本日、便が3日出てない患者さんに浣腸をかけました。
もともとイレウスであり、お腹を見たらかなり膨満していて
蠕動音は微弱でした。
Dr.の予測指示でGE120mlの指示があったため施行しました。
リーダーにも確認しました。
左側臥位で適温で、6cm挿入して、注入しました。
施行後すぐに患者さんはトイレに行き、
なかなか戻ってこず、ずっときばってらっしゃいました。
10分毎に声をかけていましたが、まだきばるといい、
計40分トイレにいらっしゃっいました。
トイレの便器の中を見ると、やや血液様の尿がでていました。
また、お尻からも付着程度出血がありました。
患者さんは特別気分不快訴えなかったです。
心配だったのでリーダーに報告しましたが、
少量だったので様子見ることにしました。
その後4時間ぐらいしてから、リハビリを終えられて
帰ってきたら悪寒の訴えあり、手先、足先にチアノーゼあり
T37.4 P110 Bp150/102 SpO2 85%でした
本人のレベルは変わらず。息苦しさの訴えはなし。身体保温する。
すぐにリーダー報告&医師報告
予測指示よりO2 1L/分で開始。
医師より点滴の指示あり、点滴開始
診察し、肛門診もするが何もないな、と言われる。
酸素上がらず3Lまで上げる。
その後、また肉眼的血尿あり
血圧は120台、レベル変わりなし
トイレ回数は残尿感あるのか、いつもより多い。
また、失禁すること今までなかったが、
パット内に200g程血尿の失禁あり。
その後、チアノーゼは徐々に改善。
SpO2 97%(3L/分)で取れました。
とりあえず、レントゲンと尿培の指示、抗生剤、絶食の指示出ましたが
時間が遅かったので、まだ結果は不明です
それで、私は浣腸が何らかの影響を与えてしまったんじゃないか??
と不安で仕方ありません。
皆さんは、どう思われますか。
気張り過ぎたんでは・・・?
私は浣腸のやり方とかではないと思いますが・・・
浣腸で血尿は出ませんね。
他に、誘因となる疾患を学習して下さいね。
脈が上がれば血圧も上がる。チアノーゼあれば循環悪くなるので見かけのspo2は低くなる。 当然ですよね。
看護師としての判断の先にドクターの判断ですよね。
文章を見て感じるところは、もう少し看護師としての判断を責任もつべきではないかと思います。
バイタルはかって、ドクターに伝言するのが看護師ではありません。
それでは、物まねだけで素人でもできます。
正しいアセスメント出来るように勉強し直しましょう。
看護師がしっかりしないと患者様とドクターが被害者になります。
勉強頑張ってください。
イレウスには原則浣腸は禁忌です。専門職としては基本的知識と思います。
イレウスというのは、何らかの原因のために、腸が渋滞している状態です。そこに浣腸で圧をかけたら、圧の逃げ場がないわけだから、下手したら腸管が破裂します。
リーダーも完璧ではありません。自らの知識こそ身を助けます。この機会に浣腸の禁忌事項を復習してみましょう。失敗したときに得た教訓は絶対に忘れない財産になります。
患者さんが大事に至らなくてよかったです。
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看護師お悩み相談室