気切チューブの事故抜去時の対応について、マニュアルに明記されている病院・施設にお勤めの方はいませんか?ファーストチョイスとして、私はまず状態を確認して、Dr.到着まで待てそうならDr.コール後、再挿入の準備及び酸素、吸引の準備をして待つ・・ただし、SpO2の低下などで待てない場合に限りNs.サイドで再挿入と考えていましたが、抜けたら、とにかくすぐ入れるっていうことで、Ns.での再挿入をあげる人もいます。それならそれでいいのですが、だったらそれなりに、挿入のデモンストレーションなど、教育面での見直しも必要じゃないかと思います。基本的に、気切チューブはDr.が入れるって習った気がするものですから、どうしたものかと・・・。ほかの施設では、どのような対応になっているのでしょうか?お聞かせいただけるとありがたいです。
わたしの勤める病院では確実にDrが入れますよ。
なのでDr到着まではチューブが抜けた気切口をタオルかなにかで塞ぎ(空気漏れちゃうので)、呼吸状態が落ち着いていれば口に酸素マスクあてるか、必要ならアンビュー加圧しながら待ちます。看護師が入れ直すのは見たことありません。
事故例でカニューレ交換時、気管破いて食道まで損傷して患者死亡というものがありました。No1さんの意見に賛成です。リスク覚悟でナースがやるのは勝手ですが、気管傷ついてると出血の問題、さらに刺激でスパスティックなってると再挿入困難なことも考えられます。ファーストチョイスは怖いですね。
私の職場もみさきさんと同様に、気切部をガーゼで押さえて、必要であればアンビュー使用して医師が到着するのを待ち、医師が挿入というマニュアルです。何か参考になれば。
基本的には医療行為に当たるので医者が入れたほうが良いかと思います。ただし、自発呼吸がない人や浅い人はSPO2値が下がってしまうので、看護師が入れることもあるかと思います。だだ、看護師がカニューレを入れた時はしっかり肺音を確認し、異常がないかを確認し、その上医師の診察を受けたほうがより安全だと思います。
病院によっても違うかも知れませんが、一度師長さんに聞いてみてはいかがでしょうか?
抜去された気切孔にガーゼを当てると場合によっては、それがもとで窒息することも有ります。たとえば、気切孔よりも気管の口側で肉芽や腫瘍等、閉塞する病変が有った場合です。コレの場合は訴訟で負けますよ。
創部が安定している気切孔はカニューレ抜去後も、1時間ほどは開いていますが、あまり長くなると孔が縮小して再挿入できなくなるので、出来たら早めの再挿入の対応が必要です。場合によってはNsにしてもらうことも必要。
その場合に備え、再挿入に必要な替えのチューブをベッドサイドにおいておくのがいい。同じ径では入りにくい場合も有りサイズを1-2サイズほど小さいものも置いておけば尚good。カフが付いていると抵抗でNsには入れにくいので、気切孔のとりあえずの開存の為には、Nsでも比較的簡単に抵抗なく挿入出来る、カフなしの単管(KOKEN 10mm程度)を取り敢えず入れてもらうと良いでしょう。
抜けた時の対応をあらかじめDrと相談しておくことが必要です。
以前、自己抜去した直後、看護師が挿入してしまい、患者さんには事故なく納まりましたが、後から看護部長に呼ばれ事故報告書書かされていた事例が他の病棟でありました!抜去後の気切孔をふさぐのは、患者によっては窒息を助長させてしまう場合があります。
医師が来るまでの酸素投与も場合によっては気切孔からが有効な場合もあります。
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