医療療養型病棟に勤めています。
だいたい老人ホームで断られた患者が、ホームに戻れなくて入院してきます。
この前、介護付きの老人ホームに単発バイトに行きましたら、自宅で暮らせそうなADL自立の軽い人ばかり住んでいました。
一応その有料老人ホームは重度入居可能と宣伝してますが、実際ADLの軽い人ばかりの入居者を施設長が選んでいるとスタッフから聞きました。重度の患者を入れるとスタッフが辞めるそうです。
はじめから重い方を受け入れないなら、重度可宣伝をしないでほしいですね。
そのしわ寄せが療養型病院などに来てる気がして、やるせなくなりました。
施設で働いていたことがあるけど、確かに重度の入所者が多い所は大変でした。少ない人数であれもこれも。とてもじゃないけど私には無理でした。重度の入所者が増えると辞めていく人が増えるのもよく分かります。
現場の思いとしては介護度高い入所者が多いのならスタッフの人数を増やしてくれないと見きれません。お給料も上の人たちばかりが美味しい思いをするのではなく、もっと現場に還元して欲しい。
医療も福祉ももっと連携していかないといけないなと感じる事が多々あります。この先日本の医療と福祉はどうなっていくのでしょうか?ちょっと心配です。
療養型病院から特養に転職した看護師です。
転職して思ったことは、施設系はとにかく設備がありません。
ガーゼ一枚使うのにも注意されたりします。
人材費もケチる所は徹底的にケチります。
介護士さん達は病院のように、組織からきちんと守られていないことが多いので、どうしてもそうなってしまうのではないでしょうか。
看取りを希望されない家族さんもいらっしゃいます。
家族さんが仕事を持っているため在宅が厳しい、或いは本人は入所を拒否しても家族さんの強い希望で入居、というパターンもあります。
ですが、国は寝たきりの高齢者を減らしたい意向ですから、これからは施設も淘汰されていくことになると思いますよ。
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