看護師お悩み相談室

御相談です。　よろしくお願い致します。

病院一般病床で気がつけば20年。病棟移動でそれぞれ、外科、循環器内科、脳血管疾患そしてリハビリ期、等経験。数年前までは、あと10年この調子で定年まで突っ走るつもりでした。

しかし、ここに至って、、ただあわただしく過ぎていく日々に疑問を感じ始め１年過ぎ、２年過ぎと。

看護師で有る前に一人の人として、後の10年を悔いない実のあるものにと考えています。障害者医療については、
新たに学ぶことも多いと感じています。
確かに重心での勤務は、甘いものではないのは重々承知。
（４年前に小児科実習で重心の見学実習をさせていただきました）
50歳代での転職ですが、同年代の方々。ご意見をいただけたらと思います。

まずは、50歳前後で、就職できる施設は見つけてありますか。
私が選んだ施設は、35歳まででした。

とにかくお給料、福利厚生がよかったのと、友達の紹介でいきました。
友達は45過ぎでしたが離婚したてで、
子供も、お金のかかる時期でわりとすんなり働けたそうです。
私は、半年の猶予をもらい、毎月見学や面接を受け、大丈夫だと太鼓判をもらい働きはじめました。
重心未経験者三人で就職しましたが、わずか半月で全員リタイヤしました。
小児科を勉強したい、給料がいいからそれぞれ理由は違いましたが、
どうしてもダメでした。
だから、質問者さんも、まずは、問い合わせを働きたい施設にしてみたらいかがでしょうか。

重心は重労働ですよ。
腰や肩に持病がある方は厳しいと思います。
持病がなくても、腰や肩を痛めて辞めていく方が多いです。
こころ母さんは経験が豊富なので知識的には十分だと思います。
ただ逆に医療行為が少ないので物足りなさで辞める方も多いです。
やり甲斐を見つけるのがなかなか難しい分野です。
相手がどこまで理解しているのか、何に対して反応して笑っているのかがはっきりしないことも多く、なかなか達成感やモチベーションを持つのが難しい分野です。
イベント事も多いのでそういうのが好きな人ではないと苦痛になってしまうかもしれません。
またどこもそうですが職場の人間関係がどうかも大事だと思います。
人間関係も最悪だったらなかなか続けるのが厳しいかもしれません。

私の職場は、浣腸、導尿、注入、処置で一日が終わります。それでも時間が足りず、定時に帰れた事はないです。利用者さんはとても可愛いと思いますが。なかなか触れ合う時間もなく、黙々と仕事してます。求人かけてもなかなか来てくれないし。ゆとりのかけらもないです。私的には内科や精神科の方が楽しかった。

施設は、生活の場だと思います。
そこに医療的ケアが日常的に必要で、資格が必要、看護経験があり、
母のような温かさのある看護師が求められていると思います。
気切も長くなり、先を見越した管理をするかどうかで予後へも影響します。
いつ気管切開に踏み切るか、人工呼吸器をどう利用するか。
姿勢、食形態、どうすれば食事を長く楽しめるか、
バイタルサインも注意深く観察するようになります。
意思をなかなか伝えられない分、こちらからの助けが必要です。
深く考えなければ、必要最低限、寝かせきり、生かされているだけの生活、、、
になるでしょうね。
そして、医療行為が少なくて物足りない、重労働、思ったのと違う、、、といい、
すぐ退職ってことになるのかもしれません。
是非一度いらしてください。
施設によって取り組みに差があるので、施設選びも重要だと思います。

重心よりも内科や慢性期を勧めますね。
外科や、循環器をバリバリやってきたひとからすると、物足りないと思います。
重心は施設によっても偏りがあるように思います。呼吸器、導尿、経管栄養、気管カニューレの交換介助、胃瘻交換介助、NGチューブ交換、その他処置があります。ですが疾患的には落ち着いているので急変もすくないですね。他の方も言われているように行事の参加が多いのでそういった医療とかけ離れた部分もあります。バリバリ仕事してきた人からするとやりがいを無くす部分かもしれません。勤務時間は施設によっても多少違いますが、私のところは人が多いので時間で帰れます。
ただ足腰弱いとトランスファーや体位変換も多いのできついのかなと思います。
折角の素晴らしい経験をもっと生かせる職場の方がいいと思います。

重心施設を希望する人が少ないせいか、いつも募集している印象です。
５０歳を越えて採用される人も多いです。
平均でも４０歳台が多いと思います。
たまに若い人もいますが、総合病院で１、２年も続かなかった人が流れてきています。
わりとそういう人は４０台、５０台のおばちゃん看護師を下に見て粋がっていたりします。
重心施設は長く働いている人は長いので、最新の病院や今の医療の流れを知らない人が管理職をやっているところが多いのでなかなかレベルアップしないのが現状です。
なので、１、２年のキャリアでも自信過剰になっている若い人は多いです。
病院一般病床で20年のキャリア。
どこの重心でも欲しい人材だと思いますよ！

「ただあわただしく過ぎていく日々」・・・あわただしいですよ。毎日毎日。病院と違って古いことやってますし、コストのかかる診療材料はありません。病院では助手さんや掃除の方がしてくれていたような雑用もやらなければならないです。いまだに布おむつ使用しているところもあります。病院では当たり前のことが施設では何それ？的なこともあります。介護の仕事プラス医療的ケア。すごく煩雑です。自分自身の看護や業務がとてもやりにくいシステムです。その他、医療安全からほど遠い感染予防対策や褥瘡予防対策、活用されない看護計画、看護記録、重箱の隅をつつくようなヒヤリハットの数、他職種との認識のズレ。これらを人生経験で柔軟にかわしていく力と思いやりがあれば大丈夫でしょう。重心は重心ならではの知識が浅いとそのまま看護の質や介護の質に影響します。残念なことに私のところは・・・もちろん利用者さんは癒されますし、かかわりは楽しいですよ。仕事のストレスは利用者さんとのかかわりで楽しさに変えられます。あわただしさも視点や仕事の仕方を変えていけばゆったりした時間も作れます。食事介助や入浴介助、吸引するとき排泄交換時、レクリエーション、どんなときも利用者さんに笑顔と声掛けをしているだけで本当に心が和みますよ。利用者さんの全てを受け入れられたので、この人たちのためにもう少し頑張ろうかなあという気持ちで1年が過ぎました。移乗介助や排泄介助、入浴介助が多いので腰に負担がかりますので、要注意。

多数のご意見ありがとうございます。
皆さんも、大変な労働条件のなかで、自分の価値観を御持ちで頑張っていらっしゃるのですね。
大変参考になりました。
今一度自分なりに検討したうえで結論を出したいと思います。

重心で働きます。
どんなことを勉強していいか、目標にしていけばいいのか
考えています。
未知の世界です。何かアドバイスして頂きたいです。
よろしくお願いします。