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私のせいで。(自分がもっと早く異変に気付いてたら、患者さんは苦しまずに済んだのに、という考えが頭の中でループしています。)

<2015年09月20日 受信>
件名:私のせいで。(自分がもっと早く異変に気付いてたら、患者さんは苦しまずに済んだのに、という考えが頭の中でループしています。)
投稿者:N

私は、3年目になる看護師です。1年半外来を経験しその後病棟へ異動となりました。

今日、受け持ちの患者さんが急変しました。
今までもHRが徐々に伸びてきて、看取りは何度か経験したことがあるのですが、今回の患者様はCPRが未確認の状況での急変で、初めての経験でした。
その患者さんは、ベースにCOPDがあり、今日の朝方は入院したときと変わらず、発語もあり、車椅子で検査も行けるレベルの人でした。
検査から戻って来られ、夜勤から痰が硬くて粘稠度も高い、適宜吸引をと申し送りを受けていたので、吸引しようとその患者さんの元へ行ったときに、呼吸状態がおかしい、顔色も悪く、いつもと違うと感じたため、すぐに橈骨動脈を触知し、触れたため、パルス測定を試みるも測定出来ませんでした。私は医師が病棟にいることを知っていたので、すぐに医師に報告したのですが、そのときにはすでに痰で窒息しており、吸引では痰を回収出来ず、すぐに救命となりました。先輩にヘルプを出し、先輩方がテキパキと挿管介助して、レスピ管理となりました。私はその間何も出来ず、その場は他のスタッフに任せて、先輩に他の患者の検温に行くよう言われました。
何とか救命し、レスピ管理となったのですが、全く自発もなく、最期のときまでレスピ管理となりました。
その患者さんの苦痛や家族の気持ちを考えると息をするのも苦しいです。あのとき、私がもっと早く気付いてたら、もっと早く助けを呼んでいたら、と自分のせいで、患者さんと家族の人生をめちゃくちゃにしてしまいました。自分のせいでこんなことになってしまって、患者さんの人生を狂わせてしまって、自分はどうするべきなのか、分からなくなってしまいました。このことを良い経験として振り返ることが大事、と先輩方は言って下さいましたが、私のせいでこんなことに、なってしまったのには違いありません。
ここに投稿することを躊躇いましたが、誰にも吐き出せず、今も手の震えと動悸が止まりません。

何にもできなかった自分が悔しいし、歯がゆいです。
自分がもっと早く異変に気付いてたら、患者さんは苦しまずに済んだのに、という考えが頭の中でループしています。

ここに書くことで、少しでも落ち着くかな、と思い投稿しました。
長々とすみません。

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No.1
<2015年09月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

先輩の言う通りだと思います。
この経験を生かして主さんの看護師としての経験にして欲しいですね。

誰もが通る道です。
慣れたりしないようにしてください。


No.2
<2015年09月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

Nさん、自分を責めないでくださいね。
COPDの患者さんは、ベテランの看護師でも判断が難しいです。
昨日まで自己排痰できていた患者さんでも、粘稠度が高くなり、サクションをしても吸引できず、BF(ブロンコ)が必要な状況になることも多々あります。

チューブ5~10本分の痰を、30分~1時間ごとに吸引することもあります。それほど痰の量も多く、聴診をしても常にゴロゴロした状態です。

どれくらいの間隔でサクションをするのか、パルス計を常につけたほうがいい状態なのか、その判断は難しいですよ。Spo2の観察をしていたとしても、窒息することもあります。

窒息するほど痰の量が多い患者さんなので、もともと疾患も悪化している状況だったと思います。

今は、振り返りもできないほど落ち込んでいるのかなと思いますので、考えすぎずに休めるときに休んでくださいね。
少し自分の気持ちが落ち着いた時に、相談しやすい先輩に、あの時、先輩だったらどのように対応していましたか?と質問してみましょうね。

「適宜吸引」という言葉も非常に曖昧ですね。
これでは、ベテランと経験の浅い看護師では、見解に差がでてしまいますね。もし自分が申し送りする時には「1時間おきに、チューブ5本分」など具体的に申し送りができるといいですね。先輩がサクションした時と、自分がサクションした時にとれた量に差があったら、もしかしたら、十分な量を吸引できていない可能性もあるので、手技を先輩に見てもらいましょうね。

患者さんから「痰は自分でだせます。」と言われたとしても、粘稠度や量を見せてもらい、聴診をして、必要時には吸入やサクションが必要になります。
どんな時でも自信がないときは先輩に相談をして、自分のアセスメントが正しいことなのか確認をしてもらってくださいね。

それでも、どんなに万全な状態でも、呼吸器科の患者さんは、窒息することがあります。だから、自分を責めることはやめましょう。

私の祖父は、呼吸器科に入院をして窒息して亡くなりました。もうすぐ退院で家族が自宅でのサクションのために練習をしている状況でした。夜間に連絡がきて、かけつけた時にはすでに手遅れで、吸引の装置の中の痰は、真っ赤になっていました。決して、血痰がでていたわけではなく、喀血したわけでもありません。窒息した祖父に対して、必死にサクションをした形跡でした。

看護師になった時も、絶対に祖父のような患者がいないようにしたいと思って、呼吸器科を希望しました。呼吸器科に勤めてもうすぐ8年目です。
働いてみて実際に分かったことは、祖父は寿命だったということですね。窒息するような疾患だったので、それは、看護師の問題ではなくて、祖父の病気の問題でした。

祖母はサクションの練習をしていたので、痰をとることができました。
祖父が頻回に痰をとってほしいと希望があるので、看護師に内緒で1時間おきにサクションをしていたと後日聞きました。
日勤の看護師は、祖父の痰の量を把握できていなかったと思います。もうすぐ退院の患者の部屋には、巡回の時しか行かないので、発見が遅れたのでしょうね。もし、祖母が内緒でサクションをしていなかったら・・・と考えてしまったこともありますが、家族には絶対に言えない自分だけの秘密です。

退院が決まっている患者さんでも、呼吸器科なので窒息することはありますよ。医療者側、家族側、両方体験しましたが、誰の責任でも、誰のせいでもないです。病気がそうさせていると思います。

だけど、今後の自分でできることを考えた時に、できることはあるのかなと思います。その振り返りは少し気持ちが落ち着いてからですね。
長く書いてしまってすみません。考えすぎないでくださいね。

 
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