診療所に勤務しています。
「治験が入るから・・・」と言われました。
治験って??
冷蔵庫の温度を調べたり、
なんなんでしょうか??
詳しく教えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
(以前、病院に勤務していた時は
数名の方がいらっしゃって 採血されてました。
それは 採血データが間違っていないか調べる検査だと
教えてもらいましたが。それが治験だったのかな??と。
治験って いろいろあるのでしょうか?)
治験といっても、種類が多いので一概には言えません。治験の内容が気になるなら、上司や治験担当者に聞いて、資料をもらってもいいのではないのでしょうか?
治験を行うなら、患者の身を守り、自分の身を守る。そのためにも治験の目的、内容、意義、メリット、デメリットすべてを把握する必要があるでしょうし、それを確認する権利があると思います。
ざっくりご説明しますね。
薬や医療機器は、最終的には厚生労働省に認められて販売となります。
動物実験などを経て、最終段階の人体への使用試験が治験です。
治験は、新しい薬(機器)の効果と安全をみる試験です。
看護師としてポイントですが、
まず、普通の臨床試験と異なり、かなり正確さを求められる試験なので、採血などの検査やお薬の投与など、厳格に実施しなければいけないです。
あと、副作用をみることも重要です。実際の患者さんの言葉を使った訴えの記録をするといいかもしれません。ある程度、副作用の発生頻度はわかってるので、事前になにの症状がでるか確認しておくといいです。
ちなみに、治験によっては、プラセボを使う試験もあります。
医者も患者も誰も、本物の薬か、うその薬かわかりません。
そのため、原疾患の悪化をする人もおられます。
こんなとこでお答えになってますか?
呼吸器科と糖尿病のクリニックを掛け持ちでバイトに行ってますが、二か所とも治験を扱ってます。
特に糖尿病の専門クリニックでは実施してる所が多いみたいです。
治験は始める前に必ず、クリニックスタッフ全員と薬品会社、治験会社が集まって「スタートアップ」なるものを実施します。
ざっと治験したい薬品や被験者の人数・年齢、期間(Visit 1〜24とか)の説明とか段取りとかをします。
協力被験者が多いときは会場を借りて改めて別の日にもすることもあります。
その時に必ず出席して、わからないことなど積極的に質問したらいいと思います。
治験が始まると、治験会社のスタッフが必ず1〜2人は出勤しているのでいちいち聞いてやっていったらいいと思います。
まちがったらだめなので。でもすぐに要領を得ることが出来ますよ。
基本看護師の仕事は採血・検尿。採血は遠心分離後、血漿・血清を分注するなどの作業があります。またそれを、凍結・冷蔵・常温など検査目的別に保存したり。
あとはバイタル測定etc.
治験によっては看護師の実施する内容が変わるかも。
まずはスタートアップからですね。
ありがとうございました。
皆さんの ご意見 大変参考になりました。
治験と言っても 奥が深いんですね。
ありがとうございました。
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