クリニックで看護師として働いている者です。
採血や注射の際に大体はアルコール綿で消毒をしていますが、赤くなったりする人にはヒビテンで消毒をしています。
今更な質問で、えっ..と思われるかもしれませんが、同じ成分(クロルヘキシジン)なのに、アルコール綿がダメな人にヒビテンで消毒して、代用してる意味があるのでしょうか...?
うちはアル綿禁ならイソジン消毒になります。
アルコール含有のクロルヘキシジンと、
含有していないクロルヘキシジンがあります。
アルコール含有のものをアルコール禁の人に使っていたら主さんの言うように変ですよ。
同じ成分?
アルコール=クロルヘキシジンではないよ。
ヒビテンはアルコールを含まないクロルヘキシジン製剤です。
主さんが勘違いしてませんか。
外来クリニックに勤めています。うちのクリニックではアル綿がかぶれると言う場合は採血のさい、清浄綿で刺入部位を消毒の代用として使います。ヒビテンって医療用器材の消毒液に使用されているはずですが。どちらにせよ、かぶれてしまうのでは?
もう一度添付文書なり確認する方がいいと思います。
静脈注射や筋肉注射や皮下注射の部位の消毒ですよね
アルコール成分がだめなら、アルコールを含有していない消毒薬を使用すればいいですよ。
オスバン/ベンザルコニウム塩化物 ハイアミン/ベンゼトニウム塩化物
等でもいいのではないでしょうか?
ヒビテン/クロルヘキシジングルコン酸塩でも当然問題はないと思います。
濃度に注意してくださいね。
市販されているカット綿もあります。
イソジンについてですが、透析のブラッドアクセスには使用しますが、あとは、ハイポアルコール
を使用したいたと思うので、アルコールがNGの人にはやはり、ヒビテングルコネート等を使用して
いたと思います。
うちでは、0.05%のヒビテンで代用しています。
これは、皮膚の消毒用に使っているものです。
アル綿とは違う成分ですが・・・。
ヒビテンで大丈夫だと思います。
アルコールを皮膚に塗って赤くなるのはほとんどの場合アレルギーではありません。これを『アルコール禁』などと言ってアルコール消毒を避けることは医学的に間違っているばかりか大変有害です。ところが日本の多くの病院では看護師が率先してアルコールで赤くなる人を見つけては『アルコール禁』呼ばわりするという悪習が蔓延しています。欧米に『アルコール禁』はありません。アルコールで赤くなるのは遺伝的にアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の活性が低いためで、欧米人にも黒人にもほとんどなく、モンゴロイドだけの特徴です。この遺伝的特徴を持つのは、ほぼ日本人と中国人と一部のアジア人だけです(オーストラリアのアボリジニも同じらしいのですがたぶんもとが黒いので赤くなってもわからない)。なので、欧米ではアジア人が酒をのんで赤くなるのを『アジアンフラッシュ』とか『ジャパニーズフラッシュ』とか言います。日本人の半数近くがALDH2の活性が低いタイプの遺伝子を持っているので酒精綿で擦ると赤くなる人は掃いて捨てるほどいるはずです。飲むと困ったことになる人はいるでしょうが、これはアレルギーではありませんので皮膚消毒に使えないという人はほとんど皆無です。アルコール消毒は大変重要な感染防御手段なので、『アルコール禁』などにされると患者は大変な不利益を被ります。行く先々の病院でカルテに『アルコール禁』と書かれ、手術の際にも適切な消毒薬を使ってもらえないことになります。私は『アルコール禁』の患者に対しては、『今日はアルコールが使えるかどうか試して見ましょう』と言ってクロルヘキシジンアルコールで消毒します。勿論中には赤くなる人もいますが、アレルギーではないので赤みはすぐに退いてそれ以上何も起こりません。全く赤くもならないほうが普通です。で、『今日はアルコールを使ってみましたが、皮膚を消毒するだけなら全く問題ありませんから、これからはあなたもアルコールを使って大丈夫ですよ』と説明しておきます。勿論、アレルギー性皮膚炎とかアレルギー性じん麻疹とか、アレルギー機序によって皮膚症状を示す患者も世の中にいないわけではありませんが、アルコールに対して、特に皮膚に適用したアルコールに対してアレルギー反応を起こす患者は極々まれです。消毒薬について言えば、ほとんどのガイドラインにクロルヘキシジンまたはヨードにアレルギーを示す場合はアルコールを、とは書いてありますが、アルコールに対するアレルギーは想定すらしていません。たまに『アルコールにアレルギーの場合は』などと書いてあるのは日本のガイドラインだけです。ちなみに以上で述べたアルコールとはエタノールのことで、イソプロパノールでは赤くなりません(代謝産物がアセトアルデヒドではないので)。効果はエタノールと同等かそれ以上なので、赤くなるのが気になるならこちらを使えばよいのですが、残念ながらクロルヘキシジン-イソプロパノールという製品が日本にはありません。
