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アミオダロンについて(容量型の持続注入ポンプとは何のことでしょうか?)

<2017年02月18日 受信>
件名:アミオダロンについて(容量型の持続注入ポンプとは何のことでしょうか?)
投稿者:にえ

質問失礼致します。
アミオダロンですが、初期急速投与ではアミオダロン125mgを5%ブドウ糖液100mLに加えて容量型の持続注入ポンプで投与するとのことですが、
容量型の持続注入ポンプとは何のことでしょうか?
滴下型の輸液ポンプはアミオダロンでは使えないとのことで、私はシリンジポンプをイメージしていたのですが100mlのシリンジは使えないですよね?
先輩方お答え頂けると助かります。

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No.1
<2017年02月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

シリンジポンプで合っています。その溶解方法で溶いて、50mlシリンジにとる。そして接続、投与開始。
残りはゴム栓をシールして冷所保存。24時間以内なら使用可能。(うちはアンカロンという商品名のもので元々冷所保存管理です)
アミオダロンは不応期を延長して重症不整脈を抑制するという薬効です。
何の抗不整脈も聞かないときの最終手段のような薬で、その分、重症な副作用も出やすいです。
洞機能抑制作用で洞不全症候群(SSS)になったり、刺激伝導系抑制作用で房室ブロックになることもあります。私が何度かみたのはトルサードデポワンです。
また間質性肺炎にも注意が必要です。(その他の副作用は添付文書参照)
長期使用はしない薬ですし、副作用が出れば即中止となるので、使用期間など注意してください(自分の勤務の時にはいつも以上にモニタリングを入念に行う。急変時の対応をイメトレしておく)。
また中止しても薬効が残っている時間が長い薬なので、仮に「日勤で中止しました」と申し送られても、夜勤中に副作用が出現することもあるので注意。
これは医者の指示ですが、毎日12chECGをとっていました。きちんとPQRSTが正常か、計測してください。
またアミオダロンは毎日残アンプルチェックをしています。それほど危険な薬なので、他の薬と間違えないように徹底してください。
そちらの病院での管理体制や使用方法に基づいて使用してください。危険な薬なので、周知徹底してください。


No.2
<2017年02月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

ごめんなさい、No.1です。文章をきちんと読めてませんでした。初期投与のときですね。
これは急速投与なので、輸液ポンプです。100mlに溶解したものを、600ml/時で10分間、初期急速投与するので、病室ではなく処置室(詰所の隣)で、ベッドサイドモニターとセントラルモニターをつけ、モニターアラームをきちんとセットし、主治医が病棟内で監視下のもと、投与開始します。(何かあったときにすぐに急変対応するために)。近くに12chとDCと救急カートも用意します。
10分経過後に、負荷投与に変更。
5%tz500mlにアミオダロンを溶解したものを33ml/時を6時間投与するので、忘れないように輸液ポンプの完了アラームのセットと、手元のアラームもセットします。不安ならリーダーにも「この時間に減量します」と伝えておきます。患者さんの手が届かない位置に支柱台を配置します。
維持投与は17ml/時です。うちでは、このときからシリンジポンプに替えています。4時間毎になくなるので、複数作っておかないといけませんが。
詳細はこちらです。
https://medley.life/medicine/item/2129410A1028

おそらく、細かい指示は主治医が出すはずです。


No.3
<2017年02月22日 受信>
件名:無題
投稿者:にえ

質問者です。詳しいご回答ありがとうございます!
投与方法を調べている時に滴下型の輸液ポンプは使用できないとあり、混乱してしまっていました。
来月から循環器に配属になり、事前学習中だったので詳しい内容でとても参考になりました!
匿名様、本当にありがとうございました!


No.4
<2017年02月23日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

使用前で良かったです。
うちはアミオダロンを開始するようなときは、病棟スタッフ全体が把握できるようなシステムになっていますが、病院によってはサラッと行われるかもしれないので、要注意です。モニターでQT延長していそうなら、指示がなくてもすぐに12chをとって確認します。
私は循環器が一番好きです。他科と違って急変が多いので毎回緊張感が高いですが。頑張ってください。

 
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