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点滴ルートから空気が10ml入っても問題ないとネットなどの文献で見ましたが、これは末梢からの場合ですか?

<2019年10月27日 受信>
件名:点滴ルートから空気が10ml入っても問題ないとネットなどの文献で見ましたが、これは末梢からの場合ですか?
投稿者:りす

点滴ルートから空気が10ml入っても問題ないとネットなどの文献で見ましたが、これは末梢からの場合ですか?CVからの気泡は少量なら大丈夫なのでしょうか?もちろんエアー抜きは丁寧にする必要があることは理解していますが、1~2cm位の気泡がCVルートから入った場合大丈夫なのでしょうか?

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No.1
<2019年11月03日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

これは興味本位の質問ですか?

遠藤周作の著書『海と毒薬』に、アメリカ人捕虜に対し何ccの空気を血管内に注入したら死亡するか、という描写があります。もちろん医学論文ではなく文学作品ですから、あなたの求める答えがあるかどうかわかりませんが、一度読まれてはいかがでしょうか。

この掲示板内にいるみなさんはきっと答えを知らないと思いますし、知っている方も常識的倫理観をお持ちでしょうから答えを書き込むことは無いと思います。


No.2
<2019年11月05日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

末梢から静脈内に気泡が入った場合、空気は静脈内で徐々に吸収されていくため、気泡がそのまま心臓や肺に到達することは考えにくいです。
でも中心静脈だとカテーテル先端は右心房の近くにあるので、気泡が一気に押し流されて肺に到達し肺塞栓を起こすリスクが高まります。
なので末梢と中心静脈を同じに考えてはいけないと思います。

では実際にどの程度の気泡なら大丈夫かとなると、人体実験ができない以上、正確なデータはありません。(末梢の場合でも許容量といわれるものは古いデータをもとにした推測値であり、議論があることはご承知の通りです)
ですからCVルートの場合はこのくらいなら大丈夫と見込むのではなく、基本的に気泡が混入しないようにする必要があるでしょう。
そのためエアーベント機能を持つフィルターを組み込んでいることも多いと思います。

PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)のヒヤリハット事例を検索してみますと、中心静脈ラインから高カロリー輸液投与中の患者がナースコールで「咳が止まらない」と訴え、呼吸困難感ありSpO2 89%に低下、点滴ラインのフィルター部分より患者側のライン内に所々空気が混入していることを発見し、原因は点滴フィルター部分の破損と推測される、というケースがありました。
このケースでは点滴の接続等に異常がないことを看護師が確認した30分後にナースコールがあって空気混入が発見されています。その間に体内に流入した空気量で実際に身体症状が出ているということは着目すべきではないでしょうか。


No.3
<2019年11月07日 受信>
件名:ご意見ありがとうございます。
投稿者:りす

興味本位というよりは、看護雑誌で輸液ルートのエアー抜きについて記載された文献を読んだ時や、何気ない患者さんからの質問もあり、具体的にはっきりした文献があるのだろうかと単純に疑問に思った次第です。貴重なご意見ありがとうございました。

 
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