看護師お悩み相談室

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最近食欲不振というか、食意欲をなくした患者さんが立て続きに入ってきて・・

<2011年03月02日 受信>
件名:最近食欲不振というか、食意欲をなくした患者さんが立て続きに入ってきて・・
投稿者:あみ

 あの・・・最近食欲不振というか、食意欲をなくした患者さんが立て続きに入ってきて・・でも患者さんの家族は経管栄養拒否・なぜ食べれないんですか?食べれるようにしてください。・・・などで、どうしようもなくココで相談というか意見を聞きたくて。
 医師もはっきりせず、びしっと家族にも言わず・・・時間だけが流れてるって感じです。

 患者さんはもちろん高齢で80歳以上の人ばかり。認知症がある患者さんもいますが、こちらの話をしっかり理解できてる患者さんもいます。

 「食べないと衰弱しちゃうよ、がんばろう・・・」などと励ますのですが、返ってくる言葉は「食べたくない。食べる気がしない。このままでいい。」などです。高齢で自分の寿命を考えてる方もいますが、病院としてはやはり栄養状態を整えて退院してもらいたいと思います。ですから食べない人は点滴で栄養を補うのですが、そんなことしていても、だらだらと入院が延びるだけ。かといってもちろん「食べないなら退院」なんて言える訳も無く・・・

 何か工夫をしていたりする方見えましたら教えてください。
 またより良い対応方法を教えてください。患者・家族双方への働きかけ方を・・・

 長々とまとまりの無い文章でスミマセン^^;

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No.1
<2011年03月13日 受信>
件名:私もわかりません…。
投稿者:奈々子

私もそういった患者さまが多数入院されている病院に勤めていました。
結論からいいますと、答えは出ませんでした。

家族さんは「食べさせてください。」と言いますが、難しいです。
高齢の患者さんからすれば、食欲がないのに食事をすすめられるのは
とても苦しく、食べられないことで衰弱していくので、もう
悪循環としか言いようがありませんでした。
嚥下するのも、咀嚼するのも、エネルギーや予備力、筋力がなせることなので、
一度脱水や原因不明の高熱、誤嚥性肺炎などで体力が低下した高齢者が
回復するのは難しかったです。

具体的な援助としては、一応食べやすいとされている栄養補助食品のゼリーや
ジュースをすすめたり、ラコールをゼリーにしたりシャーベットにしたり、
家族さんに好物をなんでもいいから教えてもらって出したりしましたが、
劇的な効果はありませんでした。

病気というより、もはや加齢変化としかいいようがなく、そういった家族さんの
ジレンマや、食事を毎度出されてもどこか虚無の表情を見せる患者さん、
そして静かに衰弱していく患者さんを見ているのは本当に辛かった。
痩せた腕にいくつもある注射痕は痛々しいし、胃婁や経鼻チューブで
注入食を施行されている患者さんも何とも言えない虚しさや哀しさがありました。

私は栄養状態を整え、退院していただくというのがベストだとは思いません。
チューブを入れて栄養状態を整えたとして、せめて家族様が満足できれば
いいのだけど。
食べたいときだけ食べる、でもいいと思います。
患者さんが幸せにあれる場所にいることが大事だと思っています。
それはきっと、病院ではないと私は感じました。
病院に入院していて、食欲が増すと思いますか。
家族がそろって食卓を囲んだほうがまだ希望があると思いませんか。
勤めてる間は、悪あがきのように看護計画を立てていました。

加齢変化を、患者さんも家族さんももっと理解して先の見通しが
立てれればいいんですけどね。
本当に、難しいです。


No.2
<2011年03月13日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

病院として、医療者としては早く元気になって帰って欲しいけれど、高齢の患者様は
ラストステージなんじゃないでしょうか?

正直、ラコールやメイバランスなどの栄養剤は美味しくありません
蜂蜜を混ぜたり砂糖を入れたりして味を調節するとか工夫が必要だと思います

病院食にこだわらなくても本人が好きなもの(たとえばアイスクリームとかプリンとか高カロリーで口当たりのいいもの)なら何とか食べてくれたりしてくれましたよ
あんことかりんとうって人も居ましたね、透析してるのに大丈夫かと思いましたが
今はムラがありつつも食べてますね、認知症は進みましたが

糖尿だからとか、脱水になるからとか看護師なのでどうしても医療的な目線で
見てしまいますが、人間の体のしくみを考えるとやはり口から食べる事が
重要ですし、今は栄養価よりも患者様ご本人がこれなら口にしたいと思えるものを
探してあげる事や好きなものを安全に食べさせてあげる事も看護だと思うのですが
家族も食べている患者様の姿を見たら色々考えてくれるかもしれないし

ドクターは正直高齢者の患者の事はどうでもいいのかなって思うときがあります
自分が悪者にならないように適当に指示を出してるような気がするし
家族への説明も曖昧というか、何と言うかはっきりしないのはどこの病院も一緒ですね
でもまぁ、自分が80になって病院食やラコール頑張って摂取してって言われたら
嫌かもしれません、あみさんはどうでしょうか?


