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整形の業務内容とは?(整形外科クリニックの外来か病棟で働いてみたいと思うんですが…)

<2017年12月28日 受信>
件名:整形の業務内容とは?(整形外科クリニックの外来か病棟で働いてみたいと思うんですが…)
投稿者:さくさくぱんだ

整形外科クリニックの外来か病棟で働いてみたいと思うんですが
未経験で、自分にとって未知の領域です。
仕事内容はどんなものになるのか教えていただきたく質問しました。
ギブス固定、包帯を巻く、三角きんの使い方が分からないのですが知らないとまずいでしょうか?
細い血管の点滴が苦手ですが、整形でも点滴をする機会は多いのでしょうか?
トイレ介助などが大変と聞いたことがあるのですが、バルンカテーテルを入れてしまうからトイレ介助ほとんどないというのも聞いたような気もします。
経験のある方がいたら整形外科の毎日の仕事内容についてご教授ください。 

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No.1
<2017年12月28日 受信>
件名:無題
投稿者:まくら

さくさくぱんださん、こんにちわ。
私は急性期整形外科病棟で3年半勤務してました。
病院やクリニックによって多少異なると思いますが、少しでも参考になればと思います。
まず点滴や採血ですが、する機会は多いです。他科と同じぐらい点滴や採血があると思ってた方がいいです。しかも患肢は点滴や採血を避けるので高齢者はただでさえ血管が細いうえに刺さる部位も制限されます(´;Д;`)でも大丈夫です!数をこなせば少しずつ上手くなるし、スタッフに1人2人は上手な方がいて助けてくれますよ!
ギプス固定はドクターがするので、看護師は物品の準備や介助(患肢を支えたりギプスの周りをテープで覆ったりなど)だけでした。
包帯は看護師も巻くことは多いですがすごく簡単ですよ!教科書に書いてある様な巻き方なんて全くしませんから大丈夫!これも働いているうちにすぐに出来る様になります。
最後にトイレ介助ですが、こればっかりはきついです。
確かにバルーンは入ってますが術後はリハをかねてすぐ抜くので2人介助でトイレに連れてく…なんてこともあります。
でもそんな患者様がどんどんADLが上がって退院時には歩いてる姿が見れることが整形NSのやりがい・魅力です。
長々と失礼しました…。
経験のない科は不安だと思いますが頑張って下さいね!


No.2
<2017年12月29日 受信>
件名:質問が追加であります
投稿者:さくさくぱんだ

投稿者です。まくら様詳しい回答ありがとうございます!
整形でも点滴が多いのですね…
整形で点滴や採血をする目的って何なんでしょうか、内科と違って体の何の数値を調べるのか想像できません‥
また、ブロック注射は医師が行うのですか?看護師も介助だけでなく行いますか?

さらに質問があるのですが‥

整形は骨の名前やいろんなことを覚えるのがすごく多くて大変と聞いたのですが、働く前に勉強しておいたほうがいいことなんかはありますか?
(他科の面接で知識がどれくらいあるか昔問われて答えられず不採用になった経験がありまして‥)
行きたいと思ってる病院が、人工膝関節置換術、膝の靭帯の再建など
膝関節を主に専門にしているようなのですがそこは勉強しようと思いますが‥。
膝関節の治療をする患者さんへの病棟での看護は具体的にどんなふうに展開されていくのでしょうか?分かる方いたらどうか教えてください!


No.3
<2017年12月29日 受信>
件名:無題
投稿者:sally

現在整形外科クリニック勤務です。
地域や医師の専門性によってバラツキはあると思います。
お年寄りが多ければ骨粗鬆症や転倒などの外傷対応が多かったり、ケアマネと連携したり、学校が近ければ外傷対応やスポーツ外傷対応などがあります。
注射は残念ながらあります。採血もあります。
ボナロン点滴やボンビバ静注、パルクス静注、ノイロトロピンやメチコバールなどの点滴や静注があります。プラリアや破傷風トキソイドなどの皮下注もあります。フォルテオの自己注射指導・管理などもあります。
リウマチ科もあるのであれば、生物学的製剤の自己注射指導・管理もあります。
クリニックはNs一人体制、二人体制のところがあります。注射が苦手とおっしゃるなら必ず確認された方が良いです。ウチは一人なので、穿刺失敗したら次は院長です。頼みづらいです。
注射だけではなく診察介助、ギプス・シーネの介助、創処置の介助、医師の注射の介助、レントゲンの準備、骨密度測定、滅菌物の作成・管理、薬剤や物品の発注・在庫管理、松葉づえの指導・保守・管理、簡単な診察前対応など、やることがたくさんあります。
脊椎専門ならばブロックがあり、酸素や救急カートのあるところもあります。正直残業も多いです。

