看護師お悩み相談室

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看護師全員の退職(鳥取の養護学校で、看護師がいっせいに辞めて、子供が学校に行けないそうです)

<2015年06月11日 受信>
件名:看護師全員の退職(鳥取の養護学校で、看護師がいっせいに辞めて、子供が学校に行けないそうです)
投稿者:匿名

鳥取の養護学校で、看護師がいっせいに辞めて、子供が学校に行けないそうです。
原因は、モンスターペアレント。
しつこく、点滴の位置や、吸引時間に文句をつけていたとか。
子供が一番かわいそう。
けれども、子供には申し訳ないが、その親には自分がまいた種、というしかない。
病院だと、こんなばかな親みたいな患者がいますね。自分も最近は、理不尽やわがまま、暴言には我慢しないことにしまして、正当な理論で言い返しています。
皆さんどう思いますか?

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No.1
<2015年06月11日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

報道では、モンスターペアレンツなんて、云ってなかったけれど、、、。
事実をさらっと報道していた気がしますが。
児童の保護者からの要望に応えるには、看護師の人員不足が一番の問題だった為、学校側に看護師増員の要望を看護師達自身が繰り返し訴えていたと。

こういう状況は、PTAと看護師が一致団結して学校側へ訴えたら、看護師の労働環境改善も、保護者からのクレーム改善も可能だったかと。
鳥取で起きたことは、看護師が学校と保護者の板挟みにあっていたということですよね。互いが互いの現状を知らないことが、一番の原因でしょうか。
ここからは、憶測ですが、学校側は十分看護師の大変さは分かって無視していたんじゃないでしょうか。


No.2
<2015年06月11日 受信>
件名:補足
投稿者:匿名

養護学校児童数76人のうち、そのうち33人が医療ケアが必要。
保護者が付き添えない9人が登校できなかった。
(11日より3名の看護師が派遣され通学可能の予定)
辞職した看護師は6人で、本来は8人が必要とのこと。
辞職の理由は、保護者の要望を組織として受け止める態勢が不十分だったことと、特定の保護者から非常に厳しい指摘を繰り返し受けていたこと。

失礼ですが、ざっくりまとめました。

厳しい指摘を繰り返したのは特定の親とあるので、登校できなくなった児童全員が親のまいた種ではないと思います。
むしろとばっちりですよね。

これだけの騒ぎに至る前に、保護者・教師・看護師で話し合いの場が設けられたそうですが、該当する厳しい指摘の親は何も考えなかったのでしょうか。解決できなかったのは残念だと思いますが、総辞職についてはやむを得ないかなと思います。


No.3
<2015年06月11日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

ん~やはり健常でない子の保護者は神経質になるんじゃないのかなって思います。
誰もが健康に生まれてほしいって願いますよね。
それが叶わなかった。なぜ?私だけって受け入れられませんよね。
仕方ないでは気持ちの整理はできないと思います。
何年経っても受け入れられない人もいると思います。
他の事例で聞いた話では、子供は問題なくお腹で育ったけど分娩時のトラブル(酸欠?)で子供がそのような体になってしまったとのこと。
あと健常で生まれてきたけど、まだ小さな頃に高熱をだしその後遺症で脳がダメージ受けて障害を持ってしまった事例もあるとか。
やはり納得いかないし、医療者に不信感抱きますよね。
一般の子供の親御さんもモンスターがいる時代です。
障碍者の子供を持った親御さんたちは毎日介護してる状況です。
子供から離れ休養とれるのは特別支援学校に行ってる間だけです。
丸1日足りと24時間休むことはできないのですから。
子供が学校に行ってる間に買い物や掃除洗濯やってるんでしょう。
だって少しでも目を話したりできないレベルの子供たちです。
しかし実際に働く身になるとあまりうるさく注文してこられると参ってしまいます。
看護師全員辞めてしまって保護者さんたちは困ってるでしょうね。
学校に登校したとしても保護者さん学校で待機してるんじゃないでしょうか?
休養できませんよね。
お互いいい方法考えていきたいものです。


No.4
<2015年06月11日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

病院にもいますよね。こちらの話は聞かずに一方的に要求を通そうとする家族。どうしても家族
やり方を通したいなら退院して家でみればいいのにと思ってしまいます
このニュースも言い方悪いけどモンペの自業自得だと思います。


