入院時に急変時はDNRと書面をかわしていましたが
徐々に容体が変化しこのまま自然な形で看取るかCVなどの治療法を再度試みるか家族がもう一度考える事になっており返事をもらう前夜に呼吸状態の変化がありました。家族が悩んで決めかねているなら挿菅しましょうとDr.に言われ、電話で確認をお願いしましたが早くしないと死んでしまうよ〜と言われ挿菅してしまいました
これって最初にかわしたDNRとはちがいますよね
看護師歴は長いですがDNRとは難しく今回の事はどうする事が良かったのでしょうか?
少し落ち込んいます。
私は、大学院でがん看護専門看護師を目指すものです。
主さんの気持ち、痛いほど伝わってきます。
私ごときがこのようなことを申し上げるのも、おこがましいですが・・・。
まず、最初のDNRの説明がどうだったのか、気になります。家族に、その意味が伝わる説明だったのか、と・・・。
多分、ご家族も、医師からしっかり説明されての決断だったと思います・・しかし、徐々に変化する患者さんの状態を見て、ご家族の方も、「自然な形で・・・」と言った気持ちが揺らぐものと思います。
その時の看護師の対応はどうだったのでしょうか・・・
患者の体調が「いよいよ・・」となった時、改めて「とうしますか?!」と迫られれば、当然、ご家族の方も「どっ、どうしよう」という気持ちになります。
そして、患者さん自身の思い、願いはどうだったのでしょうか。
一番大切な部分と思います。
もし、患者さんが「このまま静かに逝かせてほしい」という思いであれば、最初にDNRを取った時から、そのように、家族が受け入れられるように援助すべきだったのだと思います。
ちなみに、医師の挿管の判断は、医師の倫理を考えると、間違ってないと思います。
この事例は、ぜひ、病棟のスタッフ全員で倫理問題としてカンファレンスをしてみることをお勧めします。とっても考えさせられる事例だと思います。
本音と建前。病院に勤めていると日常茶飯事ですよね。
死に関する事って、人を生かす医学ではなく、法律と感情の世界だと最近思うようになりました。
DNRと言っても家族にとって延命となる基準は違いますからね。
結局は呼吸器まで使ってしまえば延命になりますよね。
離脱できなければ切ることもできませんし。
CVは末梢でのルート確保が困難になった場合の代用という感覚もありますが、ご本人やご家族がそこまで望まずに末梢が困難になったらそれ以上のことはしないというお考えの方もいらっしゃいますし。
どちらかというと最初のDrの説明の持っていきかたにもよるかと思います。
もし看護師が数人いたら状態変化の時すぐに電話して確認されてもよかったかもしれません。
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看護師お悩み相談室