アルコールで赤くなる人は、
皮内テストのときにアルコール消毒をすると、
赤くなってテストにならないですよね。
だから、カルテに禁と書いてる意味があると思います。
第一選択がアルコールでなければ面倒は減ります。
「清潔であれば注射だって消毒なんて要らないよ。
患者さんがいやがるからするけどね」
と言ってる医師もいます。
中心静脈穿刺時の皮膚消毒の第一選択はクロルヘキシジンアルコールです。世界中のほぼ全てのガイドラインで推奨されています。手術時の皮膚消毒についてもそうなりつつあります。最新版のWHOの手術部位感染(SSI)予防ガイドラインに『手術野の消毒はクロルヘキシジンを基本としたアルコールベースの消毒液を推奨する』と明記されるからです。ただ、日本ではイソジンからクロルヘキシジンアルコールへの移行が極端に遅れています。『アルコール禁』もその理由のひとつに挙げられるかもしてません。クロルヘキシジンアルコールを第一選択にしたら、アルコール使えない人はどうするの?という意見が看護部から出てきます。私は『アルコール禁』という言葉自体を看護の世界から駆逐しなければならないと思っています。専門職である看護師が、アルコールを使えない人がそこら中にいるなどと本気で考えていることこそが驚天動地の事態だと思っています。
酒精綿をばかにしてはいけません。酒精は短時間で皮膚の菌数を下げるという目的には最強・最善の医薬品です。たとえば、イソジンで消毒して血液培養の採血をするとコンタミが増える(皮膚常在菌が混入する)というのは常識です。クロルヘキシジンアルコールなら理想的ですがイソジンよりは酒精綿の方がまだましです。『アルコール禁』の時、酒精綿パックのかわりに0.05%のヒビテンのパックが出てくることがありますが、この濃度のクロルヘキシジンは、例えば手術野や中心静脈穿刺時には決して使ってはいけないものです。水溶液で使うなら2〜4%、アルコール溶液でも1%以上の濃度が必要です。0.05%というのは創傷部にでも使って良い、というごく薄い濃度です。とてもアルコールの代わりにはなりません。
消毒法によっては細い針で採血するだけで皮膚の常在菌が混入してしまうわけですから、注射するのに消毒は不要などと安易に言うことはできません。菌がうようよいる皮膚をつらぬいて無菌の体内に針を進める前に、酒精綿という極めて強力かつ即効的な消毒薬を用いて菌数を減らしておくというのは、我々医療者が長年積み重ねてきた良心的な知恵です。医療の世界ではあまりにも常識となってしまっている手技なので、『不要』とするにはエビデンスが必要でしょう。
消毒は要らないというという医師の話を鵜呑みにしてるわけではないですのでご安心ください。
とても参考になりました。
また他の件で機会がありましたら書き込み宜しくお願いいたします。 m(_ _)m
以前(No.7)の書き込みで、オーストラリアの先住民アボリジニもALDH2の活性がないらしいとしてしまいましたが、これは間違いでした。以前旅行したときに、アボリジニは極めて酒に弱く、アボリジニの居住地域に酒を持ち込むことは犯罪になると聞いたことがあるのですが、実アボリジニは日本人とは逆で、ALDH2の活性がない人が極めてまれなグループに属しています。彼らはアルコールをアセトアルデヒドに分解するADH1Bの活性が低く、アセトアルデヒドを分解するALDH2の活性が高い、『大酒飲みタイプ』が多いらしいのです(日本人では3%)。このタイプは赤くもならずいつまでも気持ちよく酔っていられるので、アルコール依存になる危険が極めて高く、実際、アルコール依存が大きな問題になっているようです。
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