看護師です。
皮下注射についてお聞きしたいのですが、大体皮下注射は22〜25gを使うと記載されています。ですが私の勤めていた病院では26gを用いてました。
恥ずかしながら改めて調べてみると表皮、真皮、皮下組織を合わせて最大の長さが13ミリ程度と分かり、26gは長さ13ミリなので穿刺角度を10〜30度の範囲で深めにすれば皮下組織内に薬液を入れることが出来ますよね...?
その上で多く表記されている例えば22gを選択する理由は何がありますか?
22gの方が26gに比べれば太さも太いと思うので患者さん自身の苦痛も大きと思います。
そして、22gで皮下注射をする場合は皮下組織を貫通しないように角度は浅めでやる必要がありますよね?
自分なりに考えたのは大体の成人は22g等で行い、小児や高齢者に対しては25や26gの針が細く短いものを用いるということでしょうか?
これにも自信がありません。
教えて頂きたいです。
こんな基本的なことを聞いてる上におかしなことを言っていたら申し訳ありません。
>>大体皮下注射は22〜25gを使うと記載されています。
針の太さについては文献によってもけっこうばらつきがあります。
私の手元にある看護技術の本を2冊確認してみましたが、いずれも「皮下注射は25~26G」と記載されています。ネットで検索してみると、23~25G、24~27Gなどの記述もありますね。
22Gは許容範囲の上限くらいにはなるのかもしれませんが、一般に22Gが積極的に推薦されているというわけではなく、苦痛を最小限にするためにはもう少し細い針のほうが広く使われているのではないでしょうか。
(なお小文字のgは重量のグラムと混同しますので、針のゲージなら大文字のG表記が一般的だと思います)
私の勤務先では皮下注射は通常27Gを使用し、採血が22G、点滴なら24Gのサーフローです。
一気に処置が集中してその規格の針が在庫切れになるようなことがあれば1つ違いのゲージの針を使うこともありますが、22Gでの皮下注射というのは体感としてもちょっと太く感じますね。
皮下注射で22Gは、太くて痛いので大人にも使わないです。
長さだけ書かれていますが、薬液の粒子の大きさもあるので、細すぎる針を選択すると粒子が壊れて薬効は発揮されない恐れもあります。
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看護師お悩み相談室