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相談と言うよりもショックだったことなのですが

<2020年04月22日 受信>
件名:相談と言うよりもショックだったことなのですが
投稿者:匿名

今日あった話です
胃がんがあり、手術にて病巣部は切除したのですが、その後胃潰瘍となり出血が多く入院されていました
時々胸部不快を訴えるものの入院中は容体は安定していて、近々退院の話も出ていました
ですが、最近になり不快の訴えが強くなり、食欲も無くなってきた事で内視鏡検査をすることになりました
先日内視鏡検査をしたのですが、出血が酷く断念。翌日、輸血をしながら再検査となりました
そして今日、内視鏡検査に行ったのですが…
私は勤務の都合上、検査前に顔を合わせることが出来たのですが、その後に帰宅し、深夜出勤したところ、カルテにて検査後に亡くなったと書かれていました

検査前はあんなに元気だったのに…死ぬために検査をしたわけではないのに…あの人も、今日死んでしまうなんて思ってなかったはず…
そう思うとやるせなく、気分が落ち込んでいます。もちろん検査をした医師も、亡くなるとは思っていなかったと思います。それはちゃんと理解しています
ですが、申し送りの時も泣きそうになってしまう程でした

担当看護師ではなかったためあまり関わる事は無かったのですが、看護師となって2年、初めて亡くなった患者ということもあってか、ショックがかなり大きいです

患者が亡くなるという体験は、今後もあると思います
こういう時、どのように乗り換えていけば良いのでしょうか
今回のように深く傷付いても成長はしないと思いますし、かと言って軽く扱えるような出来事でもないと考えてしまい…


初めての経験で戸惑っていて、文章がまとまっていないかもしれません。すみません
ぜひ、経験者のお話をお聞きしたいです

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No.1
<2020年04月23日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

同じようなご投稿をお見かけしたこともありますが、乗り越える(乗り換えるは誤変換ですよね)というのはどういうことを指しているのでしょうかね。
思わぬことで患者が亡くなるとか、まったく予測不可能なリスクではなかったけれどそれでもまさかとか、そういったことで重くやりきれない気持ちになることはこの職業なら誰しもあることだと思います。
私自身も受け持ち患者が初めて亡くなったときはしばらく重苦しい気持ちから抜け出せませんでした。普通に声をかけて帰ったあと、私が休みの間の急変で、最期に何も関われなかった。患者や同僚の前では切り替えて笑って仕事をしているつもりでも、一人になるとまた思い出して気持ちがしずむことを繰り返しました。
でもその気持ちととことん向き合ったっていいと思うんです。私の場合は数日してから死とは何だろうとか死の過程やグリーフケアなどの文献をいろいろ読みあさり、また患者の疾患や病状をあらためて振り返ったりしているうちに次第に気持ちの整理がつきました。あえて乗り越えようと思ったわけではなく、この気持ちは何だろうという思い、また何かして気を紛らせたい感じもあったかなと思います。

一つ思ったのは、元気に見えた、落ち着いて見えた、退院の話が出ていたとしても、入院するほどの患者さんなのだから決して元気いっぱいの健康な人ではないということです。私の経験もそうでした。トピ主さんのケースでも胃がん術後、胃潰瘍で出血多量、胸部不快の増強、出血酷く内視鏡検査を断念、輸血しながらの再検査…という時点で「あんなに元気」な人ではけっしてなかった。一見落ち着いて見えてもほんとうはリスクの高い状態だったと思います。
患者の死に関して、自分になにかもっと観察や対処ができる余地があったと思うなら今後の教訓として胸に刻めばいいし、そうでないなら日にち薬です。初めての経験に動揺するのもあたり前、気持ちが癒えるには時間がかかってあたり前です。仕事に支障をきたしていないならすぐにさらっと忘れる必要もないし、かっこよく乗り越える必要もないと思います。ただ今の気持ちに素直に誠実に向き合ってみることで見えてくるものがあると思います。そしてそのような機会を下さった患者さんにありがとうございましたと心から思える日が来ると思います。


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