私の父は3年前にくも膜下出血を起こし、現在は右片麻痺と言語障害(父の反応からおそらくブローカーではないかと思います。)伴い現在は老健に入所中です。発症後も髄膜炎を合併するなどして4回ほど開頭手術をしましたが、その後は一般状態も落ち着いて経過し、車椅子での座位保持、健側での車椅子の自操も行えるまでに回復しました、2ヶ月ほど前に骨入れの手術をし、臥床状態がしばらく続きましたが、退院するころには手術前の状態まで回復しました。しかし…現在の施設に入所して一ヶ月が経ちますがほとんどベッド上の生活になっています。部屋には車椅子もありません。母と共に看護師に離床の状況を聞くと『座位保持が困難なのでほとんど行っていません。段階をおってですかね…』と一言でした。父は車椅子での座位取れていましたし、一般状態も落ち着いていました。看護師に段階を追うとは具体的にどのようなかとかを確認すると、『私達もケアプランに沿って行っているので一概に判断できません。』とよく分からない返答でした。そのケアプランも確認すると今は答えられないと言われ、母と思わず顔を見合わせてしまいました。その後ケースワーカーさんからケアプランの詳細を話されまさしたが離床に着いては[普通の車椅子については身体が傾くことや疲れるようなので難しい・リクライニング式の車椅子を使用しているが台数が限られているため毎日は難しい]との内容でした。私は看護師として、父の状態から座位保持は可能ではないかと思っていました。廃止用症候群を防ぐためにもできるだけ離床の時間を増やす必要があるとアセスメントしたのですが、娘として寝たきりになって欲しくないという感情も入り混じりただ焦っているだけなのか混乱しています。同じ看護師として、あまり施設に要望してもクレーマーとされて父への対応に支障が出たらと思うと強くは言えません。個人の状態は違うので一概には言えないかもしれませんが、一般的な離床の方法について何か助言をしていただけたら幸いです。長文にも関わらず読んでいただきありがとうございました。
家族の事ということもあり、貴方の父親の離床への気持ちはよく分かります。
しかし、貴方も看護師として病棟で働いているなら、現場の人手不足とくに看護師の不足については考えてみましたか?
私は老健、病棟と両方経験していますが、老健の多くは看護師の人材不足に頭を悩ましていると感じました。
多くの施設では常勤の看護師確保は厳しい状態だと思いますし、現に私も老健で働いていた時は、貴方のように離床に向けての看護を行いたいという気持ちはありましたが、やはり看護師が不足している状態では貴方の納得できるようなケアプランは作成できませんでしたし、実際の現場では車椅子介助やオムツ交換など多くの作業はヘルパーや介護福祉士の方が行っているのが現状です。
看護師というと二人で50人近くいる療養者の点滴や胃瘻、包交等の処置を回らなくてはいけなくとても貴方の言う車椅子介助などには関わることが出来ませんでした。
ヘルパーや介護福祉士に離床の指示を出すのは簡単ですが、彼等が病態をしっかりと把握した上で介助できるのかも疑問があります。
ここで私があなたに提案するのはお金はかかりますが一部の高級有料の施設ではPT・OTなどのリハ職の方が充実していますし、看護師も医師も常勤で務めているところもあります、貴方の理想のケアプランを行いたいのであればそのような施設を選択されるのはどうかと思われます。
要するに理想論は述べるなということですね。ご忠告ありがとうございました。
老健看護師をしています。
結さんは看護師としての立場と家族としての立場で困惑してらっしゃるのですね。
文章からすべての背景を知ることはできないので、明確なアドバイスにはならないかもしれませんが…まずはカンファレンスに同席して、話し合って見てはどうでしょうか?