No.3
<2012年11月30日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

認知症なら自宅へ帰れる日を作ってみてもいかもしれませんよ。
意外といつもの食事なら食べるかも。偏食でもいいですよね。


みなさん何故入院されているのでしょうか?

在宅ですが、病院では意地でも食べなかった人が菓子パンやプリン・ゼリー・フルーツなど食べ始めたりします。
台所から焼き魚の匂いがしたり、
おなかがすいたら食べるかも。

病院ではなかなか気付かなかったことでしたが、このにおいや、おなかがすくことや、
食べたいものをたべる、って意外と重要です。
病院では難しいことばかりですね。
あとは、一緒に食べる。ってことですかね。
認知症の方は食べ方や食事の時間だと言う概念がなかったりもします。

食べたいと思うきっかけがあればいいですね。
説得してもだめなら、聞いてあげてはどうですか。
もう生きていてもしょうがないとか、おいしくないとか、申し訳ないとか、めんどうだと
鬱状態なひともいますよね。

ラコールですが、意外と紅茶やコーヒー、ココアとミックスしたらのんでくれました。
エンシュアの方が私は好きですが・・・一緒に飲むのはやめました。太るので。
気分が乗らない人にはこちらから積極的には進めず、おなかがすいたら教えてね
って。1日1食でしたが、高カロリーコーヒーで補給でした。

病院では時間がとれないかと
無理よーと
思いながらも何かの役に立ちますように・・・


No.4
<2015年03月06日 受信>
件名:無題
投稿者:みったん

今、介護の仕事をしていて、いろんなことで悩んでます。
確かに家族は、食べさせて下さいと言います。
私達からしたら、どうにか食べて欲しい。
でも本人は、食べたくない・お腹が空かない・申し訳ないと言われます。
高カロリーなものをあげても食べない方もいます。
でも、ムラがあってもいいし食べたくないなら食べなくてもいいと思いますよ。
食べたい時に好きなものを食べる。
それでいいのでわ?
私達も食べたくない時ありますよね?
好きなものを食べたい時ありますよね?
それと一緒なのかなって…。
だから食べたい時に好きな物を食べてもらって食べない時には、傍についてあげあり楽しい話をしたりで見守ってあげるだけでも、いいかなって思いますよ。


No.5
<2015年03月07日 受信>
件名:難しいですよね…
投稿者:柚子湯

多少の個人差はありますが…
80歳を超えた高齢者がモリモリ食べる方が不思議ですよね。
お若い頃は戦前~戦争~戦後の貧困状態などで、飢餓に強い世代ではありますが飽食の体質や習慣ではないと思います。
運動量も下がりますし内臓機能も低下すれば、食事量低下は自然なことだと思いますけどね。

それを理解出来ない一般人の問題です。
医療者も逃げてますし。


うちは先生がハッキリしています。
『理想は解ります。理想は立派です。でも、考えるべきは現実に実施可能な手段です』と。
師長さんにも『理想ではなく、現実を話しましょう』とハッキリ。
本人の嗜好品を試したり、リハビリや散歩を取り入れも食欲が回復してこない。『もう嫌だ…』と患者さんに泣かれたりしたら、一旦、手を引きます。
ご家族には先生から話して頂きます。
『この年齢ですからね。食事が進まないことを老化と思うか、病気と思うかの違いですね』
『何としても食べさせたいなら肺炎も覚悟して下さい。肺炎になれば抗生物質も使いますし、臓器を更に痛めつけることに同意し了解して下さい』
『胃に穴をあけて流し込むことも出来ます。薬を使ったり、消化に様々な臓器が耐えきれなくなったら透析もしますか?』など。
ここまで言うと、大体の家族は『自然に任せます』『訪問看護や往診のお世話になりながら自宅で看取ります』とお帰りになります。
先生の考え方が定まっているので、私達も動きやすいです。

部署として、少なくとも『看護師陣営』はどう考え、どんな方針で進みたいか話し合ってみては如何でしょうか。
たった一度で方針が決まることはないでしょうが、フリーディスカッションしてみては如何でしょうか。

 
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