褥瘡委員さん、皮膚排泄認定ナースさん教えてください。
仙骨腸骨へ横並び一連に褥瘡が骨突起部分にできている患者さんがいます。
エアマット使用中です。透析患者さんで寝たきりですが食事の時はリクライニングを使用します。
メロリンガーゼを試供品で使い始めています。一日二回交換していますが、内側は折角新しい細胞が生まれていると思うので上層の汚染あてガーゼのみを交換していった方がいいのか、やはり肌に直接当たる褥瘡部はその都度、泡で洗浄した方が良いのか、わかりません。教えてください。私は中は余り触らずあてガーゼだけを交換した方がいいのではないかと思っています。
カデックス使用中です。
壊死組織、肉芽組織が混在しており壊死組織内は繊維が混ざって医師にカットを依頼しますが、なかなか診察に来てくれないので看護師がセッシで引っ張り、クーパーや、18Gでカットしてしまったりしています。カデックスを使っていますが、他によい基材があれば教えてください。今はラップ療法ではないんですか?最新は何なんでしょうか?
はじめまして。
透析(HD)を行っている患者さんで、糖尿病(DM)がありますか?。
DMがあるとなかなか厳しいのが現実ですが、低コスト方向と結果を見比べる
と「ラップ療法」が結構いい感じがします。あと透析時間(4時間前後)は姿位
の制限がありますから大変です。ポジション確保と部位の除圧は極めて重要
と思います。また萎縮・拘縮・円背等があると大変ですが頑張って工夫する。
コストがかかることですが、エアマットより高機能マットがたくさん出ているの
で結構効果は高い気がします。
HDとなるとタンパク制限もある程度残っているし、文面には出ていませんが、
経口摂取自体もままならないと思われます。低栄養だとあっという間に褥瘡
が出来てしまいます(汗。
ラップは毎日、普通に泡状液体石けんで洗浄。それからラップを使用します。
壊死している場合、ある程度外科的処置が必要と思います。ラップ療法は
各種本が出ています。
少なくともガーゼ当ては軟膏を塗ったとしても結局、剥がすとガーゼに釣られ
て出血・・の繰り返しです。ましてHDでは抗凝固剤を使用していますから、
願わくば出血を起こすことは避けたいですね。普通の抗凝固剤ではHD終了
後しばらく出血傾向が残ってます。
サプライは高コストなので、使用経験は少ないですがデュオ○クティブ程度
です。昔、オ○サイトが出たときは画期的だなぁ・・と遠い目線で思い出します。
ラップ療法で検索すると、外科医か皮膚科医の先鋭的な情報がありますの
で検索されると良いです。HDとDMの併発でも結局同じ気がします。
ありがとうございます、食事は制限食ではありますが経口摂取できます。褥瘡部位は一日に2回交換しているので中の新しい細胞まで壊してはいないかと心配です。メロリンとガーゼのコストの違いを挙げメロリンの方が安ければ買ってもらえそうなんですが、個人病院なのでコスト重視です。
先生がなかなか来棟しないのでデブリも遠ざかってます、黒色部位は積極的に切除が良いですよね。
お返事ありがとうございました。
今の状態は黄色期と考えます。
目標として
浸出液のコントロール(適度な湿潤環境の保持)
壊死組織の除去(感染の制御)
と考えます。
もちろん圧迫とずれの排除、ポジショニングの工夫、栄養の管理
DM等の基礎疾患があれば、それの治療。(血糖値のコントロールなど)
などは前提としています。
創自体の処置は浸出液が多いようであればカデックスでもいいかと思います。
壊死組織を除去するのが先決ですので、外科的除去が無理なようでしたらブロメラインを使用してもいいかと思います。でも外科的除去は併用した方が早く進みます。
(壊死組織の放置は感染を助長しますし、良性肉芽もできてきません。)
洗浄ですが、毎回微温湯で流すのは必要です。(たっぷりの水量で適度な圧をかけて行ってください。)
創周囲皮膚のみ洗浄剤で行った方がいいです。
被覆は浸出液が多いという前提で、1日2回以上交換ですとコスト面でもガーゼでいいかと思います。
ラップは熟知している医師の元で行うのが原則ですし、感染がある場合は禁忌です。
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