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化学療法について(初回化学療法を入院で行う理由は?)

<2010年03月05日 受信>
件名:化学療法について(初回化学療法を入院で行う理由は?)
投稿者:まる

初回化学療法を入院で行う理由とはなぜでしょうか。
抗がん剤をはじめて行うため、どのような副作用が出るかわからないから、という事でよろしいのでしょうか?

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No.1
<2010年03月07日 受信>
件名:診療報酬上の問題もあると思います
投稿者:小夏

http://www.nhk.or.jp/heart-net/support/board/00042/00042_2878.html

ここの返信で内科医さんが上手にまとめておられますよ。

多くの病院がDPCに移行し始めているので外来で化学療法を行う時代になったと言えると思います。私が新人の頃は入院して化学療法を受ける事も選択出来ていました。当然、ポートを作って外来で受けている方もおられましたけど、まだ、そこまで厳格に通院で化学療法を受けなさいという時代ではありませんでした。

初回でも入院させない病院も多いと思います。
初回だからこそ、まだ比較的体力もあり通院出来る、と考える事も出来ると思います。
まるさんの病院は初回はしっかり観察したいから入院してもらえるのではないでしょうか?私が働いていた病院は病状によりますが初回だから入院出来るという事は無かったと思います。
初回ケモ=入院がデフォルトでは無いと思います。
ポート作るからそのついでにケモもやってしまう、という事はあったと思いますが。

こちらのブログでも簡潔に解説されています。

http://andoh.blog.so-net.ne.jp/2008-07-25
>>DPCによって、がん化学療法(抗癌剤治療)のありかたが変わってきている
DPCでは、がん化学療法の入院費は非常に安く設定されており、患者さんが入院で化学療法を選択されると薬代の収入もなく、治療を行えば行うほど赤字になる。

上記のようにDPC病院の場合、1日の入院料では薬代もまかなえないと思いますよ。

http://andoh.blog.so-net.ne.jp/2008-07-25
>>当然、病院側はそのようなことを行うはずはなく、入院での化学療法は行わない。
秋田でも、これまでは特定機能病院(大学病院)だけがDPC方式の導入がなされていた
しかし、7月から秋田市内2病院でDPC方式が導入この2病院では当然、入院での化学療法は行わない
さて、外来化学療法と入院化学療法の違いは、単に治療の場が異なるだけではない!
入院治療の場合は、高額医療制度のため、秋田市では自己負担金は月6万円を限度とされ、それ以上の支払いはない
しかし、外来治療の場合はこの制度が適応されないため、1〜3割負担となる
わたくしが多く担当している大腸癌化学療法の場合、週2回の化学療法で1ヶ月の費用は100万円弱
入院で行っていた患者さんは月6万円であったのが、月10〜30万円の負担となる
外来治療でも、高額医療では医療費還付があるが、3ヶ月後であるから、3ヶ月分の医療費が手元にないと抗癌剤治療はできない
3か月分、約100万円
当然、健康時と同じようには働く事は困難と思われるので、これに生活費が上乗せされる
みなさん大丈夫でしょうか?


まるさんの病院が親切?なだけだと思います。
それが標準では無いと思います。


No.2
<2010年03月07日 受信>
件名:入院化学療法
投稿者:まる

丁寧な回答ありがとうございました。
私の病院でも近年DPC導入しているので、決して入院化学療法が良いというわけではないのですね。。。
とてもわかりやすかったです!ありがとうございました。

 
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