看護師お悩み相談室

３０代で社会人から看護師になり、四月から新卒で総合病院の手術室に配属になりました。
勤務して数カ月、器械出しの仕事のみをしています。少しずつ仕事を覚えて、何度もついているオペはスムーズに器械だしできるようになってきたのですが、術野や手術の様子が気持ち悪いという思いが日に日に強くなってきていて困っています。。。

特に整形や脳外科のオペなど、人の外観、その人らしさがわかる箇所のオペに強い嫌悪感を覚えるんです。自分が器械出しする、しないに関係なく、患者さんが手術台に横たわっている様子が、まるで交通事故現場や戦争映画の一場面のように感じてしまいます。

整形でつかうドリルや頭部を固定する装具などが、患者さんを傷つける武器のようにも感じます。

なんというか、本当に怖いんです。
普段は外科の開腹系のオペにつかせてもらうことが多いのですが、医師が患者さんのお腹に手をいれてぐちゃぐちゃ音が聞こえてくる時などは本当に気持ち悪いです。

全身麻酔下で気管挿管している様子も苦手で（介助はしてます）手術による切除部分を破棄する時（例えば帝王切開での皮切部分など）、切除された患者さんの身体の一部分を触る、捨てるといった行為にも精神的な負担を感じます。

術野をみる余裕があるのに、見れば見るほど気持ち悪いという感じになっています。むしろ初めのころの方が、いっぱいいっぱいで、なにも感じない、というか、感じないようにしていたんだと思います。

ちなみに勤務病院は卒業学校の系列で、自宅からも近くにあり、手術室は日勤ベースのため、子育てしながら家庭と看護師の両立ができるのではないかと、半分は自分で希望をだして勤務につかせてもらいました。


自分なりに考えたつもりだったのに、オペ室の緊張感や人の身体を切っていくことに対して、こんなにも反応してしまう自分がいて戸惑っています。
休日も胃が痛く、笑顔がでない自分がいて、もう見たくないと泣き出す自分がいます・先輩にもよくしてもらっているし、仕事の進みも遅くしてもらえていて、技術的に困ることはすくないのに。。


先輩達は「慣れるよ」とか、「私は平気だったけど」と言う人がほとんどです。
本当に慣れるものなのか。。正直、慣れたくないと思っている自分もいて、でも慣れれば働きやすい職場なのにとも思います。
こうした経験をされた方がいらしたら、ご意見いただきたいです。

さかなのこさんの気持ちがすごくわかります。私もまったく同じ感覚でした。笑って話しながら手術をしているのを見たりすると、表現が悪いですが、私には人を切り刻んで楽しんでいるとしか思えなかったです・・・。

あくまでも私自身の感覚ですけど、手術室ってほかに比べ医療に携わっている感じがします。なので、私は患者さんの治療に深くかかわっているんだなあという思いで手術看護をするようになりました。そうすることで、なんとなくいやな感覚がなくなっていきました。手術看護って奥が深いと思うので、そういう発想の転換的なことでかわれる気がします。なかなか難しいかもしれませんけど・・・。

パキラさん
本当にそうですね。。まさに治療に関わっているという感じです。
皮を切らせて肉を切る、侵襲を伴う治療方法なんだと、しみじみです。

職場からは、プロの視点で見ることができていないから、そう思うのだと
ここで逃げているようでは、どこに行っても勤まらない
病棟に行ったら、行ったで、オムツ交換も臭いがきつくて嫌だと言いそう、等々


パキラさんのように柔軟に対応できたらいいなあ。。