看護師お悩み相談室

採血時に穿刺部を叩く行為は、効果のエビデンスが無いと言われています。
ただ、未だに実施している看護師は珍しくなく、私も叩くことによる効果を実感しています。
強く叩き過ぎると検査数値に影響が出る恐れもあるようですが、ネットで検索してみると「血管に衝撃を与えることで怒張して見えやすくなる」という所見もあったり、「患者が不快に感じない程度の軽い力であれば、叩いても問題はない」としている病院もあり、そのマニュアルも公開されていました。

皆さんの病院の規則や、ご自身はどうされているのかを教えていただきたいです。

血管怒張させる意味でやってましたけどエビデンスないんですか？勉強不足でした笑
病棟勤務ですがやってる方多いと思います。

私は叩くというより、ほんのりぺちぺちするぐらいです。

そんなの都市伝説ですね。
ネットに閲覧可能な院内マニュアルなんて、あるのですね。
まあ、くまなく探せば「ある」のでしょうね。
そんなことしなくても、いまはエコーや近赤外光を皮膚に照射することで非侵襲的に血管走行を映し出す「血管可視化装置」があるから、そのうち看護師の業務から採血とか血管確保がなくなりますね。

まず、投稿主さまはエビデンスがない(エビデンスを見つけられない)にもかかわらず、採血部位を叩くことにより何らかの効果を実感されているのですね。その実感されている効果について詳細を教えていただけないでしょうか？後述の血管の怒張の効果のことでしょうか？

私の職場では誰ひとり採血部位を叩く人がいません。苦痛なのは採血をされる側だと思いますが、叩く回数や強弱は相手に確認しながらでしょうか？穿刺直前にアルコール消毒すると沁みたり、赤くなったり腫れたりしませんか？

検索すると院内向けのマニュアルが見つかることもありますが、安易に自分の手技に採り入れないほうが賢明かと思います。本来はイントラネットで自施設内のみで使用すべきものが、検索エンジンで引っかかっただけで、安易な利用は危険です。そのマニュアルを使用した場合、なんらかの有害事象が起きた場合ついては勝手に引用した側に全責任がありますし。誤った採血データによる誤診や治療上のミスなど。

繰り返しになりますが、私の勤務先の病院では、そんな叩かなくても十分に採血ができてますし、どうしても難しい場合は医師が鼠径や頸部の太い静脈から施行していますね。安静時採血というのもありますが、まさか、この条件のときも叩いてないですよね。

ペチペチ叩く行為は、30年ほど前なら行われていたかも知れません。
でも、今は見かけません。
超ベテランの看護師さんは、してる人がいるかも。

若い子たちは、学校でしてはだめと習うようです。
人差し指と中指で血管を数回軽く叩くって、習うようです。

カリウムの数値が、上がってしまうんですよね。
ちなみに、手をグーパーするのもダメみたいですよ。
後輩に教えて貰いました＾＾；

たまに患者より何故叩かないと怒られることがありますが、今は叩いても意味がないことを伝え、叩くのはお互いに痛いので叩きませんと言い切っています。
叩いて探しなさいと指導されていた頃よりは、患者の腕をさすり、角度を変えながら血管を探している今の方が採血に適した血管を探せているように感じています。

ある医師の著書には「局所に種々の刺激を与えることで、血管壁が拡張し、静脈の怒張が起こるので採血部位がはっきりする」と記載されていますが、私の職場の上司は、頑なにそれを認めようとしません。
「叩くことにより怒張するというエビデンスは無い」と言い続け、その行為(と言っても、私もペチペチ程度)を止めるよう、注意・指導してきます。
そして上司だけではなく、勤め先の病院事態が叩く行為を「エビデンスが無い」として、禁止しています。
調べてみると、確かに「エビデンスが無い」という所見もあり、どちらが正しいのか私には分からず、効果を実感しているにも関わらず、上の指示に従うしかない状況です。
もしかしたら、上司も病院の指示に従っているだけなのかも分かりませんが…。

「そんなの」とは、何の事を指しているのですか？
「叩くと血管が怒張する」ということですか？
それとも、逆に「エビデンスはない」ということを指しているのでしょうか？
そしてNo.2様の病院では叩く看護師はおらず、No.2様も叩かないという解釈で合っていますか？

