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吹き出しの多い気切患者に対して気切部にマスクをあて酸素吸入をしていましたが・・・

<2010年05月27日 受信>
件名:吹き出しの多い気切患者に対して気切部にマスクをあて酸素吸入をしていましたが・・・
投稿者:アウビィ

吹き出しの多い気切患者に対して気切部にマスクをあて酸素吸入をしていましたが
マスクが圧で飛んだり痰の量も多いことから、十分な酸素を吸収できているのかなと思っていましたが、SPO2測定では90%以上はkeepできているんですよね。鼻呼吸がありネーザルで3Lに切り替えても90%以上保たれているのは気切〜の自発的呼吸が十分できていて、酸素の必要がないと言うことなんでしょうか?基本的に気切されている患者に対してネーザルは無意味とはおもいますが・・。どうなんでしょうか?カフ圧を抜いていれば少なからずネーザルからの酸素は効果があるのでしょうか?

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No.1
<2010年05月28日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

基本的に酸素をどのように吸入し酸素飽和度が何%あるから良いとするかは医師の判断によります。喀痰の原因となる疾患について、この方の治療の効果はでていますか?喀痰が多くて酸素吸入ができてるかどうかも問題かもしれませんが、喀痰の多い状態が一時的なものなのか、この先ずっと続く施しようのないものなのかが相談内容からはよくわかりませんでした。気を悪くされたらすみません。とりあえず、私の勤務先では気切の患者様への酸素吸入はトラキオマスクかTピースです。喀痰についてはルーチン吸入とこまめな吸引。酸素飽和度については、疾患によっては93%キープの場合もあり、90%あるから良いとは判断しかねます。


No.2
<2010年05月30日 受信>
件名:アドバイス
投稿者:ジンベイザメ

投稿を拝見していると、理論上のアセスメントが見えてこないのが気になります。
方法だけを知っていても、患者さんには貢献できないと考えます。
困った時は、医師の指示を仰ぐべきです。それは、恥ずかしいことではありません。

SPO2も大切ですが、酸素療法では血液ガスが重要です。
血液ガスPAO2が60であっても、SPO2が96%である人もおられますし、
SPO295%にこだわるあまり、PACO2が60以上になってしまっている人もおられます。
要は、なぜ気切をしているのかその目的を理解することです。
痰を出すためなのか、気切からの酸素吸入がなぜ必要なのか。
これによって、気切チューブの選択も変わります。

次に、酸素療法の方法と酸素療法の目的が異なるということです。
SPO2の数字だけで判断すると、患者の回復を阻害したりいらぬ合併症を作り出します。
カフを抜いて、経鼻カニューラにする場合、SPO2を観察したうえで、血液ガスをとることが重要です。
院内に呼吸療法士はいませんか?

血液ガスが低くてもSPO2が維持できるのはどんな時か、SPO2が低下する原因のほか、V/Q不均衡、シャント、拡散障害についてなど学ぶ必要があると考えます。
院外へ研修に行くことを勧めます。

 
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