看護師お悩み相談室

お尋ねします。私は、来年卒業予定の看護学生です。そろそろ就活の時期になり、私も同級生も活動を始めていますが、私の学校は希望したい就職先を、主任の教員に相談し合格をもらえればサインを頂いて病院に書類を送るといった流れになります。
私は、なんとかサインを頂けたのですが、違う友達は、なかなかOKがいただけなかったり、嫌味を言われたりと就職試験さえも受けさせて頂けない感じです。
やはり実習病院とかになると、離職者が多いと今後実習をさせて頂けないとか、後輩の就職が不利になったりとか暗黙の了解みたいなものがあるのでしょうか？
友達は、夢がありその病院に就職したい(実習先の大病院です)と言っていましたが、もうやる気を失ったみたいで本当に可哀想です。

ある程度優秀な人じゃないと学内選抜で落とされる可能性はあります。

実習をさせていただける病院というのは貴重なんです。
先生方があちこち頭を下げて回ってやっとさせてもらえている事も多いのですよ。
患者さんも学生拒否することありますし、その中で学生がついてもいいと言って下さるように現場の看護師も頭を下げて回っているんです。
患者さんも、本当は嫌だけど未来にお世話になるかもしれないから…というお気持ちで受けてくださるんですよ。

いくら、学校側が多少のお金を支払っているとはいえ、学生専用の看護師を雇えるほどの十分なお金とは言えず、現場の多くは多大な犠牲を払って受け入れています。
有償ボランティアみたいなものですから。
実習を受け入れる側の思惑としては、コンスタントに新卒ナースが来てくれるきっかけになれば…というのがあります。

例えば、成績がさほど良くもなく、教員から見て反抗的で協調性がなく、理由があったにしろ遅刻や欠席が多い人なんかは絶対に実習先病院には送らないようにしていると思います。

たまご。さんからみたらご友人はそんな事無いと思われるでしょうが、教員や現場看護師から見た場合に何かしら問題に感じる部分があるということです。

少なくとも過去働いた病院で受け入れていた専門学校ではそうでした。

そして、その子の夢はそんなことで消える程度なのでしょうか？
別の病院でキャリアを積んで大病院に転職してやる！くらいの気概はないのでしょうか？そんな程度では夢とは言わないと思いますよ。

あとは率直に先生が何を心配してサインをくれないか、まず聞いてみることです。

例えば成績であればもう取り返せませんが、髪の毛の色や化粧がケバイとか、反抗的とかいうのであれば表面上取り繕うことは可能です。
先生と話し合いするようにおすすめしてあげてください。

先生は良い病院への就職率は自分の評価にもつながりますのでいじわるでやっている訳ではなく、具体的な理由があります。

暗黙の了解はあると思います。私が学生の時に体験しました。学校の附属病院に就職を希望しましたけど、教育主事に○○のような急性期病院は合わないと思うとはっきり言われましたよ。ショックが大きすぎて就職辞めますと言ったら、イロイロな先生から△△病院を薦められました。△△病院に行きたくなくて就活を放置してました。卒業して国試合格して学校に行きました。副学校長に何で就職しなかったか問い詰められました。ハッキリ△△病院に就職したくありませんでしたと言いましたよ。そしたら、呆れたのか○○病院に就職してもいいよと言ってくれました。
気持ちが落ち着いてから考えたら附属の○○病院に就職できると思い込んでいた自分がいたこと。そしてそれを合わないとの一言で自分が全否定されたようで悲しかっただけだったのかなぁ〜と思うようになれましたし、アドバイス無視して○○病院に就職したとしても続かなかった時の事を考えるようになり安全パイをとって結局△△病院に就職しましたよ。

今になって思えばある程度経験積んでからでもやり直せますから、とりあえずは3年別の病院で技術を磨いてから希望の病院に行っても良いんじゃないでしょいか。

たまご。さんの友達も気持ちが落ち着いてくれば冷静に考えられるようになりますよ。そこから始めても遅くないですよ！！

私も△△病院に勤めて6年ほど経ちますけどまだ諦めてませんよ！！5年もしたらキャリアアップの事聞かれると思いますのでその時でも言えますし、チャンスはイッパイありますよ！！とりあえずは3年ですよ！！

小夏さん、さっちゃんさんありがとうございます。
なんだか、モヤモヤしていたものが消えました。
結果、彼女は落ち込み、復活し少しランクをさげ、病床数も少ない病院へ就職を考え始めたようです。
・・・夢なんて、大きなものではなかったようですね。。。
正直、小夏さんの言うように彼女は反抗的なところもあるし、教員からもよく思われていない所もあるかもしれません。

彼女の様子をしばらく見て、アドバイスして行きたいと思います。
ありがとうございました。