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事例研究について(この手の課題がトラウマになってしまってどうしたらよいかわかりません)

<2011年06月19日 受信>
件名:事例研究について(この手の課題がトラウマになってしまってどうしたらよいかわかりません)
投稿者:ぷぅ

今年事例研究をします。
化学療法を受ける患者さんの副作用に対する援助をしようと考えています。
まず研究計画書を書かなくてはいけないのですが、どのように書けばよいのでしょうか
ある副作用についてこのような援助をして効果を見る、みたいに書けばよいのでしょうか。(立案もしてから)
去年も課題をしたのですが「文献丸写しにしたんじゃないの」とか色々言われ、この手の課題がトラウマになってしまってどうしたらよいかわかりません。
自分が何をしたいのかを書けばいいのだろうと思うのですが、前回みたいになったらどうしようと課題への不安や恐怖でいっぱいでしたいことも思い浮かびません。

助言を頂けたらうれしいです。

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No.1
<2011年07月23日 受信>
件名:事例研究
投稿者:ゆんた

 事例の展開を研究のレベルまで引き上げるには相当に中身が濃いものでなくてはならないし、1事例でも非常に新しくオリジナリティーのある発見がなくてはならないと思います。たとえば死にゆく1週間前の患者へのインタビューなどです。自分の受け持った患者の1事例を展開するのならば、事例研究とはいわず、ケースレポートなどという言葉を使ったほうがよいと思います。ケースをまとめるにはある程度焦点をしぼってまとめないと、何も伝わりません。そして絞った焦点にあった理論やモデルをみつけそれに沿って展開すれば、相手にも伝わりやすいし、自分自身の行なった看護の振り返りにもなります。たとえば告知後の心理的フォローに焦点を当てるなら危機モデル、患者との関係性に焦点を当てるならトラベルビーやマーガレットニューマンといったように、オレムやロイなどの大理論でなく中範囲の理論のほうが使いやすいと思います。事例をまとめることは、かかわらせていただいた患者さんからの学びを広く世の中に伝えることであり、その患者さんがその場面で懸命に生きておられることを忘れないという姿勢を示すためにもとても重要なことだと思います。がんばってください。


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