これだけ書いちゃうとビビってしまうかもしれませんね。ごめんなさい。
でもね、だいたいの外傷の患者さんはみんな元気になっていくんです。
通院卒業の時に泣いてくださったり、お手紙いただいたり、お菓子をこっそりいただいたり、みんな良くなっての卒業なのに別れを惜しんでくださいます。子供なんて泣いて来院した子も通院卒業時には笑顔ですもの。
No1の方のおっしゃる通り、やりがいはものすごくあります!
創傷だって人間の治癒能力ってすごいな~って実感できますし。
包帯巻きは数こなせば巻けるようになります。
覚えることはたくさんあるけど、やりがいはもっともっとありますよ。


No.4
<2017年12月30日 受信>
件名:無題
投稿者:まくら

No.1です。
やっぱり病院とクリニックじゃ業務内容も大きく変わるんですね。
そして追加の質問読みました。
整形外科の点滴は、
まず術日は基本禁飲食になることが多いので、
補液のためや術中・術後の輸血、抗生剤投与のためにルート確保します。
変形性股関節症や膝関節症のオペは特に出血量も多いので
輸血が必要になることが多かったですね。
採血は術前術後のH bで貧血傾向の有無、WBCやCRPで感染兆候はどうか、Dダイマーで血栓のリスクなどを見るために必要になります。
もちろん糖尿病などの内科的既往がある患者様も多いので質問者様のこれまでの経験は活かせると思いますよ!
下肢の整形手術をした患者様は翌日離床、1週間後に抜糸、 リハさんと相談し 随時ADLの拡大、約2週間後に転院や退院という感じですかね。
あとベット上リハの目的で自動的に下肢の関節を動かすCP Mという機械があります。そういう機械があるんだーぐらいに思っててもらえればいいと思います。
膝関節の治療をメインとするならまずは解剖生理と麻酔について(全身麻酔・ルンバール、局所麻酔)勉強すると良いと思います。既卒でも整形が初めてならマンツーマンで丁寧に教えてくれるはずですよ!


No.5
<2017年12月30日 受信>
件名:無題
投稿者:sally

整形外科だろうが他の科だろうが、解剖生理・病態生理は必須ですよ~。
採血の簡単な例を挙げてみますね。
・足の親指の付け根が痛い→痛風発作かな?→尿酸値はどうかな?
・足関節が腫れて熱持ってる→足趾のケガの既往アリ→蜂窩織炎かな?CRPは?WBCは?
・ちょっとしたことで骨折→骨粗鬆症かな?→副甲状腺ホルモンはどうかな?CaやPの値は?骨代謝マーカーは?(血液だけではなく他にも検査があります)
・ずっと薬を使っている→肝機能・腎機能を調べてみよう。
・手術が必要になった→凝固能は?DMはないか?一般状態は?
・リウマチは病態を知るためと薬の副作用の有無の確認のために必須です。

点滴はNo3に挙げた薬を調べてみてください。

ブロックは医師のみが行います。
看護師の仕事は、患者さんへの説明、血圧測定、医師の介助、血圧測定、安静中の観察、安静後の血圧測定及び観察、医師への報告・記録あたりでしょうか。
神経根ブロックの場合は透視室で行うため、上記のほかプロテクター装着したり、清潔操作したり、車いす移動があります。

骨の名前や靭帯・関節の名称が分かることに越したことはありませんが、そこまで求めると人材が集まりません。働きながら自然に覚えますよ。

膝の人工関節術後はすごいです。
変形と痛みでよたよた杖で歩いていた方が、まっすぐな脚になりすたすた歩くようになるんですから。(患者さんのリハビリ状況にもよりますが)
ACL(前十字靭帯)のオペとなるとスポーツやる方がほとんどです。関節鏡がメインです。

長文ごめんなさいね。


No.6
<2017年12月30日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

私は前までオペがメインの整形外科で5年働いていましたが、オペ前のルート確保なと点滴や採血は日常的にありました。
でも、私は整形外科ばかりだったせいかやりがいあるし大好きでした。
よく、整形外科は特殊で経験にはあんまり入らないとか差別的な言われ方をする人もいますけど、そんな事ないと思います!
清潔不潔もよくわかるようになるし、いろんな意味で勉強になると思いますよ‼︎
頑張ってくださいね〜


No.7
<2018年01月01日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

レントゲンの撮るまでの介助が面倒くさい。それと、整形の骨関係は動けない高齢者が多いから、呼びにいく=診察室に入れなきゃならない…。動作に時間がかかるから先生が短気だと患者にさっさと動いて呼ばわり…。
外来はそんなもんですかね。
ギプスはめたり、カットしたり、松葉杖渡したり、高齢者なら、関節注射もあり、寝たり起きたりの動作も介助も大変ですよ…。
点滴はあまりないけど、処置が多い…。
オペあるなら、包交もあるだろうし。
痛み止の持ち帰り量も半端じゃないよね…。


No.8
<2018年01月06日 受信>
件名:回答の御礼
投稿者:さくさくぱんだ

皆様詳しい回答ありがとうございました。実情を知っている方たちからの回答だけあって大変参考になりました
貴重なアドバイスをもとに勉強したいと思います。

 
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