看護師お悩み相談室

　こんにちは。私は新卒で地方から都内の病院に就職した新人看護師です。５月から病棟での勤務が始まったのですが、６月頃から体調が悪くなり始めて７月にうつ状態と診断され現在２月の休職中です。
　病棟の師長さんやプリセプターさんは頑張りすぎないで、自分のペースで焦らなくてもいいと何度も言っていただき、教育プログラムも１人変更してもらったのにどうしても病棟に上がる事が出来なくなり休職にまでなってしまい申し訳ない気持ちでイッパイです。
　もともと何でも深く考えたり、最後まで頑張らないと気が済まない性格、初めての上京や一人暮らしといった環境の変化に自分が着いていけなくなったことが原因ではないかと思います。
　８月に入ってからは、心に余裕が少しずつ出てきて、復帰したいという思いが強くなってきました。食欲も戻り夜も眠れてます。ですが、間隔が空いてしったので病棟に戻る不安もあります。休職されて同じ部署に戻った経験がある方、スタッフとの関わりや自分のメンタルコントロールなどがあればお伺いしたいです。

だいぶよくなったのですね。
よかった。
あと一歩の勇気ですね。
初日だけ勇気をもって病棟にいければ大丈夫ですよ。
先輩方があなたを待ってます。

おそらく復帰の場がどこであれ不安になるのではないでしょうか。
それなら支えになってくれる師長やプリセプターのいる場所の方がまだ心強いのではないですか。
また、花さんとしては休職するまでにしてきたことを自信に繋げるのは難しいかもしれませんが、数ヶ月であれ働いた期間は経験として花さんの身についています。
花さん自身に大きな抵抗がないのであれば同じ部署での復帰の方がプラスに働くと思います。

メンタルコントロールなどというきちんとしたことではありませんが、私はいつも自分の心の状態を素直に受け止め監視することに気を配っていました。
しんどい時は大丈夫だと言いきかせたり頑張ろうと思ったりせず素直にしんどいと思って心を休ませ、自分の心の浮き沈みの程度をいつも測っていました。
このくらいの落ち込み具合ならまだ大丈夫、そろそろまずいかな、いつもそんな風に自分のことを観察するような気持ちで見ていました。
必要と思ったら帰宅後は意識的に仕事のことを考えないように努力しました。
人に相談するようになりました。
映画を見てボロボロに泣いたりやけ食いしたり自分にご褒美を買ったりするようになりました。
今思うと自分という患者の状態を看護師として観察し、看護師として必要と思うことを患者としてやってみる、そんな感じのことをしていたようです。
そして今でもこのやり方は私の役に立ち続けています。

花さんには花さんに合ったやり方があると思います。
もう既にご自身の性格やこうなった原因をしっかり分析し、ご自身の状態をよく理解されているのです。
どうしたら自分が追い詰められ、どこまで自分を追い詰められたらダメになるのかよくわかったはずです。
今度はダメになる前に気分を変えたり相談したり、いろいろなことを試すことができますよ。
自分を客観的に捉えることも、自分でコントロールすることも、もう一度踏み出そうとする勇気も、今回の挫折で身につけたものはこれからの花さんの強みになるはずですから以前と同じではありません。
自信をもって復帰して良いのではないですか。