力行為をする重度認知症の方は少なくなく、職員全員、日々、何かしらの暴力を受けています。
優しく説明しても理解頂けず、毎回複数の職員でケア出きる程、人員の余裕もありません。
他の施設では、どの様に対応しているのでしょう?
認知症が酷い時は医師に相談して薬を処方してもらうか、理由を書いて抑制許可をもらいます。
働いている側の安全も守られなくては働けないですよ。
インターネットで1度ユマニチュードの勉強をされてはいかがでしょうか?優しく言っている。本当に相手はあなたが優しく説明していると思っているのでしょうか?話す時相手の目線でしっかりお話しされてますか?目と目とを合わせていますか?何故便いじりをするのか相手の気持ちになって考えたことがありますか?認知症の患者様は貴方が自分にとっていい人なのか?どうなのかちゃんとわかっていますよ。何故暴力を振るうのか、ユマニチュードで何かヒントがあるかもしれませんよ。頑張って下さい。
大変ですね。
それでも、我慢の日々、頭が下がります。
とにかく複数介助しかないと思います。
抑制もできない、
叩かれたりちぎられたりしそうになって、
払い除けようとしただけでも、
患者に暴力を振るったととられかねない。
ちょっとまえのスレッドに叩いてしまった、という相談ありましたね。
職員同士声を掛け合い、助け合い複数介助で行うしかありません。
一人でするより二人の方が、汚さず、短時間で処置できます。
認知症病棟、3年勤めていました。
職員のケガは私のいたところも多かったです。
私自身も顔面に膝蹴りくらったこともあります。鼻折れるかと思った。
便のついた手で頭をナデナデされてしまったこともあります。引きつった笑顔で処置が終わった後、風呂場のシャワーで流しました。
とりあえず暴力行為の原因となっていることを探ること(アセスメント)が必須です。それによって個別に対応は変わってきますよね。本人が不快に思うことを避けてあげたり、薬の調整したり。
この辺のことは認知症のBPSDとその対応についてわかりやすく書いた書籍もたくさん出ていますので探してみてください。
以下、似たような状況を経験はしているのでご参考になればと思います。
興奮が強いときには、命に関わる状況でなければ少し落ち着くまで見守る。
何か行為をするときは声をかけてから手を添える、が基本です。
声をかけるのは正面からいきなりとか後ろからは絶対にダメ。急に近くに行くのもダメですね。興奮しているのがわかっているならパーソナルスペースに入るまでに時間をかけないと。「大丈夫ですか?」って控えめなボリュームで声かけながら少しずつ、穏やかにそーっとです。オドオドしててもダメ。こっちが怖がってたりすると見抜かれます。複数でいきなりなんとかしようとするのは逆効果かもしれません。暴力って危険を感じた時にとっさに出ることがあるので、正当防衛だとご本人は思っている可能性があります。いきなり複数に囲まれたら怖いですよね。でも一人で対応するのは危険も伴うので、見えないところで他の職員に待機してもらったりします。
書き込みの内容を見る限りではどの方も「体に触れられる」時に暴力的になられる、興奮されるという印象を受けます。認知症の方は毎日顔を合わせてても「初めまして」ですから。毎日知らない人に「何かされる!怖い!」と感じておられるかもしれません。
車椅子の移乗、あの手この手を使ってまず本人に「こっちに座るんだ」って気になってもらわない限りは優しく説明しても本人にとっては「無理やり」なのかもしれません。「うわぁ、これ素敵な椅子ね。〇〇さんのですか?どこで買ったの?乗って見せてください。」決して馬鹿にしてるわけじゃなく、全力で真剣にお話しします。嘘をついたり馬鹿にされたりは表面的に笑顔でも見抜かれます。その気になって自分で動き出したら「私、ここを触ってお手伝いさせてもらっていいですか?」と背中を触ってから介助に移ります。うまくいかない時は1時間経ってもダメですから時間をおいて同じことを繰り返しトライですね。自分が声をかけてもうまくいかなかったのにしばらくして他の職員が同じことをやったらすんなり..なんてこともありました。手を変え、人を変え、です。
興奮することを無理やりやらないことも必要です。
検温、本当に毎日その時間にやることが必要ですか?
