私は現在高校2年生です。私は医療系に興味があり、医療ドラマも大好きですし、自分が病院で採血や点滴をされる際も興味津々で見てしまいます。ですが、いざ自分が看護師になるのか?と考えた時に不安を感じてしまいます。看護師はすごく素晴らしい仕事ですし、正直に言うと収入も良く、手に職持てるので憧れます。しかし病気や怪我で弱ってしまってる患者さん、痛がっている患者さんを見ると、ドキドキして不安になってしまいます。(実際に看護師体験で終末期病棟に行った際に手が震えて倒れてしまいました。、)極論、私はビビりで、患者さんの痛みも人一倍自分に置き換えて考えてしまい、自分が苦しんでしまうので、看護師にはむいてないのでは?と思います。目標としているのは、看護学部で保健師の資格を取り、その後助産学専門学校へ通い助産師の資格をとることなので、看護師として働くのは数年かも知れませんし、大きな病院ではなく小さな病院で働こうとは思っています。しかし看護学部に入学する限り、自分がいくら不安に思っても実習はありますし、体力面・精神面ともに参ってしまう方も多いと聞くので、私のような半端な気持ちで看護学部へ進学しても患者さんに安心した医療を提供できるのか?と心配です。親はいい仕事だと思う。と賛成してくれているのですが、どうしても不安すぎて覚悟ができません。やはりやめた方がいいのでしょうか。それとも、通って専門的に習っていくうちに慣れるものなのでしょうか?長文で申し訳ないのですが、現在看護学部の方や看護師の方ご回答お願い致します。🙇🏻♀️
保健師→
保健師資格取るのも難しいけど、
保健師として就職するのがアホみたいに難しいです。
現在高校2年生でいらっしゃるのですね。
保健師資格は大学院でとれる資格になりつつあります。
そろそろ大学じゃあとれなくなります。
現在でも大学の成績上位10%以内にいないと保健師養成コースにいけないとか…とにかく保健師資格とるのが大変です。
そして保健師として就職するのが本当に大変です。
保健師募集枠1人とか2人のところに100人殺到しますので、
そこを勝ち抜かなくてはなりません。
助産師→
同じく助産師資格を得るのが大変です。
ただ、保健師資格は「狭き門のため」取るのが大変なのですが、
助産師資格は単純に「めっちゃ大変、めっちゃ厳しい」という理由で取るのが大変です。
そして今は少子高齢化ですね。めちゃめちゃ少子高齢化進んでいます。何を言いたいのかというと、需要と供給の関係です。
子供を産む女性が減っています。
子供を産んでも1人とかが増えています。
まぁ何が言いたいかというと、
妊婦さん減ってます。
妊婦さんが減るということは、当然赤ちゃんも減ります。
そして逆に高齢者、増えてます。
まぁ何が言いたいかというと、そう、
需要と供給の関係です(ごめんしつこいね(笑))
助産師の需要がなくなってきています。
逆に高齢化が進みまくっているので、看護師の需要が増えてます。
実際は
保健師資格持ってても、看護師として働いている人
(保健師として働けるところがないので)
助産師として病院に勤務しているのに、
産科、新生児科、小児科が削減されて、
変わりに眼科、歯科、皮膚科、脳神経外科が増設されて、
看護師として働かされている人、
かなり多いですよー(泣)
(ファミレスとかで例えると分かりやすいのかな?
お店がガラガラなのと、満員なのと、どっちが儲かっていると思います?…もちろん満員の方ですよね。
病院も一緒で、なるべく満員にしておきたいんです。そっちの方が儲かるから。でも、妊婦さんや赤ちゃんが少ないので、産科や小児科はガラガラ状態。
逆に、高齢者が多いので、例えば
脳外科→脳梗塞とか、クモ膜下出血とか…
眼科→白内障…
皮膚科→皮膚ガンから帯状疱疹から床ずれから皮膚にできるカビから…などなど、白内障はイメージしやすいですかね?
高齢者がかかりやすい病気の診療科は繁盛しやすいんです。
そのため、ガラガラ状態の方を50人入院可能→30人入院可能にして、残った20人入院可能なところを眼科や脳外科の入院施設にする…ということが行われているんです。)
ぶっちゃけ、看護師で働く心構えは持っていないと、
資格取っただけで働き口がなかったりするので、
注意です。
保健師、助産師の資格も取るんですね?なんだか資格マニアみたいになってませんか?今はカリキュラムが変わってしまいましたが、少し前の世代では大学で3つ資格を取って卒業する人もいたので別にいいんですけど。3つ資格を取ってもどれか一つを使って働くことになりますが、主さんは何がしたいんでしょうか?
看護師の大変さはよく理解しておられるみたいですが。保健師夜勤こそありませんが、求人がなかなか無いのではっきり言って就職難ですし、看護師ほど熱心に人材育成していませんから困難ケースをポンと投げ出されて苦しむことも多いです。助産師もある意味看護師以上に大変です。命が産まれる感動はありますが、病気や障害の子供が産まれたりキツイ場面も多いです。助産師実習は、看護師実習をこなした人でも泣く厳しさです。
看護師として働くのは数年だから、あとは保健師と助産師取るからいいやーというのではちょっと看護職のキャリアへの意識として首を傾げます。だって保健師も助産師も看護師に劣らず大変だから。主さんは何になりたいの?なんのためにそれらの資格が欲しいの?そこを見つめ直してみては。資格だけ持っていてもうまくいかない世界ですから。
私が中学時代に看護師を志した理由のひとつとして、「病気や身体についてわからないことが多いからこそ、自分の不安をなくすために医療や看護の知識を得たい」ということです。
人助けもそうですが、家族が病気になったら…と思うと、やはり知識をつけたかった。
あなたは相手の痛みを自分のことのように感じる、その感受性豊かな部分は、なかなか後天的に養えるものではないのです。あなたの良い部分だと思いますよ。看護師に向いていると思います。
他人のことなんて知らない、他人の痛みなんてどうでもいい、なぜ私が他人の世話をしなくちゃならないの?というような人は世の中にたくさんいるんですから。
しかし看護師が同情や共感したところで、患者さんの痛みは軽減できません。そのスキルを磨くために専門的な知識を得るわけです。方法さえわかっていれば、痛みを取り除くお手伝いができるのです。
ただ、その方法をしっかり確立するまで何年もかかります。患者さんも人それぞれ、同じ病気でも程度は違う。いつも「これが正解」ということがないからこそ、症例検討や看護研究などで振り返りを行い次に生かす。その繰り返しです。
つまり免許が取れただけでプロではないし、5年目、10年目、20年目…いつもいつも勉強や自己研鑽の繰り返しです。
そして助産師で小さいところで働く理由はなんですか?誤解しないでいただきたいのは、看護師よりも助産師の方が責任は重い部分があるかも知れません。お産は安全なものではないですから。
大きい病院はたくさんのスタッフ、たくさんの医療機器、ICUや脳外科、手術室など揃っているので、急変してもすぐ対応できます。
また、どうしても休まないといけないときはシフト交代できますが、小さいところではスタッフは少ないから簡単には休めませんし、急変したら救急車を呼んで救命処置しかできません。
とてもとてもリスクの大きいことです。今、無痛分娩での事件が起こるのも、たいていは小さなクリニックです。
「人」「医療設備」が大きいところの方が安全なのですよ。もちろんそれだけリスクの多いお産も担当することもありますが。
そのあたりの解釈を間違えないようにだけしてもらったらと思います。
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看護師お悩み相談室