叩いて血管を怒張させると、凝固系の数値に影響が出るそうです。いまだにそのような手技を考えずにしている施設があることに驚きました。次回の院内会議で採り上げてみようと思います。

私自身血管が細いため、看護師になる前から採血時に穿刺部位を叩く行為をよく目にしていました(自分が叩かれる側という意味)。
また、新卒時に先輩方が叩いているのを見て、血管が見えづらい時にはそれを真似て自分も叩くようになり、叩くことによる血管の怒張の効果を実感し、今までその行為を続けていました。
しかし転職後、新しい職場の上司から「叩くことによる効果のエビデンスは無い。止めろ」と注意されたので調べてみたところ、ある医師の著書には「局所に種々の刺激を与えることで、血管壁が拡張し、静脈の怒張が起こるので採血部位がはっきりする」と書かれていることを知りました。
（ちなみに、上司にも「エビデンスがあるという所見もある」と伝えましたが、聞く耳を持ちません）

家族にも聞いてみたところ「採血の時にペチペチされることはあるよ」とか「検診の時に叩かれたことがある」と言われましたし、自分自身も複数の病院で叩く行為を目にしてきたので珍しい行為ではないと思いましたが、No.3様はその様な場面に遭遇したことが無いのですね。
そして、叩く行為を見たことがない看護師がいるとは思わず、力加減を記載しなかった私が悪かったのかもしれませんが、アルコール消毒で沁みたり、腕が赤くなったり腫れたりする程の力で叩くと本気で思っていらっしゃるなら驚きです。
まさか、そんな強い力では叩きませんよ(笑)。
No.1様と同じく、軽くペチペチ程度です。

私はペーペーNs.なので、医師による鼠径部や頸部からの採血、安静時採血に当たったことがないため、その点についての質問には、お答え致しかねます。

叩いてるベテランさんいてます。エビデンス云々という次元でなく、癖？おまじない？なのかと思っていました。　
あまり気にならなかったですが、おもしろいですね

血管を怒張させる目的が採血でなく点滴のための血管確保ならいいと思いますが。ただ患者さんは、よく叩くクセのある看護師の名前を覚えてて、避けられることもあるそうです。

血管脆い老人はペチペチだけでも破れたりしますからね。私はさすったり指で血管押して走行や弾力を確認したりします。
たまに「叩くと出てくるから叩いてごらん!」っていう患者さんもいますので、そういう時は叩いてあげますが（笑）

血管を(軽く)叩くことで怒張させる手技ですが、そんなことをしなくても駆血することで血管に血液が溜まることで感覚的に走行がわかりますよね。それが難しいということで、何度も失敗されるのならアリなのでしょうね。
ただ、中枢から末梢に向かって指を対象者の皮膚を滑らせ、静脈弁の位置を確認することはあります。弁に針先があたると引けなくなったり、点滴が落ちなくなる可能性が高いですから。

これまで習慣というか、過去の成功の実績から止められないのは分かりますが、叩かなくても済むのなら、それに越したことはないかと思います。ただでさえ侵襲のある手技なのですから。ネットを検索して得られる情報は、全てがそうだと言いませんが、いつ時点のエビデンスがあるのかが示されてませんし、どこかのサイトのコピペということも。医師の見解だからと鵜呑みにするのも危険かと思います。新型コロナに関するエセ科学を唱える医師もいるくらいですから。

お呼びした採血の患者さまが腕をバシバシ叩きながら入って来られました。
もう腕は真っ赤か！！
点状出血までしてた。
「俺、血管出ないからよく叩いてよ」と笑顔で。ご高齢でしたが。
患者さまも叩けば血管がよく出る節が浸透されてますね。

トピ主さんの採血時の穿刺部位を叩く行為の正当性をこだわるのは、それだけ効果的だと実感されているからなのは分かりました。「上司だけではなく、勤め先の病院自体が叩く行為を『エビデンスが無い』として、禁止しています」のですから、少なくともそれには従うべきだと私は思いますね。ほかの方も書かれているように、検査データに影響が与えるものもありますから。他の採血を正確かつスムーズに行う方法のアドバイスを上司や他の同僚に訊ねてみたらどうでしょうか。

これだけ穿刺部位を叩くという行為に否定的な意見があるのに、自分の実績やネットで見つけたマニュアルや医師の所見を楯にしたいですか？叩かなくとも安全で確実に採血できるように努力されたほうが、より建設的かと思いますよ。