急性期の病棟なら仕方ないですけど、病状的に朝のその時間に絶対測らなければならない状態でしょうか?機嫌の良くなる時間を見計らって昼までに、ではダメかしら。
どうしても測らなければいけないなら、センサーで体に触れずに測れる体温計を導入してもらいます。誤差が出るのを把握していれば大きな問題ではありません。触れられるのが嫌だと言われるのなら極力触れないで検温をやれる方がお互いストレスになりませんから。
ウンコくっついてたら大至急洗い流さなくちゃダメですか?何のために?誰のために?
多少口に入れても大丈夫だそうですよ。誤嚥しないようにちゃんと見るけど。
朝が来るまでにキレイになってればいい。ウンコ出てスッキリしちゃったなら寝たいじゃないですか。気になるなら手や顔だけ拭く。「汚れて気持ち悪いですね、タオルあるから少しこれで拭きましょう」ってタオル渡して拭いて貰えばいい。投げ捨てられたら諦める。絶対に大騒ぎしない、こっちが大騒ぎしたら本人は不安になるから。ああ、ジュースこぼれちゃったのね、ぐらいのニュアンスで。完璧に拭けなくても本人がキレイになったって満足すればその時はそれでいい。
で、寝てくれたら寝てる間にキレイにしちゃいます。寝ている間なら一人でもオムツ交換できるし。
次の日に入浴予定だったらラッキー。どっちにしても朝食前に手と顔を洗ってもらう。眠い時って機嫌悪いですよ、認知症じゃなくたって。そんな時にあれこれやられるより、きちんと覚醒してる時に「ご飯前だから手を洗いましょうか」って言われる方が伝わりやすいとも思います。
爪切り、殴られたら途中で辞めればいいんです。欠けたり剥がれかかってて危ないならテープ巻いて応急処置。後で機嫌がよさそうな時に切ればいい。
無理やり続けたらお互いに大怪我します。どうしても爪切り自体がダメっていう場合には介護士さんたちと時間を調整して「複数が確保できる時にやる」ことにしました。介護士さんに会話してもらって注意をそらし、切っているところが見えないようにタオルで目線を遮ったりしましたね。それでもバレた時に大暴れされるのは怖いので会話しながら手や足にそーっと手を添えてもらって。爪ヤスリを使って伸びないようこまめにケアをというチャレンジは失敗しました。
こっちの業務に合わせようとすれば、確実に反旗を翻されます。
だから業務を優先することはある程度諦める、無理はしない。
お互いに怪我をしないためにも患者さんのタイミングや都合をできる限り優先させる。
他職種も全部巻き込んで年中カンファでした。
業務のあり方、対応の仕方、その方に合わせて可能な限り、人員が少ない中ギリギリの状態での変更です。一人の患者さんに対して手間や時間のかかることも多く、職員同士の協力と「あの手この手の対応」を工夫することを楽しむ気持ちが持てないとツライです。
家族には包み隠さず必要なことはきちんと伝えて協力や了承を得る。身体拘束はできないので、転倒のリスクも非常に高いですよね。ケアが行き届いていないんじゃないかとか、虐待なんじゃないかと誤解を受けないためにも、緊急時の対応をスムーズにするためにも家族との密なコミュニケーションや良好な関係を得ることが不可欠でした。
本当に色んな意味でハード。
私は認知症の方の看護は好きです。いつかまた認知症病棟に戻りたいとも思います。
それでも痛い時は痛かったし、怪我はなるべく避けたいって思います。
暴力が出てしまう患者さんの対応に毎日疲れ果てて鬱々として泣いた時もありました。
正直向き不向きは絶対にあると思うので、主さんもどうかご無理なさらないように。
施設にも患者さんの対応で職員が大きな怪我した場合にどうすればいいか、を確認はしておいたほうが良いです。
