私は整形外科に務めている看護師です。
最近、オペ室にも兼務で働いているのですが、人工膝関節置換術の際、先生がオペ前とオペ直後に足背動脈の触知をしているのです。
これはなぜですか?
直後の血栓有無の確認のためなのでしょうか?
経験不足で、基礎の質問なのかも知れませんが、調べてもなかなか明確な答えがなくて困っています。
ご存知の方いらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか。
心臓血管外科勤務の看護師です。オペ室経験も整形経験もないのですが、
ひまわりさんのおっしゃるように血栓の有無の確認だとと思います。
膝関節のオペということなので、血流確認のために診ているのではないかと思います。
曖昧な考えで恐縮ですが・・・
現在循環器病棟で働いています。この病棟では外科を中心にしており、先日AAAの手術を見学してきました。
その患者の足背動脈にペンでマークしていたので、理由がわからず自分なりに調べてみたところ…
術後すぐに離床することができず安静を強いられる患者には深部静脈血栓ができやすく、また足背動脈よりも上部の動脈内で血栓が形成されると足背動脈が触知できなくなるそうです(←この理由は考えてみてください☆)
よって、末梢までの血流や静脈血栓の有無を確認するために、足背動脈を触知する、というワケだそうです。
曖昧ですいません…
IABPが入ってる人とか・・・
透析してる人とか・・・
心臓も、腎臓も病はどうであれ、足背動脈の触知は大事なんでしょうね。
あきらめやすい私は、、「足背触れませ〜ん」なんて、発すれば、
ドップラーで、血眼になって確認を急ぐ周りのナースに助けられてます。。。
触知が弱いと、自分の指の脈かわからない時もあります。
狭窄のあるPtの検査後。検査前。
アンギオ、心カテ、tPR。抹消まで血流があるか。
足背触知に関しては、ターニケットにより動脈を術中に駆血するため、動脈血栓がとんでいないか術前後で観察するためであると考えています。
足背動脈は正常人でも触知できない方がいらっしゃいます。
そのため、後脛骨動脈の触知も行うことをおすすめします。
また、整形の開創手術では駆血することで深部静脈血栓症のリスクが高まりますが、これは静脈の問題なので、動脈触知とは関係がないです。深部静脈血栓の有無を調べる場合は、Dダイマーや静脈エコー等で術前・術後評価をおこなうことをおすすめします。
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