入所したばかりということなので、安易に施設を変えるのはお父様の負担にもなるかと思いますし。ご家族の協力が得られれば施設側の対応も変わってくるのではないかと思います。
「出来ない。」や「しょうがない」でくくるスタッフがいるのも事実ではあります。しかし、決してそういう方だけではないと思いますので、今いらっしゃる施設にもご家族や本人様の意向を出来るだけ尊重できるような援助ができるスタッフに出会えるといいですね。
私自身も、介護職やリハとの情報共有などが密になり利用者や家族に寄り添える介護、看護が行える環境にしていきたいと日々思いながら仕事をしています。なかなか思うようにはいきませんが…良い方向に進むのを願っています。
結さまのお父さまは、くも膜下出血発症後、3年間の間に4回も、合併症のために開頭術を受けていらっしゃいますね。
施設側としてはADLアップが合併症とつながりがあると考えて、ADLアップに慎重になっているのかもしれません。
アセスメントまでしているなら、あなたが、あなたのたてた計画を、施設と話し合い、中心となってやればいいのでは?それか施設に不満なら、つれてかえりあなたが看護する。あるいは、専用の器具を自費で買い、あなたが毎日きて、あなた自身で理想の離床をおこなう、介護する。
施設にも、予算や人材に限界があるのが現実だから、自分の理想をかなえたいなら、自分で動いてみては?
回復期リハビリ病棟などでADLを最大限上げても、
その後入居した施設によってはADLが下がってしまうと言う事は、
本当に残念ながら、よくある事らしいです。
恐らくですが、寝たきりにしたままの方が楽なのでしょうね・・・。
スタッフの人数、質などが問題なのではないでしょうか。
初歩的な質問でごめんなさい。
「2ヶ月ほど前に骨入れの手術をし」とありますが、「骨入れの手術」とは具体的に何の手術のことを指すのでしょうか?
大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術のことでしょうか?
NO4.6の匿名さん、親切にアドバンスしていただき、ありがとうございます。施設の方にできるだけの要望をつたえてみました。施設の実情もわからないわけではありません。リハビリも限界があるのも痛いくらいにわかります。回復期に歩けていた父を見ている分余計に今の現実を受け入れたくないのかもしれません。
NO5の匿名さん、私は決して理想を叶えてほしいと施設に無理強いしてるわけではありません。現在父のいる施設まで2時間かかりますが、休みのたびに帰りにマッサージやリハビリをやっています。毎日いければ1番ですが自分も働いていてそれができないのが悔しくていつも帰る時には1人で泣いています。看護師なのに自分の無力に情けなくなります。実家には介護が必要な祖母がいて父が帰ってくるのは現実的に苦しいです。そのような背景を初めに書かなかった私が悪いのですが、毎日いって自分がすればいい…家で自分で介護すればいい…そのような回答…答えていただいたのはありがたいのですがそれをしていない自分が悪いのだと悲しくなりました。こんなことを書いたらきっとNO5さんは『じゃぁ今の職場を辞めて近くに行けばいいのでは』と思うのでしょうか…。
NO7さん、骨入れの手術は頭蓋骨の事でした。説明が不十分で申し訳ありません。
自分の親のことで、他人にまかせられないなら、自分で動くしかないでしょう。あなたはどうしたいのですか?
資金や時間的な問題があるし、疲れていてやりたくてもできない、それはあなたの問題です。人手や予算がたりない、それは施設の問題です。あなたがそこを選んだ以上、
互いに何らか限界があるなら、どう折り合いをつけるか、ではないのですか?
実際に施設にはたらきかけるか、拒否されたなら、自分でやるか、あるいは施設をかえるか、在宅にするかしかないでしょう。
現実は、お金を積んで、至れり尽くせりな場所を選べれば、手厚くしてもらえますが、そうでないなら、なんとかおりあいをつけるか、自分でやるしかないのです。
そこまで言っていただいてありがとうございます。私と同じような経験をしたからこそ言えることなんでしょうね。私の考えが甘いということ、厳しい意見を遠慮なく言っていただいてありがとうございまさした。
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