看護師お悩み相談室

肺がんのターミナル期で呼吸苦改善目的で塩酸モルヒネを皮下注射で行なっている患者さんです。
日内変動はありますが意識レベルでは会話は意思表示ができるときもあればできない場合があり、傾眠傾向にあり開眼してもすぐに目を閉じてしまう状態です。体位変換でも痛みはありませんが、安静時でも咽頭部狭窄音はあり舌根沈下はありません。痰のゴロゴロはなく吸引はそこまで必要がない状態です。体位交換後も呼吸苦が改善するわけでもなく、悪化することもない状況です。呼吸は24回でやや肩呼吸、酸素してＳＰＯ2　95％です。表情は狭窄音があるので呼吸状態としてはきつそうな印象を受けますが、本人への呼吸苦の有無に対しての問いには、ない場合もあれば、何の問いにもうなずいたりして評価が困難な印象を受けています。
モルヒネはレスキューでフラッシュ後に時間量を上げていますが、傾眠が強くなることもなく、狭窄音が改善することもありません。
このような患者さんにシャワーの計画をしました。本人、家族と相談後、本人の意思表示にはっきりしない感じがありました。家族も入れていいのかわからない感じでした。家族への上手な説明不足もありますが。しかし、シャワーを入れるなら今の時期しかないと思い、私が患者さんの立場だったらと入れてほしいはずと患者さんの気持ちを代弁しシャワーをいれました。
シャワー中は痛みなく過ごせましたが、シャワー後にＳＰＯ2低下がありました。結果的には酸素マスクに切り替えて流量をあげ低酸素は改善はしました。
シャワーを行ったことですっきりしたのはあると思いますが、逆に体力を消耗して死期を早めてしまったのか、私自身で悩みました。
皆さまのご意見をお願いいたします。

ターミナルの方に体調の良い時を見計らい入浴をしてます。シャワーだけでなく座位の器械にて短時間入浴もします。バイタルは入浴できる範囲をドクターの指示で出してもらってます。いかに安全安楽に入浴するかを計画し状態観察しながらの実施は腕の見せ所と思います。

私も、亡くなる数日前の大腸がんの患者さんを、シャワー浴してしまったことが、
ありました。

安静度などの制限はなく・・・入院中でもアルコールも、許可されているような状態。

家族の要望が強かったように思いますし、なかなか、清拭だけでは、
発汗がきれいになるように見えなかったのと。



たしかに、シャワー浴後の疲労は強かったようですが。
とにかく、休憩と水分補給に気を遣いました。

亡くなってから、家族の方から、感謝をされたので、よかったのかなぁと
振り返ってはいますが。

ターミナルケアの評価は、難しいかもしれませんが。

負担の少ない状態で、喜んでいただけるようなケアができるといんでしょうが。

「死期を早めた」という表現は、シャワー浴後に状態が悪化し、回復せずにそのまま亡くなった場合の表現ではないでしょうか。

一時的に状態が悪くなったとしても、回復しているのだから罪悪感持たないで下さい。疲労はあったでしょうが、ご本人はきもちよかったのではないでしょうか。

無理にはすすめませんが、汚れ具合がひどかったり、家族や本人の希望があれば行う事が多いです。
その方が意思表示はっきり出来る時はどんな方だったかにもよりますよね。毎日さっぱりしたいという方だったのか、しんどいから寝かせて欲しいというタイプだったのか…。
答えは出ないですよね。難しいですね。

貴重なご意見ありがとうございます。私のこの投稿から２日後には患者さんは亡くなりました。私自身、投稿して皆さまのご意見を聞くことで共感できることがありました。