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点滴中の採血

<2013年11月29日 受信>
件名:点滴中の採血
投稿者:ぱろ

右下肢の術後、血算の採血を行う際、右上腕には、ヘスパンダーにてルートキープ中、左手背には、血液製剤滴下中。このような場合、基本的には、採血をする際点滴を行っている側の腕からは採血をしてはいけないので下肢からの採血が望ましいと思います。
しかし、点滴をしている腕の抹消やキープしている血管と違う血管(正中)などでは、採血をしても良いのでしょうか?また、検査データーには影響ないのでしょうか?
また、下肢の血管が出ていない場合良いですか?

上記のように、言いきられてしまい、自分の今までの知識が今後、新人を指導していくうえで不安になってしまいました。

回答宜しくお願いします。

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No.1
<2013年11月29日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

う~ん・・・難しい質問ですね。

すべての分子は濃度を一定に保とうとする性格があります。
例えば透明な水に色のついた絵具を一滴垂らした場合、撹拌しなくても絵具は薄くなって水全体に交じってしまいます。

輸液の場合も同じで、確かに静脈血は心臓のポンプ作用によって末梢から中心(心臓)に向かって流れていきますが、電解質など細かい分子の一部は静脈の流れに逆らって、より末梢へと流れていき、濃度を一定にしようと働きます。
電解質を輸液している場合、輸液している側から採血をしてはいけないのはそのためです。

ご質問のヘスパンダー(代用血漿)や血液製剤の場合、血漿に近い成分なので分子が細かく、末梢から中心に成分が向かうものもあれば、成分の一部は逆に末梢のほうへ流れていきます。
つまり、この状態で血算(赤血球や白血球)のデーターを取ろうとする場合、点滴側から採血すると、例え輸液用の針が入っていない部分であっても、血漿に似た成分(分子が細かい)が血管内に入っている状態なので、実際よりも「薄く」出てしまう可能性があります。

下肢の血管が出ないとのことですが、温罨法をしたり、温かい蒸しタオルで下肢を温めたりすれば血管が浮き上がって来ると思われます。

本文を読んでいると、重症の患者さまとお見受けします。お疲れさまです。


No.2
<2013年11月30日 受信>
件名:無題
投稿者:投稿者No1

【誤】すべての分子 →【正】水溶液中の分子

日頃使わない言葉だから間違えた! ゴメンナサイ!

 
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