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酸素化能の計算式

<2011年11月24日 受信>
件名:酸素化能の計算式
投稿者:匿名

今 呼吸の勉強をしているのですが 酸素化能の計算式、肺胞気ー動脈血酸素分圧較差、P/F比の計算式に入力する吸入気酸素濃度についてよくわからないので教えて下さい。例えば酸素マスクや鼻カニューレで酸素5L/分の場合、酸素濃度は40%となりますが、これを0.4として計算式にあてはめてよいのでしょうか? 酸素マスクや鼻カニューレでは、口鼻周囲の空気と混ざって酸素濃度が変化したり、患者の換気量によって変化するとありますが、このまま40%酸素濃度と考えて式にあてはめてよいのでしょうか?このあたりが、わかりません。詳しい方いらっしゃいましたら 教えていただけると 助かります。よろしくお願いします。

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No.1
<2011年12月09日 受信>
件名:呼吸療法認定士です
投稿者:totake

肺胞気ー動脈血酸素分圧較差はA-aDO2のことですが、これは本来ルームエアで計算するのが普通です。


P/F比は、PaO2÷FIO2となりますが、人工呼吸器のように酸素濃度が設定されている場合は、あてになります。インスピロンネブライザーやベンチュリ-マスク使用時も計算できます。

酸素カヌラ、酸素マスク、リザーバー付きマスクにおいては、患者の呼吸状態によるので、P/F比は目安として計算するくらいに留めておくのがいいです。
参考書に載っている吸入酸素濃度でも低めの数値のほうで計算したらどうでしょうか?
例えば吸入酸素濃度が30〜40%と表記されているのであれば、FIO2は0.3のほうで計算します。

リザーバー付きマスクにおいては、一方弁がついているかどうかによっても吸入酸素濃度は変わってしまうので、ご注意下さい。


No.2
<2011年12月13日 受信>
件名:totake様 お教えいただきまして ありがとうございます
投稿者:匿名

totake様 相談者の匿名です。とても ご丁寧にお教えいただきまして ありがとうございます。A-aDO2は、本来ルームエアで計算するということですが、ということは、酸素投与されていない場合の酸素化能の判断に使われる、酸素投与されている場合は、P/F比をメインに用いるという理解でよろしいのでしょうか?

酸素マスクや酸素カヌラなどは、低めの酸素濃度で計算し、P/F比は目安とする。もやもやしていたのですが、よく分かりスッキリしました。

totake様 本当にありがとうございました☆

 
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