看護師お悩み相談室

私は四月から回復期リハビリ病棟で看護師をさせて頂いています。
新人の為、初めは急性期の経験がある方が良いと思い、違う部署を希望していましたが、回復期病棟へ配属となりました。
回復期病棟の為、医療行為が少なく他部署の同期と比べて焦りを感じています。そして他部署の同期からは、｢回復期病棟って１日なにをやってるの｣や、｢お茶くみみたいな事ばっかりやって、差が開いていく一方だね｣等と笑われて、とても悲しい思いをしました。
上の方々は３ヶ月以内なら他部署への移動もOKだと言っています。
親切にして下っている病棟の先輩方や、プリセプターを裏切る行為だと思いますが、私は第1志望である部署へ移りたいという思いが出てきています。しかしこれで良いのか…と悩む日々です。皆様の意見やアドバイスをよければ聞かせてください。

私は回復期大好きです！お茶くみ、されどお茶くみ。水分補給、と言ってくれ、と思います。

脱水にならないように、いつ、なにを、患者さんに飲んでもらうか、食事からはどのくらいの水分が入るか栄養課に問い合わせたり、食事からの水分を水分補給に加えていいか医師に聞いたり。ほら、たかがお茶くみ、じゃないでしょう？

私がもし、あなたから相談を受けたら、今は社会経験をつむこと、患者さんをじっくりしっかり看ること、時間内に仕事を順序よくこなして終わらすこと、をまなぶ時。人と比べない、比べるなら少し前の自分と比べなさい。と話すと思います。

あいさん、異動すべきです。
例えばあいさんが新卒でなければ回復期認定ナースになることを勧めるでしょう。
でも、新人となれば話は別！
病棟の先輩たちのやさしさは腹黒い自分たちの仕事量軽減のためです。
おだれられているだけです。
そんな手のヒラで、もてあそばれているような新人になってはいけません。
若い時には買ってでも苦労を背負うものだと聞いたことはありませんか。
急性期は確かに大変です。でも得られるものは計り知れなく大きいです。
急性期、外科系・内科系あります。
ぜひぜひスキルアップしてください。
若い時の経験は吸い取り紙のように得られます。
その時間を無駄にしてはいけません。

異動希望を回復期では医療行為が少なくて習得できない、などと言ってはいけません。事は言い様なのです。
「回復期では社会復帰への支援の重要性を学べるし先輩の指導はていねいで分かりやすいのです。私はそこに甘えるのではなく医療機器に守られている患者の生命に向き合いたいです。」などと回復期の特性をおだてながら、それでも移動したい気持ちをうまく表現してみましょう。

ただ、貴方を回復期に配属させた管理職の思惑は人材補充だけではないはずです。急性期では挫折しそうな様相を感じての事ならあいさん自身、どう選択するか覚悟が必要でしょう。