学生です。
実習のときに70代女性の患者さんを受け持ち、食事のときは開口できるのに口腔ケアのときは口を開けてくれませんでした。
指を入れて開口しようとしても難しいです。
バイトブロックがない病院なので他の看護師さんはスワブの棒部分を突っ込んで口を開けさせてから口腔ケアしていました。
学校の先生は開口困難と言われていましたが食事は普通に食べれる方です。
参考書を調べてもわからなかったので質問です。
食事は出来てなぜ口腔ケアになると開口することが困難になるのでしょうか??
回答よろしくお願いいたします
ただ、単に口腔ケアが嫌なのでは?
食事は食べたいから開口するのでは?
食事は美味しい!!
口腔ケアは不味い、、歯みがき粉が、、、
なぜその方が口を開けないのかをまずいろんな視点からアセスメントすることが大事じゃないでしょうか。参考書にそっくりそのままのっていなくてもこれまでの知識を組み合わせれば応用思考はできると思います。関連図とか書いてますか?食事時は口があくのだから、開口困難といっても形態機能的な要因より認知機能の要因や心理社会的な要因に着目してみてはどうでしょうか。
ある程度クリアな方なら、信頼関係を築きながら相手の本音や心情をどう聞き取るか考えてみてはと思います。その人の生活習慣なんかも関係するかもしれません。
中等度以上の認知症の方だと理解できないことを嫌がることは珍しくありません。かなさんだって、よく理解できない状況下で突然他人に顔を触られたり、口をこじ開けられて他人の指や異物を突っ込まれそうになったら、ご飯を前にしたときと同じ反応でいられますか?怖い、痛いなど不快な記憶の積み重ねが拒否に繋がる場合もあります。
あるいはかなさんだったら食後に口の中を他人にのぞき込まれることに羞恥や緊張は感じないでしょうか?汚れやにおいが気になったりしませんか?
私の学校では老年看護の講義の一環で口腔ケア演習をやりましたが、いちど親御さんや同級生に食後の口腔ケアをしてもらってみるのもいい経験になるかもしれません。
もし言葉による理解が難しい認知症の方なら、いきなり顔や口に触れずに安心できる声かけや手先からのタッチングなどでリラックスしてもらうことが大事です。あまりこまごま書いてしまってもお勉強になりませんから、この辺の具体的ケアや認知症の方とのコミュニケーション技法は必要に応じて調べてください。加えて開口ポイント(Kポイントとも)をおさえたりするのも小ワザのうちです。無理にケアすれば奇声をあげて歯ブラシに噛みつく患者さんでも、こういうケアをするとあまり嫌がらずにいてくれました。
まあご質問の患者さんが認知症とも限りませんし、もっと別の理由があって全然違うアプローチが必要かもしれませんが、学生だから時間をかけて考えたり関わったりできる利点は最大限活用していただきたいですね。バイトブロックなんかは最終手段です。現場の看護師は時間の制約で理想より次善の策を取らざるをえないこともありますが、学生のうちは本質を深く考えることが大事です。
どれくらいの認知機能レベルの方なのでしょうか?
食事の場合は匂いや見た目で食べ物という事を認識して、口に近づけるだけで食べてくれる方も多いですが、口腔ケアの場合はもしかしたら口を開けるものだと認識できていないのかも知れません。口腔ケアをするということが分かっていないのかも?何をされるか分からないのに指や物を突っ込まれても抵抗するのは当然だと思います。
もしくはただ単に、口腔ケアをされたくないと思っているのかもしれません。
単に「嫌だから」なのでは?
食事は楽しみだけど、他人の手や器具が自分の口に入れられる。
かなさん自身がその立場だったら、どう感じます?
みなさんありがとうございます!
意識レベルはⅢ200で認知症もかなり進んでいて私も口腔ケアを理解されていなく開口拒否かと思ったのですが、先生が「この人開口困難よね?なのに~~~」となぜか開口困難を前提に話されていて「???」となりましたので質問しました。
先生には質問すれば嫌な顔をされ参考書を見ろと言われたり、先生のミスを指摘すれば嫌味を言われたりと目を付けられるので言えず。
食事の時だけ閉眼しつつも少し開口し、食事摂取10割で開口困難?と私が思っていたのと先生の指摘が違っていましたが、ここの方とは考えが合っていて安心しました。
細かくご指導してくださりありがとうございました。
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