やはり、医療行為ですか?患者さんの嘔吐が激しい夜中に看護師の判断でマーゲンチューブを挿入する行為は駄目ですか?
だめです。
きちんと医師の指示をあおがなくてはいけない医療行為です。
嘔吐が激しいからマーゲン挿入・・・。マーゲンを挿入すれば改善できることだろうか?その根拠は?そこが看護師では解らないのですよ。権限もないです。なので勝手な判断で入れてはいけないのです。
簡単にいえば、その行為を行う事で起こる結果に責任が持てますか?持てなければ医者に相談しましょう。それが無難ですし、あなたを守る行為です。
そもそも、マーゲンを挿入しようと判断した経緯を教えていただきたいと思います。
何が原因での嘔吐なのか、マーゲンを入れることが最善策なのがはっきりしている場合は、当直Drへ打診して指示をもらい実施と言うのが筋だと考えます。
実際、イレウス状態でガボガボ吐いている患者さんに緊急処置として、Drに指示頂いてマーゲンを挿入し開放…は、有効と考えますしね。だた、それも一つの対症療法であって、最良の方法で有るとはいえません。
病院で勤務していると、何でも看護師判断で出来る錯覚を持ってしまいがちですが、医療行為はあくまでも「Drの指示のもと」が基本。記録にも、シッカリ誰の指示で行ったかも残しておくことをお勧めします。
勝手な判断は、自分を後々苦しめることになります。
嘔吐=胃管の挿入
安易な看護は改めたほうが良いと思います。
脳卒中や虚血性心疾患などでも嘔吐の症状があることを知っているならば…
たとえ消化管の疾患でも胃管で嘔吐が軽減できる根拠は乏しいと思います。
医師に他の症状も含めて報告するのが適切な判断だと思います。
実際マーゲンが抜ける度にドクターを呼んで入れ直してもらう・・・っていうのは忙しい時に呼びにくかったり、注入時間が迫っていたり、夜間に抜けてしまう(または患者本人による抜去)など一日一回以上処置が必要な場合は結構な心労です
私の場合は、あまりにひどい場合は記録を取ります
一日何回どのようなタイミングでどのように抜けたかなどをチェックし分かりやすく表にして提出してます
そうやってその患者さんにマーゲンが合ってるかどうかを検討してもらうというかたちが良いと思います
看護師は自分で判断出来ませんし挿入も禁止ですが、ドクターは患者さんの管理まで出来ませんからその点看護師は必要な情報収集も出来ますし、ドクターに見直ししもらうきっかけはつくれると思います
何より患者本人も苦痛と思いますし家族の方に別の栄養注入方法を提案するきっかけになると思います
やはり、実際にナースが挿入するにしても電話でもいいからドクターの指示を
もらったほうがいいでしょう。
というか私ならそうするかなぁと思います。
週2で定期交換している患者さんのマーゲンはナースが交換(挿入)
しています。あと自己抜去された時。でもそれはドクターの継続指示があるからだし。
ナースの自己判断だと、なにかあったとき責任取れないのでドクターの指示をあおぎましょう!
線引きの難しいお話になりそうで、とても心配なのですが、
看護師が(マーゲン)ストマックチューブをいれることがダメなのではなく、情報をとりきれていないのがまず気になる点です。
嘔吐がチューブを入れて改善できるのは、嘔吐の時の吐瀉物が頻回で、胃液や胆汁で食道が荒れたり、嘔吐する時の姿勢がとれない、またはとりにくい状態ならば、緩和ケアとしては一時的であることを説明して行う事も可能ではないでしょうか。
ですが、一方で原因が消化管にせよ、脳、または心臓であるにせよ、それぞれの原因を視野にいれつつ、急ぎ対処しなければならず、…是か否かは応え難いと思うのです。
例えば、仮にイレウスならば、(教科書的ですが)イレウス管にいつ入れ替えするのか、大腸か小腸か… 必要な科に連絡して確保し、イレウスの改善の指標になる事には何が必要になるのか、手術適応になるとしたらどんな時なのか、望んでいるのか、できたら手術はしたくない、と思うのか、回復の見込みはどのくらいと考えておられるのか、
また、それらの大変な事を患者さん自身が大変なとき、受け入れて闘病できるか、と。看護師ひとりが考える事ではないと思いますが…
急に外科転科となった時、必要な情報があればよりスムーズに話が進む事もあるかもしれませんし。(重複になることもあり)
循環器系での嘔吐ならば、必要に応じて訪床し、吐き気や悪心、嘔吐や、バイタル他みながら、催吐の原因が何で除去、または軽減できるかできているか、が視点になるのでしょうか。
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看護師お悩み相談室