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血管確保が上手になりたい

<2011年02月15日 受信>
件名:血管確保が上手になりたい
投稿者:はな

准看護師になって一年目です。 
外来に勤務していましたが、病棟も経験した方がいろいろな事が覚えられて
勉強になるので実習に行った方が良いと上司に言われ、今、病棟勤務しています。

私は、採血はまずまず出来るようになったのですが、血管確保が難しく苦手です。
逆流があっても、刺入したところが膨れてきたりと上手くいきません。
「何回もやって上手になるしかないよ」と言われます。
何とか上手になりたいのです。

どのような訓練をしたら上手になるでしょうか?
また、訓練する場所などはあるのでしょうか?

どんな事でも良いので知らせ頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

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No.1
<2011年02月17日 受信>
件名:無題
投稿者:カテキチ

まずは、針先に集中しましょう。次に、血管の走行をしっかりイメージします(大体でもいいので皮静脈の解剖は見ときましょう)。最初の2-3mmくらいは、ためらわずに血管に沿ってスムーズに(ここは外れたとしても割り切って!)。逆流がなければもう2-3mm少しゆっくり目に進め、逆流があったらとにかく利き手を固定して全身かたまってください。穿刺針を少しねかせてから、さらに2mmほど進めます。ここが雑だと漏れます。サーフロなら利き手をしっかり固定したまま、サーフロ針の外筒をゆっくり進めます。金属針なら常に針先を意識してそのまま血管に沿って少しゆっくり慎重にすすめます。血管の蛇行が強かったり、もろそうなら、無理に奥まで入れません。あと、以外にベテランでもありがちなのが、固定の絆創膏などを貼るときに針先が横を向いたり、絆創膏を貼るときに雑に抑えて針先が血管を破ってることがあります。上手な方の穿刺と自分の穿刺とビデオに撮って見比べたらホントによく分かりますよ。忙しい中、さっとこなせばスマートですが、雑はいけません。丁寧にやるとこは抑えましょう。テルモのプラネックスという施設で、穿刺の練習グッズがありました。そのうちでまわるかな?頑張ってください。以上いろいろなケースがあるのであくまで参考までに。


No.2
<2011年02月20日 受信>
件名:まずはどの血管を選択するか
投稿者:らんた

穿刺のコツや訓練法などはカテキチさんが詳しく記載されていますので、穿刺前にわたしが気をつけていることを。
血管確保を行うのに最初に注意しなければいけないのはどの血管を選ぶか、です。なるべく蛇行がなく患者さんのADLを妨げない位置を選ぶのはもちろんですが、穿刺する前に患者さんの体位、自分の姿勢がベストであるか振り返りましょう。いい血管を選んでも穿刺する姿勢に無理があると針先が動いたり血管が逃げたりします。ベッドの位置をずらすなどの手間を惜しまず、ベストな穿刺体位(患者さんも自分も)を取りましょう。ベッドの高さによっては中腰で穿刺しなければいけなかったりしますが、途中で腰が痛くなったりするのでそれも良くないと思います。ベッドの高さを上げたり、患者さんに断って椅子に座ったり・・・要は自分も患者さんも無理のない体位を保つことが大事です。

また末梢が冷えている患者さんは血管も出にくく穿刺痛も強いです。冷えが強い患者さんの血管確保時は、ピッチャーや洗面器でしばらく手浴をしたりします。
忙しいのでそんな時間ない!と思われるかもしれませんが、何回も刺し直すことを考えると思ったほど時間のロスはありません。そしてこの手浴を行う方法はとても患者さんに喜ばれます。末梢を温めるという快の刺激をすることで得られる信頼は大きいです。患者さんの手を温めている間会話をすることで看護師側もリラックスできます。ここまで行って失敗したとしても患者さんは笑顔で許してくれることが多いです。

血管確保に苦手意識を持つとどうしても緊張してしまいますが、自分も患者さんもリラックスできる環境を作ることを心がけるとすぐに上達されると思います。
がんばって!

 
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