No.5
<2015年06月11日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

クレーム親がいた上に、慢性的な人手不足職場だったらしいですね。

養護学校では絶対に働かないようにしよう、と思ってしまいました。


No.6
<2015年06月11日 受信>
件名:看護師全員退職!
投稿者:まるまるあんこ

この養護学校の報道はニュースで見ました。
個人的な印象ですが、こうなる前にもっと手立てはなかったのでしょうか?色々な事情があったのでしょうが、結果としてはとても残念なニュースでした。
1日も早く8名(定員)の看護師配置が揃い、正常な体制になることを願っています。

話は急に飛びますが、
私の病院には数百名の看護師がいます。
病院への不満、看護師幹部への苦情、業務への不満、待遇への不満‥こんなことで全員退職が起きるか?
全員は現実的ではないが、100人とか150人の看護師がまとまり爆発的な退職が、今直ぐに起こりそうな感じになってきた。
鳥取の場合も恐らくそうだと思うが、のんびりした対応をしていると、えらいことになるんでしょうね。


No.7
<2015年06月12日 受信>
件名:無題
投稿者:主です

看護師もボランティアじゃなく、労働者ですからね。
これをきっかけにして、悪待遇悪条件を放置する雇用側、そして一部の素行の悪い患者や家族側も考えてもらいたいもんです。そして、これからもこういうことに泣き寝入りせず、行動で示す看護師が増えてほしいとおもいます。


No.8
<2015年06月12日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

一部の親の為に障がいをもった子供の親が一様にクレーマーようにとられてしまう心配もあり差別にならなければいいなと思います。
いくら障害を「障がい」と言葉を変えても障がいを持たない人にとっては「障害」で構わないわけで、世間とは温度差がありますよね。


こういった養護学校の看護師も公務員として正規に雇わないとだめたと思います。
非正規の安い給料で正職員のように責任を持って働いてもらおうなんて甘い考えです。

子供に興味がある、役に立ちたいと意欲を持って働きに行っても現実に心が削がれたり仕事が続かなくなってしまうこともあるでしょう。
若いうちから働き40代50代には親から何か言われてもで堂々とした態度がでかいくらいの経験豊かな看護師を養成しないとね。

病院や施設でも家族からの細かい要請やクレームに悩まされたことがある看護師はたくさんいると思うのでこの事件を聞いて「全員辞めるなんてアッパレ」と「看護師なめんなよ」的に小気味よい気分になった人も多いのではないかと思います。

看護師が少ないのに一向に就労条件が改善されない。
少ない中で頑張って働いてミスもするなという。
まったく、体調を壊して文句言われてまで働いていられるかと思う。


No.9
<2015年06月12日 受信>
件名:看護師のメンタルも
投稿者:はる

毎日 一挙手一投足を見て言うご家族いらっしゃいました。
こちらがメンタルやられてしまいそうですよ。
鳥取養護学校の件の家族の方インタビューで 「うちの子死んでもいいと思っているんでしょう!」
なんて言っていてビックリしました。
それなのに、威圧的な言動はないなんて思っているのですから恐ろしいです。
看護師が患者さんと関わる時に どれだけミスをしないように緊張しているか理解されていないのです。
本当に嫌な社会です。


No.10
<2015年06月12日 受信>
件名:排除
投稿者:ふゆひこさん

推測ですが、ある特定の保護者のかたが、看護師のかたに、不満をいだいて排除してしまいました。という短絡的な構図の様に、思われます。自分の嫌いな人間を、自分の周囲から、いなくなったらいい、単純思考の保護者にしてやられた、そんなところですかね。原因解明と改善策の提供なとどいう考えは、つゆほどもなく、自分が
嫌いな看護師を排除すれば、それで気がおさまる、あとは、学校側の問題だと、責任の所在を相手側におしつける。ご自分の目的は、果たしたわけですから。今のところは、保護者のワガママに負けてしまった現状。
これから、何が起こってゆくのか。


No.11
<2015年06月13日 受信>
件名:No.8さんへ
投稿者:匿名

辞めた中には、50代のナースもいたみたいですよ。相当いろいろいわれて、たまりかねたということです。堂々としても、クレーマーがそれをうわまわれば、メンタル崩壊なんですよね。これはおいつめられた経験がないとわからないかもしれませんね。看護師も人間ですから。