お疲れ様です、私は施設に勤務したことはありませんが、認知症の患者さんからの暴力(?)や暴言は、されるがまま、言われるがままにしていました。暴力と言ってもたかが知れていますし、力の強い患者さんは男性職員にお任せするとかしていました。
認知症の方の暴力は原因があると思います。家庭とか前の施設や病院で、手荒な扱いを受けたとか。看護師も医者もそう考えて対応・治療していけばいいのでしょうが、そこまでゆとりが無いのでしょうね。
確かに、不潔行為を見ると感染症や集団感染を連想し『今すぐ清潔にせねば!』と、焦って一方的なケアをしていた様に思います...。
ユマニチュードは、恥ずかしながら初耳でした。
ネット動画を見て感銘をうけたので、今後、書籍やDVD、研修等で学習し、スタッフと実践してみようと思います。
認知症ケアは先が見えず、真夜中の暗く長いトンネルに迷い込んだ様でしたが、今は遠くに明かりが見えた思いです。
明けない夜は無いと信じて、焦らず、少しずつでも前に進んでみます。有難うございました。
良かったです、ヒントになりましたか?私もユマニチュードに出会って認知症の方との接し方で問題行動の方がいなくなりました。スタッフ全員がユマニチュードが習得できたらいいですね^_^頑張って下さいね〜じつはケアマネ試験中に勉強会で習いました。
良かったです。医療、清潔、感染予防、絶対に優先だったものが「?」になってしまう事もあり、常に戸惑い、葛藤の毎日でしたが患者さんの求めている事が「あ、これだ!」って気がつけた時、患者さんが満足してくれた瞬間の感動は何物にも変えがたいです。研修も「理想論だ」と否定される方もいますが私は受けて良かったって思う方が多かったかな。
大変ですが、頑張って下さい。
研修がまだ数ヶ月先で、今は書籍や動画を見て手探りでユマニチュードを実践してます。
まず正面から2秒間、笑顔で優しく目線を合わせて肩や手に触れて、分かり易くケアの説明をする。
今まで拒否の強かった方のケアがスムーズに進み、結果的にケアの時間短縮と一人でケア出来るようになり、業務効率が上がりマイナス効果は生じてません。
考えてみるとユマニチュードって、人と関わる時の当たり前のケアなんですよね...。
私はいつから、その当たり前のケアが出来なくなってしまったのだろう...?
なぜ相手の気持ちになってケアが出来なくなってしまったのだろう...?
周囲の評価や業務効率を優先して一番大切なものを見失い、結果的に首が閉まって身動きが取れなくなってしまったのではないか?
今回は自分と向き合い、看護師を目指した時の気持ちを取り戻す良いきっかけになりました。
ユマニチュードが全ての認知症患者に有効とは限りません。本当に人それぞれですから。
でも、様々な苦境で壁にぶつかり、疲れて自分を見失いかけている方には、同じ目線で優しく人に接する事を試して見て下さい。
満足の行く結果が出なくても、少なくとも自分の看護師魂は救われる筈です。何故なら小児科意外、認知症高齢者のいない科は無いのが現状ですから。
いい事に気がつきましたね^_^まずは難しい技術ではなく人間として当たり前の事に気がついて欲しいですね。赤ちゃんがうまれたら言葉はわかりませんがお母さんは目を見て一生懸命話しかけますよね。後ろから話しかけられたり目線を合わせずに話しかけたりしませんよね。言葉は分からなくても言葉のトーンだったり優しい眼差しだったり触れた手が暖かくて気持ち良かったりと、赤ちゃんは抱っこが大好き高齢者のかたも本当は誰かに優しくされたい優しく触れて欲しいと思っているかもしれませんね。認知症は何も分からないではなく認めて知って欲しいのです。と認知症の方から言われた言葉です。そして本当に1番不安なのは本人だということを理解してあげて欲しいですね〜これからも試行錯誤を繰り返して頑張って下さい。
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