看護師四年目のみわと申します。
私は新卒から国立のがん専門病院の急性期で勤務し、組織や業務外の業務の多さなどから、3年半で退職しました。
その後勤務先を転々とし自分のしたいこと、自分のしたい看護とは、とかなり悩みました。その結果、摂食嚥下認定看護師を取得したいという考えに至りました。
そして、今年の一月からリハビリの専門病院の回復期病棟にて勤務を開始しています。
就職の際、摂食嚥下認定看護師を目指していることも伝え、看護部長さんはじめ皆さんからバックアップしますと言って頂いています。
しかし、臨床での実際は看護師による摂食機能訓練は全くなし、全てSTにまかせきりで、ほとんどが経栄、食事介助がいる人に関しては介護さんが行う…
自分が考えていた回復期のイメージと違い戸惑いがあります。こんなものなのでしょうか?
回復期病棟にいて、摂食嚥下の認定看護師が取得できるのか不安です…回復期病棟勤務の方いらっしゃいましたらアドバイスお願いします。
食介を自分でしてみては?…でも、ナースも交代で休憩をとる時間になる上、ナースコールにも対応しなきゃいけないし、それはそれで大変かもしれないですね…
セルフケアのできない患者さんの口腔ケアをやりまくる、とか。ハミガキ結構重要ですよね。
長文です.
回復期病棟に努めて5年目の看護師です.
回復期看護とは,障害を持つ方の生活全般の看護になるので,嚥下障害の患者様の看護はほんの一部となっています.
ましてや,回復期病院となるとSTの数も多くリハビリはPT,OT,ST主体になってしまうのは仕方のないことです.
ですが,回復期病棟の楽しいところは,自分のやるべきことがわかる,患者様に必要な看護がわかるようになる,退院までの流れがわかるようになると,リハビリスタッフとの連携がたくさんとれるようになります.
主さまが,摂食,嚥下障害に興味があるのであれば,受け持ち患者様の看護プランをSTと相談しながら進めることができます.
私の病棟でも,食事前に嚥下体操をやる,アイスマッサージを決められた時間にするとか,飲み込みは一回食べたらから嚥下をするとか,STと看護プランを考えスタッフに周知し看護実践に結び付けていることがあります.
ですが,看護師が進んで動かないとSTからも看護師に協力を得にくいということもあります.
看護師さんは忙しそうだからと遠慮されているんですよね
また,病棟の風習とか習慣とかもあるので,看護研究に取り入れたいとかでスタッフを巻き込むことも良いかと思います.
また,私の病院は嚥下障害の患者様の食事介助は助手は行いません.
ナースコール対応を助手に任せ看護師が食事介助をしています.
また,注意障害の患者様もいるため,食事介助の担当は食事が終わるまでナースコール対応はしない仕組みとしています.
回復期病棟は,医師の指示というより看護師の裁量でいくらでも良い看護を提供できるすごく楽しい病棟です.
慣れるまで辛いこともあると思いますが,勉強しながら仕事をしていれば,おのずと自分のするべきことが見えてくると思いますよ.
がんばってくださいね.
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看護師お悩み相談室