看護師になり8年目です。勤務異動で、手術室に配属になりました。
分からない事だらけで、新人状態です。
配属時は、全く希望はしていない、考えてもみなかった部署だっただけに、
心の準備もできていない状態だったので、マイナスな考えが多くを占め、
嫌々出勤していました。
病棟とのギャップと、特殊な環境、また0からのスタートで、今まで培ってきた経験は、
何の役にも立たないのではないか・・・と気が滅入るばかりでした。
覚えることも多く、頭がパンク寸前です。器械類の名前を覚え、器械出しがある程度
できるようになり、今、やっと少し気持ちに余裕がでてきました。
あれ!?、私こんなに仕事できないんだっけ?って思う事も多いです(@_@;)
空回りばかりしている感覚で、情けなくて笑えてきます。
先生やスタッフに、沢山、叱咤激励されますが、分からないのは仕方ないし、
一日一個でも確実に覚えようと思い、できなくて当たり前、何度も同じ事聞いてしまうけど、
それでもいいじゃない!って思えるようになりました。
しかし、手術室の看護がわからず、例え、器械出しなり、外回りなり一人でこなせるように
なったとしても、自分の看護ができるのか不安です。
患者さんとのコミュニケーションは極端に減り、手術室でのことは、患者さん自身、麻酔が
かかってしまうと、もう覚えていないですし。。。
患者さんとじっくり向き合えないのが、すごく悲しいです。
手術室での看護の特性は、何となくわかった気がしますが、
私がやりたい看護ではない気がします。
スタッフの患者さんへの声掛けは、セリフのように皆同じこと。
全ては患者さんの為とはいえ、医者の機嫌を取り、いかにスムーズに、手術を進行させるか。
器械出しもできるようになってきたら、先生が次使いたいものも分かってきました。
これかな?と思って準備していて、当たっていると良かった!!って思いますが。。。
これが、スムーズに手術を進行させる事につながるのかもしれないけれど、
ただの自己満足で、看護の力ではない気がします。
その点では、外回りの方が、幾分看護らしいと思いましたが、ただ、ルーチン業務を
こなしているだけのように見えます。
手術室の経験のある方、手術室での看護について迷ったり、悩んだりしたことはないですか?
病棟とのギャップには皆さん戸惑いますよね!?どうやって、乗り越えましたか?
また、やりがいや、魅力を感じている事があったら、参考にしたいので教えて下さい!
はじめまして。私は手術室で8年間勤務いたしました。初めはヒヨコさん同様に右も左も全く分かりませんでした。
そして手術室を辞めていく殆どのスタッフは「手術室には看護がない」と言って辞めていきました。手術室での直介ナースと間介ナースでは同じ患者さんの看護でも役割が全く違います。全身麻酔で眠られている患者さまは話をする事ができません。しかし、術中の侵襲で身体は様々な反応を示します。それをモニターだったり直接身体に触れたり術中操作をみて起こり得る事を予測して事前に動く(麻酔医と相談する)など患者さまの代弁者的な役割があると感じていました。そして不思議な事に全身麻酔中の患者さまは耳は聞こえているのですよ。また直介ナースは医師の機嫌をみるのではなく術野をみて必要な器械を判断しなくてはいけません。全身麻酔の時間を少しでも短く、内臓を外気に晒す時間を短くすることで術後の回復も違います。患者さまにとって手術とは入院生活…いえ、人生の一大事です。そこに関わる手術室スタッフに患者さまは全てを賭けています。機械的な対応に見えるのであればヒヨコさんは、そうならないように心掛けてあげればいいのではないでしょうか?
病棟と違い患者さまからの訴えがないぶん観察や予測が非常に重要です。私は手術室看護は大好きです。そして主治医・麻酔医・看護師・臨床工学技師などが一つのチームとなり同じゴールをみて働く場所だと感じます。
経験を重ねると、また違う看護がみえてくるのも魅力です。
初めの勉強は確かに大変ですが、そのうちに応用もきくようになりますし、医師との連携の大切さを知ると思います。
また術前・術後訪問などでも患者さまと深く関わる事ができます。短時間ですが関わり方次第では病棟同様の信頼関係を築く事ができると思いますよ。また術後に院内で元気な姿の患者さまを見かけた時の喜びは、とても大きなものです。
長々と書きましたが…
手術室看護の魅力をヒヨコさんが感じて下さる事を願っています。
オペ室ナースってかっこいいですよね。私は不器用で絶対無理って思うんですが。以前小さな病院でアッペや手のオペにたまに入った事あります。外来ナースというだけで。経験ないんですよ。泣きそうでした。でもオペ室経験のあるナースが一から教えてくれたのでなんとか・・・。「やっぱりオペ室は落ち着くわ。この雰囲気がいいのよ。」ってドキドキの私の前でいってましたよ。匿名さんの意見聞いて、ますます素敵と感じました。やはり経験とともに看護が見えて来るんだと思います。病棟とおなじく経験積むほど深まっていくんだと思います。私の中ではオペ室ナースはある意味スペシャリストなんですよ。私には飛び込む勇気ないですが応援してます。頑張って下さい。
コメント、ありがとうございます。
そうですね、患者さんは、人生の中で、一大決心をして、手術という治療を選択し、その全てを私たち手術室スタッフに命を委ねるんですよね。
手術室で働くには、仕事の内容が、合う合わない、好き嫌いがハッキリわかれるとも聞いたことがあります。
今、私は、合わないわけじゃないし、嫌いなわけでもないです。
やはり、嫌で辞めていく人もいます。
看護師として働く以上、やっぱり、楽しく思えるようになりたいです。
今はまだ、色んな事が精一杯で、良く見えていないのかもしれないですね。
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
看護師お悩み相談室