病床数200弱の病院に勤務しています。インシデントレポートにも残業代がつくものとつかないものがあると師長より言われました。
転倒など主に患者に原因があるものはつきますが、自分に非があり起きたインシデントにはつきません…と。
ですが、患者側に原因があるとしてもそこをアセスメントできなかったのは看護師に非があります。また自分に非があったとしてもそれを元にカンファレンスが行われます。自分に非がありただの反省の弁を述べるだけなら書面にしなくても自分が一番悔やんでいると思います。
私にはこの2つの差がわかりません。
患者の転倒
「アセスメントできなかったのは看護師に非があります」と書いていますが、看護師は予知能力者ではないので不測の事故はどうしても起こりえます。極端な話、急変が起こるのもすべて予測できなかった看護師の責任だとお考えですか?転倒防止のために患者全員身体拘束するわけにもいきません。
自分のミス
「それを元にカンファレンスが行われ」るかどうかに関わらず、たとえば点滴施行忘れみたいなインシデントがあれば看護師本人の責任です。ここが大きく違います。そして自分のミスの後処理のために残業代申請は図々しいと考える職場は(法的に正しいかどうかは別にして)医療業界に限らずけっこうあります。
もちろん後者についても指示や表示が分かりにくいなどそもそものシステムや環境の要因もありうるし、インシデントレポートを上げて分析追求することは大事です。
しかし単純な労働法上の問題とミスの原因や責任の問題は分けて考えないと、あれこれの要素をごっちゃにしては議論が不明確になります。
残業代への不満ならシンプルに「業務なら残業代を出すべき」と申し立てされればよいことかと。
まあうちならインシデントレポートは業務時間内に書いてくださいで終わりますし、時間外になったところで1枚書くのに5分もかからないのでそれだけで残業代申請する人もいませんけれど。
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