派遣看護師です。
この特養施設には、ストックで何種類か輸液や抗生剤の点滴があり、脱水や嘔吐時や、肺炎の際に使用できるようになっています。
しかし、年配の常勤ナースが数人いますが、みんなサーフロが出来ず、往診医から点滴の指示があっても、受診した方がいい!と押し通し受診に持っていきます。。または搬送しちゃいます。
私がいると点滴を任せ、みんな知らん顔。私が不在の日は、点滴不可の為!と必ず看護記録に書いてあります。
こう言う施設ナースがいるから施設って、レベルが低く見られてしまうのは、仕方ないのでしょうか?
特養って、看護師の仕事があまりないですよね。
ものすごいブランクあっても、看護師免許さえあれば
採用されちゃうイメージあります。
私は皮膚科クリニック勤務で、時々、特養の入居者さんが
連れられてきますが、み~~~んな『爪切り』にきます^^;
うちでは爪切りは自費なので、看護師さんいるなら
切って貰えば?というと、「自信がない」と言われちゃうみたいです。
びっくりしました。
介護福祉士の友人も、使えない看護師がいてムカつくけれど
指定基準があるから仕方がないって、ぼやいています。
もっと、勉強できる場があればいいですけれどね~~。
今の50代くらいで病棟経験が20年くらいない人はサーフローを経験していない人がいますよね。うちの外来も半分の看護師がサーフロー出来ません。その人たちは長いブランクや、訪問入浴の看護師など暫く注射と縁がなかった人たちです。それでも若いころ触ったものは感覚を取り戻してやれるようになりますが、まもなく定年というころに新しいものに触れたくない気持ちはわからなくもありません。プライドもあるでしょうから、何度も失敗したり若いものから教えられるのも嫌だと思います。そんな気持ちは順調に進んできた若い人には理解し難いかもしれませんが、紆余曲折あった私にはわかります。そもそもうちの外来はサーフローが必要な場面はたまにしかありませんので、サーフローが出来ない人に対して何とも思いません。私がやれば良いだけのことだと思っていますし、私がいない日でも、それなりになんとかなると思います。
施設看護師のレベルが低いと思われるのはあなたにとって非常に辛いのでしょう。私も介護現場にいて介護員からレベルの低い看護師と思われたくないために躍起となったことがあります。そのためにやる気のない先輩看護師と衝突して怒らせ、気まずくなったこともあります。
自らの経験からあなたに言いたいのは、レベルをどうこう思われたくないために他の看護師の考えややり方を変えようとは思わず、無事に入所者さんを守ることが第一の使命としてほしいです。そしてあなた自身は「出来る看護師」であり続けてください。次第に世代交代し、サーフローが出来るあなたより若い看護師さんが入ってくるでしょう。そうなったら施設で点滴することを当たり前としたら良いかと思います。
私個人な意見ですが、特養って治療する場ではないですよね。
なので看護師でも点滴とか病院ほど多くないし、めったに点滴とかする利用者さんもいないし、技術的に自信ない人が多いのかもですよ。
電話で利用者さんの状態報告して実際の状態を診察しないで点滴始めるのも何だか怖いですよね。
もし、介護施設の看護師はレベルが低いと思われることが嫌ならば
あなたがその現場から離れるほかに道はありません。
今さら、介護施設の看護師のレベルを向上するのは完全に無理です。
しかもこれからは、どんどん介護施設が増えていきます。
時代は超高齢化社会に向かっているのです。
私は、介護施設の関連病院に勤めていて
日々施設から患者さんを連れてくる看護師さんの様子を見ていますし
みんな「どうしてそんなことも判断できないのかね?」とか
「そんなくらい様子見るんじゃダメなのかな?」というようなことを思っています。
でも、施設の看護師というのはそのくらいまでしかできないのが現状なのです。
病院の看護師は、そこに医者がいて指示を出してくれてるから
色んなことをしてもいいし、やらなければならないわけであって
介護施設では、日々の健康状態を観察して何かおかしいことがないかどうか
気づけるかどうかが仕事なのです。
ですからサーフローを刺す云々ということは、病院の看護師の仕事です。
たまたまあなたがサーフローが上手だからできるからやってもらっているだけであって
もしあなたがいなければ、サーフローが刺せないことなど誰も気にしないんですよ。
だって、そこまでする必要ないし、そこまでできる権利もないからです。
あなたがいなければ、病院に行くまでですよ。
どうしてもなら翼状針だっていいんですよ。
もし万が一、点滴していればまだ亡くならずに済んだのに、と思うようなケースがあっても
それはそれでその患者さんの運命だったのだと思うほかありません。
そういうことも全部含めて施設に入っているはずですから。
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