No.12
<2015年06月13日 受信>
件名:理不尽と矛盾の結果
投稿者:匿名

全員非正規で重い責任と難しい保護者対応を迫られる状況だったのですね。
しかも定員を満たさず少ない人数でなんとかやりくりして対応していたという
ことも、看護師の方々にはとてもストレスだったのだろうと思います。
一人辞めれば、また仲間に負担がかかるのはわかりきっているため、
今回の行動になったのかな、と思いました。
県側もここまでしないと真剣に考えなかったでしょうし。
さまざまな理不尽や矛盾のクッション役を押し付け過ぎた結果だと
報道を見て感じました。


No.13
<2015年06月14日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

給与条件が良くなかったのでは。
給与が良ければ、クレームがあっても、ある程度は我慢しますよ。


No.14
<2015年06月14日 受信>
件名:モンペの言い分
投稿者:匿名

渦中の保護者、批判にたいして、うちの子なんか死んでもいいと思ってるんじゃないですか?うちの子は15分でも処置が遅れると死ぬんです!クレームでもなんでもない、当たり前のことを言っただけと。
やれやれ、そんな子なら、学校にいかせるのすら無理なレベル、家であなたが面倒みつつ、家庭教師を雇うべきでは?
この親、モンペであることの自覚はなさそう。なんでもされて当たり前、弱者の皮をかぶった、とんだ厄介者です。


No.15
<2015年06月14日 受信>
件名:無題
投稿者:柚子湯

主様
>看護師もボランティアじゃなく、労働者ですからね。

No8様
>非正規の安い給料で正職員のように責任を持って働いてもらおうなんて甘い考えです。
>「全員辞めるなんてアッパレ」と「看護師なめんなよ」的に小気味よい気分になった人も多いのではないかと思います。

No9様
>看護師が患者さんと関わる時にどれだけミスをしないように緊張しているか理解されていないのです。
本当に嫌な社会です。

No10様
>同意見です。


皆様のご意見に共感致します。
『自分の発言、行動がどんな意味を持つのか。どんな結果を招くのか』考えられなかった保護者。
『傷付くのは自分じゃない。自分が責任取る羽目にならなきゃ良いだけ』と思っていた管理者サイド。

苦痛を押しつけ続けた、当然の結果であり報いです。


看護師をなめんなよ!
思い知れ!
と、胸がスッとしました。
あちこちで看護師の集団退職やボイコットが活発になれば良いですね。
もっと『人間として』大切にされて然るべきです。
看護師集団退職が活発化して、看護師の大移動が新しい空気をもたらす期待も持てますし。

因みに、私は給与や福利厚生が良くても魅力は感じません。
給与が良くても心が蝕まれる職場を続けることは不可能です。


No.16
<2015年06月14日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

私も養護学校に勤めるもんじゃないと思いました。
看護師が全員退職…。サイトや現場で、免許がどうだ身分がどうだと何かと分裂して争っている感があって、気になっていましたが…。こうして何かを一緒に為し遂げることもあるんですね。この件とは関係ないけど、私は看護師の世界の諸々に、いい加減食傷気味ですね。感情労働、肉体労働、あと看護師同士の人間関係とか、社会一般の看護師像に応えなきゃならない見えないプレッシャーとか…。
この一件は、長年の言葉にならない思いの一つの表れだと思います。


No.17
<2015年06月14日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

私も障害児の施設に就職してました。
自宅で見れないから一生この施設だそうです。

そして、親御さんからの要求の多い方は決まってる。
いつもクレームを一筆かいて帰られる。
とろみ食の残渣が歯についていた、きちんとブラッシングされていない。
何曜日はこの洋服をと再三頼んでいるのに、今日もできていなかった。
自分は月一回の面会で、なんでこの洋服を着てなかったのかなど一切聞く耳もたない。だから、その子の担当は毎回新人さん。で、家族からクレーム、新人退職のループ。
もちろん私はすぐ辞めました。だれもかばってくれなかったし、初日からその子すべてのお世話でしたから。


No.18
<2015年06月15日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

No.15さん、よくぞ言ってくれました。
本当に、こんな環境、氷山の一角。
ずるいいい加減な雇用者や我が儘利用者と患者、モンスター家族に、これからもわからせてやるためには、やはり看護師は泣き寝入りしてはいけないのです。
今回みたいなことがもっと増えればいいなと思ってます。


No.19
<2015年06月15日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

私は、同意できません。今回のようなことがもっと起こればいい、と本気でお考えですか?
そういう考えの看護師がいると、患者さん困りますよ。
自分達の代わりに、別の看護師に代理できてもらうとか、派遣で雇ってもらうとか最後まで責任もった看護は、できないものでしょうか?

