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がん看護について(おすすめの本などありましたら教えてください)

<2015年09月29日 受信>
件名:がん看護について(おすすめの本などありましたら教えてください)
投稿者:ゆぬ

こんにちは!
この度、腫瘍内科に配属になりました。
勤務開始まで1ヶ月ほどありますので、勉強をしておきたいと思っているのですが、がん看護についておすすめの本などありましたら教えてください。
よろしくお願いします。

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No.1
<2015年09月29日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

がん化学療法ベスト・プラクティス」という本が参考になります。

丸暗記するくらい熟読しています。

副作用の出現時期、各抗がん剤の特徴と副作用の出現頻度、各症状に対しての看護ケアなどが詳しく書かれています。

嘔気に対しては、我慢せずにすぐに制吐剤を使用しますが、知識をつけて「今が一番吐き気の辛い時期ですからね。」と説明できると、いつまでも吐き気が続く恐怖がないので患者さんは安心します。

ご飯が食べられないことも多いので、食事内容の工夫などの対応策も勉強してみてくださいね。結構、食事変更する機会が多いですよ~

骨髄抑制は、切っても切り離せないもので、白血球がどれくらいで薬を使うのか(今は、グランやノイアップ以外に、ジーラスタという薬がでています。)
白血球だけじゃなくて好中球の計算方法も知っていたほうがいいと思います。
白血球低下時の看護。感染予防を患者さんに説明します。

赤血球低下時の看護、つまり貧血時の観察項目とか、輸血の副作用の勉強ですね。

血小板低下時の看護、これは患者指導ですね。歯磨きとか、排便コントロールとか。血小板輸血もあるので、副作用の勉強です。

それと、排便コントロールですね。
下剤の種類と、作用を調べたほうがいいと思います。毎日、毎日、排便コントロールです。とても大切です。他の科と違って、3日でていないから座薬とか浣腸使おう!って感じじゃないです。1日便出ていないだけで、下剤の調整が入ります。マグラックス処方したり、プルゼニドやラキソベロン、アローゼンなどを与薬するので、各薬の薬効を理解していないと恥ずかしいです。
なぜ、抗がん剤で排便コントロールが必要なのか、調べてみてくださいね。
ツムラの半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)という薬も大切です。この薬、便秘になるからと飲まない患者さんがいるので、なぜ他の下剤を内服してでも、この薬だけは続けないといけないのか、説明できるようになっているといいと思います。

脱毛についても、患者さんにとってはとても気になることなので、日常生活の指導やパンフレットを見せて帽子やカツラを買ってもらったり、北斗晶さんみたいに、髪を短くしてもらったり、いろいろと指導をします。

ナースのためのやさしくわかるがん化学療法のケア」という本があります。この本は、最初に読む本としてはおすすめです。実際に患者さんに説明する方法を簡単な話し言葉で書いてくれていますよ。

抗がん剤は、五年以上、入退院を繰り返しながら、治療を続けている患者さんもいて、患者さん自身が知識をたくさんもっています。
中途半端な知識で関わると、痛い目にあいます。

それでも、患者さんが生きようとする強さを感じながら、辛いときに支えられる非常にやりがいのある分野だと思っています。


No.2
<2015年09月30日 受信>
件名:ありがとうございます!
投稿者:ゆぬ

詳しいコメント、ありがとうございました!
おすすめしていただいた2冊の本、購入してみようと思います^ ^
やっと希望の科へ行けたので、しっかり勉強して患者さんを支えていけるよう頑張りたいと思います!

 
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