看護師お悩み相談室

コテコテの精神科古参NSです。
多くは急性期〜救急病棟の隔離室を勤務してきました。
この10年、現在の勤め先で変わらず思っていることが多々あるのですが、その一つを相談します。

○　隔離室ではない、作りも法的届けも「個室」の患者に、ｹｰｽや環境事情によって一時的な治療的隔離措置が行われることがまれにあります。その「個室患者」は治療上２４時間施錠されているわけですが、隔離室とは構造が違い、個室には患者自身が自分で開閉することができる「窓」がついております。
●この、「個室で24時間隔離」の場合、患者自身が自分で窓を開けて空調管理することができるから、看護が空調管理はしないでよい、消灯以降はエアコンを切れ、となっています。

では極寒の夜に、その「個室隔離の患者」がエアコン調整されない環境で、例えば自分で窓を開けてしまっていて、その朝に万が一亡くなっていた場合、それは隔離していた患者に対しての医療に過失が問われるのではないでしょうか？その場合事故なのでしょうか？決まっていたことをやっただけで、空調管理と死に因果関係はないと説明するのでしょうかね。

まぁ、たしかにNS幹部がそう決めて言ってしまっているので、決まっているから点けなくてよい
としか言えない中堅NSに罪はないのですが。

●治療上隔離しなければならない患者の、安全のための看護の責任として、「個室での隔離患者」は自分で窓開けて患者自身が空調調整をすればよい、は成り立つと思いますか？

みなさんの経験と知識から意見を聞かせていただけませんか？

以前の勤務先では一応管理職の経験もさせていただいた私ですが、特に管理者の立場の方の意見を聞かせていただければありがたいです。

まず、隔離室でない部屋で隔離を行うことは違法ではないのでしょうか？
届け出の問題もあると思いますが・・・。
病院の体制としてマニュアル化されているのですか？
疑問に感じました。

環境について。
その管理の在り方は、いつから実施れているのですか？
定期的に、見直しとかしていないのですか？
夜間にエアコンを切ることで、患者に何かメリットはあるのでしょうか？
窓の開け閉めが空調管理に値するのか・・・。換気だけと感じますが。
環境調整・・・、看護の基本ですよね？
今のその環境調整のシステムで、患者に最適な環境提供ができているのでしょうか？
国家資格である看護師として、スタッフの方から意見はでないのでしょうか？
例えば、患者が「寒い、寒い」と震えながら訴えてきたとき、「エアコンは点けない決まりです。」と言って済むことでしょうか？
現職場の管理者自身、またその家族がそのような環境にさらされたらどう感じるのか。
そのシステムの目的、必要性を今一度、考えてみたらどうでしょうか？
答えは必然的にみえてくると思いますが・・・。

簡単ですが参考までにm(__)m

管理者ではないですが
その対応は、私も疑問です。
急性期で隔離室が必要な患者さんに、自分で窓を開け閉めして
環境調整できる能力があるのでしょうか？
限られた（決まった）布団、衣類だけで、暑い、寒いをどうやって調整するのか、
私自身でもできないです。
地域によっては、部屋で凍死とかあるかも。夏なら脱水、熱中症…
あるいは脳血管、循環器系の疾患発症とか。

●のご質問については「成り立たない」と思います。
自分でできる条件が揃っていないと思うからです。

患者自身が開閉できる窓が、大きく、そこから出入りが出来、入・退室が可能であ

るなら施錠されていても、隔離にならないと、思いますが、そうでなければ、隔離

だと思います。

窓の開閉だけで、空調管理なんて、無理だと思います。

みなさんと同意見です。


うちの病院はひとつの病棟だけに隔離室が設置されていて（９割隔離室だけの病棟といいますか）他の病棟に隔離室がないというおかしなことになっています。

なので、隔離が必要になり、かつその病棟に移せなないときに二人部屋を隔離室として使用することがたまにあります。


が、隔離が必要な精神状態におかれている患者さんに空調管理ができるとは到底思えないし、そもそも病院の管理義務として正当性が認められるとも思えません。何かあったときにもし家族が疑問を持ち裁判等になったとき、明らかに責任を追及されるのではと思います。


管理者ではありませんが・・・


昔ながらの精神科という場所のスタッフの閉鎖性は充分理解できますが、なんとか患者さんの安全確保のために改められればなあと思います。