その障がいを持ったお子さんだけでなく、同じ学校に通っている他の児童にも不利益が生じているはずなのに、こういうことが起これば、いいと本気で考えているんですか。だから、看護師は、世間から叩かれるんですよ。

病院内の看護部会もそうですが、医療界だけでなく、院内でも最大の職業集団だから、弱い立場の人や少数派の意見とか、平気で黙殺してしまう。看護師って、集団化するから、怖いです。


No.20
<2015年06月16日 受信>
件名:No.19さん
投稿者:主です

では、あなたが今回のような悪条件で働きつづけられますか?看護師には働く場所を選ぶ権利があるので、お忘れなく。

それから、間違った認識を訂正させてもらいますが、代理をもってくるこない人事関係は、雇用者の仕事です。雇う雇わないの判断は人事ですからね。看護師の仕事の範疇ではなく、また無責任とはなりませんよ。今回の場合も、県立ですから、代理の判断はただの平看護師が行えるはずもなく、そんな権利もありません。県が異動、あるいは臨時採用かけた看護師が配置されますので。

あなたの思考はいい所もありますが、逆に雇用者や患者家族にはつけこまれるデメリットがあります。そして泣き寝入りするから、看護師や介護関係は足元みられるんですよ。患者のため、家族のため、それを盾にとって、雇用者もそれを利用する側も、安い給料、休みも少なく、残業、そして責任をおわせる。過大サービスを求める。しかも今回は非常勤で定められた人数もみたしてない。
けれども、サービスには当然対価が必要になります。看護師はボランティアじゃありませんから。
海外では、労働者がデモストする姿がみられますが、日本人は社蓄という言葉があるようにやはり労働者の権利にうといと思いますね。とくに医療福祉関係は。あなたのような思考が悪く蔓延し、社会的に慈善を念頭にやって当たり前のような。
それから今回は、看護師には同情がよせられていることのほうが多いです。モンペの取材みましたか?あれは弱者ではありません。弱者の皮をかぶった偽物ですよ。税金、他者の協力で生かされているのに、当然とばかりに感謝もない。自分で文句があるならやればいいのに、権利ばかり主張する人間。他者に依存する他罰的人間。ああいう人間を弱者とはいいません。
あと、看護師がたたかれる、とありますが、どんな職種でも、言動が気に入らなければたたかれてますよ。ネットでも、リアルでも。あと、看護師をたたくのは、看護師同士が多いですよ。それぞれ気に入らない人間がいる、あるいはその世界をしらずに参入した人は自分と相容れないため批判するもんです。
きちんとしたは人も中にはいますので、かわいそうだとは思いますが、その思いを凌駕する割に合わない環境、待遇であれば、人間耐えることを強いるのは無理でしょうね。残念ながら。そうならないためにも、泣き寝入りしてはいけないと思いますよ。


No.21
<2015年06月16日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

仮に別の人を頼んでも、こういう報道があったところでは、働きたくないと思うのではないでしょうかね?
看護師に、死亡診断の権利なんて無いし、あるのは療養上の世話だけなんですけど、その世話の方法が、どうやっても現実的に無理!っていう家族がいるんですよ。

医者に、死人をよみがえらせろって言ってるようなもんですよね?この家族。


No.22
<2015年06月16日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

集団化ですか…。確かに集団化の弊害を見たことがあります。たとえ間違っていない事でも、集団化する事によって他の意味を持つ事もある。他の現場だったらどうだろう。全員で退職はあり得たか…。


No.23
<2015年06月16日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

No19様
ニュースご覧になりました?
退職した看護師達は人員の充足を求めたり、保護者との問題について県に報告したり、行動していましたよ。

それを黙殺したのは行政の責任者です。
主様も書いていらっしゃいますが、人事は行政の管轄です。
看護師の提言を無視し、退職に追い込み、今も同じように非常勤で賄っているのは行政です。

