看護師お悩み相談室

インスリンを大量投与した疑いで逮捕された事件がニュースで報道されていました。

私は、いつ自分が疑われて逮捕されるかもしれない怖さを感じました。

内容としては、
事件の前に、インスリンの瓶が２本紛失していたこと。
３回意識障害があって、その際に容疑者が病室にいたこと（担当の看護師でした。）
その際、手の震え、意識の薄れがあって、医師へ報告する前に血糖測定をしたこと。

容疑者は、容疑を否定しているそうです。

インスリンの紛失については、短期間で２瓶使用するのは、糖尿病の多い病棟でも考えられないので、盗難があったのだと思いました。
しかし、担当看護師だったら、状態が悪くなった時に、毎回第一発見者になる可能性はあると思いました。
私の勤めていた病院は、基本的には、医師の指示があってから血糖測定ですが、意識が薄れて、手足の震えがある場合、ルートキープやモニター装着と同じように、血糖測定可という病院でした。

きっと、報道されていることのほかに、決定的なことや証拠があって逮捕されたのだと思いますが、報道の内容だけで判断すると、怖いと思いました。

盗難は別の人、メインの点滴に誰かが混ぜたとしたら、投与してすぐに症状がでるわけじゃないと思いますし、担当の看護師ってだけで、犯人扱いされるのかなと。

みなさんは、どう思いますか？

まず、インシデントやアクシデントって世に出てないことたくさんありますよね…
クリニックの医師が致死量飲ませて救急に来るなんてこともしばしば…そういうのはどうやっても明るみにでないのに、なんで今回のはでたんだろう。
そして、患者様は退院したあとの逮捕ですよね？
家族から訴えられたのかな…

なんか世に出る事件の質や内容があいまいすぎ。
私の病院でも資格失効してもいい事例たくさんあったけど、どいつもみんな働いてますよ…

ドイツでは270人？殺害容疑のある看護師もいるし、自分はできる看護師だ！って見栄を貼った行為らしいですよ。

私も、数年前の『爪はがし』の冤罪事件を思い出していました。
疑われて、連行されて、自白を強要され・・・

世間の人って、「本当の病人」を見る機会が少ないんじゃないでしょうか？
寝たきり患者の足の爪って、肥厚してない人の方が珍しいですよね。
今回の事件も、看護師の印象が悪かったのか、クレーマー家族に当たってしまったのか、本当に事件となるものなのか・・・。

勤めている人にしか分からない事情って、どこの職場にもありそうです。