臨床経験は7年半の看護師です。これから先の方向性に悩んでいます。
自分としては訪問看護をやっていきたいと思っています。が、不安があります…
私の臨床経験なんですが、初めは3年間精神科で働きました。その後身体的なケアが勉強もしたいと思って退職し、精神科+身体疾患の合併症病棟を持つ病院に転職。しかし、合併症病棟は徐々に縮小され、OPEがなくなり、整形がなくなり…今では半分が慢性期といった感じです。精神科ならではの特殊さもあり、精神科薬による悪性症候群や、嚥下困難からくる窒息、過量服薬…レスピも1台稼働中。
看護技術はぼちぼちあるのですが、スタンダードなものではないと思います。
訪問看護をしていくためには、一度総合病院で勉強する必要があるようにも思います。
皆さんはどう思いますか?
自分が必要と感じているなら、総合病院に転職して勉強した方がいいですよ。やはり他人が何と言おうとも自分が不安に感じるのであれば、それはできるだけ軽減しておいた方が。
ただ、自分で不安な気持ちを抱えたままの状態でもし今訪問看護をはじめるとするなら…病院よりも利用者、家族の方が訪問してくる看護師の技術、態度などに結構厳しい意見を出してくるケースもあるので、それは覚悟しておいた方がいいかも知れません。どういう分野、病院で働いていたかなどを品定めするような利用者の方も実はかなりいるんですよ。
私が以前働いてた訪問看護の事業所は脳梗塞の既往があったり神経難病だったりする利用者さんが多かったです。こういう場合に在宅でどういうケア、家族への関わりが必要かだいたい想像していただけるかと思うのですが、割とオールラウンドな知識・技術を持つ看護師が求められていて、看護師は全員、内科か脳神経外科の経験がありました。ステーションによってはリハビリ、がんターミナルなどと利用者層(?)を持っている場合が多いですので、この分野に興味があるのであればお住まいのエリア周辺の事業所の情報収集をしてみてもよいと思います。
今のさくらさんの経験で就職できる事業所は多いと思いますよ。ただやはり情報収集したり話を聞いたりしてみたら、病院に転職するにしても、どういう分野の勉強を自分がしたらいいのかが良くわかると思うんですよね。またはじめてこういう分野に入るなら、どういう風に新人がフォローしてもらえるのかの確認は必須ですね。また少人数の職場が多いと思いますが、スタッフ同士の支えあいがどんな風にされているのかという職場風土のリサーチも。
さくらさんも不安だ…とは言いながらも得意分野があると思いますので(勝手な想像ですが認知症看護とか精神系の薬剤についてなど)、そういう部分は今後転職などする場合も是非大事にして行った方がいいです。訪問看護でも、ついつい苦手なところが気になってしまうんですが、得意な分野に救われることの方が多かったです。
私は今は諸般の都合で病棟勤務していますが、また訪問看護に戻りたい気持ちもあるんですよ。給与、待機などの待遇がネックでなかなか戻れずにいますね…。現実的で申し訳ないですが、こういう部分も大事な部分なので情報収集をしっかりされた方がいいと思います。
細かく教えていただきありがとうございます。訪問看護については知らないことだらけなので、大変参考になりました。
訪問看護ステーションによって、利用者層が変かわってくるということもあまりわかっていませんでした。いくつかステーションを調べて、見学してみようと思います。
訪問看護について決して軽い気持ちで考えていたつもりではないのですが、改めてその責任についても考えさせられました。
ステーションには数人の看護師が一緒に働いていても、訪問にいざいけばそこではひとりで色々と考えて看護をしていかなければいけないんですよね。ずっと近くで利用者の方を看てきている家族の要求が高くなること、その目が厳しくなることは当然のことだと思います。
当然完璧になんでもできる!なんてことはいかなくても、自分が不安に感じている事がわかっているなら、せめてそこの部分はなくしてからの方がよいのかもしれないと思いました。
経験年数7年から新たに総合病院に入ってやっていけるのか心配ですが、後々後悔しないようにがんばりたいと思います。きっとやらなければいけないことはわかっていたけれど、今までちょっと避けてきてしまっていたところだったのかもしれません。
強みといっていただいた精神科に関する知識についても、決して無駄ではないと思うのでそこも伸ばしていきたいです。
ありがとうございました。
m(__)m
精神病院は精神疾患の利用者中心の訪問看護ステーションを持っている場合もあります。
ただ、さくらさんは精神科ナース歴が長いのでこういう分野の訪問看護の困難さ、言い方悪いですがデメリットの方がいろいろ思い浮かぶことだと思います。だいたいその予想は的中してますよ。
偏見ではないんですよ。詳しく書けないんですけど、私が勤めていた事業所でも精神科分野に詳しいナースがいなかったので対応がうまく行かなくて…という事例がありました。辞めた今でも時々思い出して心が痛む出来事でした。私は内科や外科の看護経験しか無かったので、本当に難しかったですね。
精神病院の訪問看護のナースさんと話したこともあるんですが、やはりかなりの技量がいるようですよ。こういう分野の方を極めていくのも一つの方法かも知れませんけれども。
精神科の訪問看護はまた違う大変さですよね、きっと。前の病院では精神科の訪問看護があったんですが、かなり経験を積んだ看護師が対応していました。わたしも一度だけ自分が担当していた患者さんが退院した後に訪問したことがあります。そのあとは訪問に繋ぎましたが、結果は…難しいです。なにがよかったなかと、考えますがスッキリした答えはでません。
精神科救急にいたときは、通院せず悪化したり、悪化を誰にも発見されず病気のせいで暴力をしてしまいボロボロの状態で運ばれてくるなんてことがたくさんありました。
そういうのをみると、やはり精神科訪問看護の必要性は感じます。ただ、病院とは違ってさらに介入の難しさがありますね。んん〜精神科は嫌いな分野ではあるのですが、「やってみるか」と言われたら考えちゃいますね。まぁ、まだ私の経験じゃ依頼はきませんが。
看護師っていうのは、改めて幅が広いですね。自分が何をしていきたいのかちゃんと考えてやっていかないと、ただ時間が過ぎてしまいそうで、これを期に考えてみたいと思います。
あと、もう一つだけ聞きたいことがあるのですが、よかったら教えて下さい。
訪問看護ステーションでは託児所をもっているところはほとんどないでしょうか?まだ結婚もしていなければ、子供もまだいないんですけど…先のことを考えるとちょっと気になって。
図々しくごめんなさい!
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看護師お悩み相談室