凝固系の真空管採血をシリンジホルダーを使って一番最初にとるといけないのは何故ですか?空気が入るといけないのですか?
また、凝固系のスピッツに入っている抗凝固剤と血算のスピッツに入っている抗凝固剤は違うのですか?
凝固系採血の量の過不足(どちらも)にならないようにするためです。きっちり規定量が採れればよいのですが、血管が虚脱してしまっていては、固定が不安定な状況で駆血しなおすのも難しいと思います。他のスピッツの量も不足、何度も駆血、血管選定、駆血…では、なんで凝固系調べてる? てぐらい、あざになりませんか?私の場合できるだけ慎重に…駆血はじんわり、(採血側の抹消動脈が触れればなお良し)終わったらしっかり圧迫、を心がけてます。
御質問の意図をはかりかねていますが、何故みやみやさんは聞いてみようと思われたのですか?
採血針を刺す際に、その箇所の組織から針の中に組織トロンボプラスチンが混入しているおそれがあるからです。それが採血管に血液とともに入ってしまうと、時間とともにPTなどのデータが変化してしまいます。当院では、血液が凝固しないと検査できない生化学を最初に採血して、混入した組織トロンボプラスチンを生化学採血管に洗い流すようにアナウンスしています。又凝固系のスピッツには液状の抗凝固剤(クエン酸)が入っています。したがって採血量を守らないと正確なデータが得られません。とくに翼状針を使う場合、翼状針のチューブのエアーが採血管に入りますので、正確な採血量が得られません。この場合も生化学を最初に採血して、ホルダーまで血液が来ていることを確認してから凝固系のスピッツに採血するようにアナウンスしています。
血算の採血管にはEDTA(白い粉)が入っています。クエン酸もEDTAも血液中のCaを取り込み血液の凝固を阻止します(血液の凝固にはCaイオンの存在が必須)。特にEDTAはキレート結合(カニのはさみという意味)によりすべての金属イオンを取り込みます。したがって鉛中毒のときにPbイオンを取り込むのに使用されます。
最初だろうと最後だろうと規定どうり入っていればいいと思いますが・・・。
真空採血管は採血した注射器を刺すと、ある程度で血液の流入が止まりますよね。そこが規定量に達した目安であり、あくまでも「目安」です。なので、目視により確認してください・・・など注意書きがあると思います。
針の中の空気分・・と言うなら、なにもシリンジホルダーに限っての事ではないし、・・・すみません、理由はよくわかりません。
凝固系:クエン酸Naやシュウ酸Na
血算:ヘパリンやEDTA−2Naなど
血糖:フッ化Na
・・・と目的によって抗凝固剤は違います。
特に気をつけて欲しいのが、凝固系や血沈など液体の抗凝固剤が入っているものです。中のクスリと血液の量の比率が決まっていて、血液が少なかったり(その逆も)するとデータが変わってきます。(どの程度かわるかは・・・?)
医者はそのデータにより薬の変更などもします。もちろん不適切な採血によりデータが変動したと思っておらず(あまりにも・・の時は気づきますが)そう考えると危険ですよね。
血糖や血算はスピッツの採血ライン半分くらいでも算定できるので、いつもの癖で・・・みたいな事があるようですが、「取り直し」になること間違いありません。
患者さんにとっても2度刺されるのでいい顔しませんし、不安をあおりますよね。
なるべく採血量は規定どうり取ることを心がけてください。足りないより余るくらいがいいですよ。あ、余った血液はくれぐれも患者さんの見てる前で捨てないように・・・。
シリンジホルダー?ってわかりませんが、真空採血(ホルダー採血)の時、針を刺してすぐに組織液が混入します。この組織液は血液凝固を促進させるので正確な凝固検査ができなくなります。なので1本目に黒スピッツは不可なんです。
通常はプレインや生化スピッツ等にします。もし オーダーが凝固1本だけなら ダミーのスピッツを用意します。また、直針ではなくトンボ針等が接続されていれば、そのルート内のエア抜かないと正確な量を採取できないのでエア抜きスピッツ必用です。
末血用と凝固用では入ってる薬剤が違います。スピッツの箱に薬剤名が表記してありませんか?各検査会社ホムペに薬剤量なども出ていますので是非参考になさって下さい。採取量は多すぎても少なすぎてもデータが不正確になります。なので特に凝固は正確に採取するよう言われますよね。でも、これらは病院レベルの話しで、クリニックレベルでは半量しか採れてなくても、普通に結果戻ってきますよ、実際は。長くてすみません。
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