「患者は権利を主張し暴言も許されるが、医療者は奉仕の精神で非人間的な扱いに甘んじろ」的な思想を、私は受け入れられません。
医療者も人間です。受けるべき礼儀や払われるべき敬意があって当然です。
職業云々の前に、人間対人間の関わりとしてお考え下さい。
人間対人間の関係が成り立たない状態が健全とは思えません。


No.24
<2015年06月16日 受信>
件名:すみません、初めまして。
投稿者:匿名

私は嘱託看護師として肢体不自由の養護学校に勤務した経験があります。養護教諭の免許取得のため大学の通信教育課程に進学した時のことです。そして、養護教諭の臨時任用職員としても勤務した経験があります。今は福祉型入所施設の看護師ですが。

その上で、今回の件の行方を見つめています。

ここでは、病院臨床で働かれている看護師の理不尽な思いをベースに、患者家族や管理職や経営者に対して意見されています。

学校を職場とする医療専門職者の困難さを経験して、この件の問題が、障害があるお子さんの保護者の一生懸命さと特性、教育界のものの考え方と医療界のものの考え方の違いと異職種間のコミュニケーションの難しさ、教育機関における医療職の立場と雇用形態、といった複雑に入り組んだものであると認識しています。

障害があるお子さんの保護者さんは、離婚してひとり親となっていることが多いです。障害児を生んだことで責められたりといった背景がある方がいます。自責の念から一生懸命になっていることもありますし、現実生活に追われて余裕のない方もいらっしゃいます。孤独な状況から同じ障害児を育てる親たちに会い、気負うことが少なくなる方もいますが、それを拒む保護者の方もいらっしゃいます。また、保護者の方には何らかの障害がある場合もあります。モンスターという前に、保護者の背景等を理解することが必要であり、保護者の自責の念などの精神・心理的支援と生活支援が優先されます。そこに心理職、福祉職が必要となるのですが、これはこれからの課題だと思います。実はここに、保護者だけではない、この日本の福祉の実態を見ることができます。家庭という機能を重視する日本的価値観があるため、親が過度に奮闘してしまうし、心理や福祉が容易に介入できなくしています。

教育界と医療界の見方、考え方は、たとえ中心が児童生徒、患者、利用者であろうと、その専門性ゆえ違ってきます。子どもの教育権を重視し過ぎるあまり身体的な機能をないがしろにしてしまったり、逆に、子どもの身体的機能を重視し過ぎるあまり教育権を冒してしまったり、ということが起きます。そこで異職種間の十分なコミュニケーションが必要になります。

病院臨床から学校臨床に入って間もなくの看護師は、この子どもの教育権を知らずに介入しようとすることが多いです。これまでに培った医療専門職のノウハウを活かすことを目的にしますから、当然と言えば当然なのですが、介入のタイミングを医療臨床と同じにしてしまうのです。教育に必要なのは、「発達を待つ」という姿勢です。待てない状況、焦ります。学校に勤務している看護師は、児童生徒の状況を観察しながら、指導場面に応じて介入する能力が求められます。その能力を培うのは「熟達の過程」と同様です。学校看護師もまた、臨床看護師とは違う熟達の道を歩むのです。

この「発達を待つ」という姿勢、一番待てないのが一生懸命な保護者です。これが教育の一環だと理解してもらえたとき、さらなる発展があっただろうなと思います。

今回の件は、待つことができない保護者の背景、そこには何らかの問題があったのではないかと思います。同時に、それにじっくり関わる窓口がなかったことが原因だったろうと思います。

学校と病院の違い、それは教育を施す場であるか医療を施す場であるかの違いですが、学校では多くが教員です。看護師はその学校に少人数、つまりマイノリティの立場です。病院では多くが医療専門職、その中でも看護師は大所帯です。組織の構成員の違いは意見の通らなさに関係します。また、マイノリティである立場が非常勤であることはそれを増幅するものです。

私が嘱託看護師であったとき、給与は18万弱でした。その分、職務内容としては業務量としても日々の責任においても範囲が限定されていました。確かに不満はありましたが、私は学習するための職場として自分が選択したという自覚があり、また、保護者が学校看護師に理解ある方々でありました。おそらく、その当時関わった保護者さんたちは、この件を非常に残念がっていると思います。

