看護師お悩み相談室

　胃管チューブにより鼻に潰瘍ができてしまい、マニュアルを見直すことになりました。固定テープの交換間隔や潰瘍予防のため工夫されていることがあれば教えて下さい。

胃管を固定する時は鼻翼が上を向かないようにします。
交換は一週間に一度の交換で私の勤務している病院では行っています。

　もし、鼻翼で固定しているならチューブが皮膚に当たらないようにチューブを浮かして固定します。最近は潰瘍防止に鼻の下と上口唇の間（ごめんなさい。部位の正式名称がわかりません）で固定している事も多く、看護技術の文献にもその固定方法がメインで載る事も多くなりました。あとは、脱落防止で頬と耳たぶにもテープをとめています。口唇を動かすので、すぐにはずれそうな感じですが、毎日テープ交換をするのでそれで自然脱落という事は今のところありません。すでに潰瘍化してしまったら反対の鼻に入れ替えるか、鼻の下の固定でよいと思います。鼻の下で固定すると潰瘍は起こしませんから。軟膏も塗布できます。ただ、よく動く部位なので、テープ交換は毎日しています。鼻翼固定でも潰瘍防止、テープかぶれ防止、抜けてきてないかの確認で2日に1回は交換しています。

最近は、NST的にも細い胃管チューブを入れることが多くなってきています。そうすると、以前のチューブよりも余計局所的に圧迫されるので、１週間では栄養状態の悪い人は鼻腔に潰瘍ができてしまいます。うちの病院では４日間貼っていても潰瘍ができました。そのため、鼻翼にはテープ固定せず、鼻の下や頬にマイクロポア（だったかな？商品名）で固定しています。１〜２日で交換しています。