私は、学校という職場を選択する看護師に、障害があるお子さんの保護者の一生懸命さと特性、教育界のものの考え方と医療界のものの考え方の違いと異職種間のコミュニケーションの難しさ、教育機関における医療職の立場と雇用形態について、事前に知らせていただく場を設けていただきたいと思いました。


No.25
<2015年06月16日 受信>
件名:特別支援学校で働いてた者です
投稿者:匿名

鳥取のニュースはテレビで知りビックリしてます。
やはり親御さんは自分の子供が一番なんだと思います。
他の子供がどんなに重症でも自分の子供を優先にやって欲しい、見て欲しいって。
健常者の子供を持つ親には分からないことかもです。
やはり誰もが健康で元気に生まれて欲しいと願います。
それが叶わなかった、何年経っても受け入れられないのではないでしょうか?
そう言う現場で働く看護師は本当に神経使います。
それも非常勤ですし。
インタビュー受けてた保護者さんの意見しか聞いてないから何とも言えませんが、このニュースを機に言いたいことも言えなくなる親御さんも出てくるでしょうね。


No.26
<2015年06月16日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

続きです。

学校教育は、憲法第26条1項「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」2項「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」

憲法上で義務教育が規定され、教育基本法、学校教育法によって学校教育を行っています。学齢期の子ども、小・中学の子どもは、その能力に応じて普通の学校、盲・聾・養護学校(現特別支援学校)で教育を受ける権利を有している、保護者はそれを受けさせる義務を負う、といわれています。高校は義務教育ではないのですよね。

義務教育学校、特別支援学校の小学部、中学部は、「義務教育」なわけで、教育サービスを与えているわけではないのです。つまり、「義務教育」のなかで行われている看護というのは、サービスではないということです。公教育の一環としての医療的ケアなのです。

サービスでない限り、対価を求めることはできません。

ここで起こってくる問題が、公教育で必要な医療的ケアに携わる看護師の雇用形態なのです。義務教育を受けるにあたって必要な医療的ケア、これを実施するのが医療専門職である看護師となっていますから、非常勤では問題だろうということです。

ですから、雇用形態を見直すよう、看護師をはじめ、保護者からも要望が出されているはずなのです。

今回の騒動は、その一環としての運動とみてよいのだと思います。


No.27
<2015年06月17日 受信>
件名:無題
投稿者:柚子湯

No24様 No25様

大変分かりやすく、参考になるご意見を有り難うございます。
『異職種間のコミュニケーションの難しさ』には本当に頷きます。

問題は根深く複雑ですが、だからと言って諦めて手放してはなりませんね。
今こそチャンスと思い、どの様に対応や改善がなされるか注視したいと思います。


No.28
<2015年06月17日 受信>
件名:NHKラジオで
投稿者:匿名

昨夜(6/16)のNHKのラジオ(19:30ごろ地方の局から1つずつニュースをピックアップしていく)では、現在一人県から派遣されているが、一人が復職すると聞きました。現場のことをよく知ってる看護師が戻って来てくれてありがたい、というコメントでした。なぜ復職するかは分かりませんが・・・県はもっとお給料を上げて常勤にして身分を保証しないと、なり手がいないと思いました。


No.29
<2015年06月18日 受信>
件名:無題
投稿者:No.25です

短期間で辞めたので(私は保護者が原因ではありません)何とも言えませんが。
とにかく手続きや何もかもが公務員的で融通が効かないというか。
医療的ケアー必要な子供さん5名いまして、看護師(全員扶養範囲内)3人でした。時給は少し他より高いくらい。
そしてこの中で長く働いてる看護師の采配で色々とやらされましたし、気分屋でしたね。
それに対して学校の先生達は何も注意できないというかしてくれないというか。
お局看護師新しく入っても気に入らない看護師は辞めさせるみたいな。
私の前にも何人か辞めさせてると聞きましたし。

特別支援学校で看護師で正社員はないかもです。
その年で医療的ケアーが必要な子供の人数とか変わってくるからです。
正社員として看護師を置くのであれば、県立の病院から何人か派遣するとか?!
もしくは県立病院内に学校作るとか?!

 
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