現在、回復期病棟で働いています。
その中の患者さんへの対応が正しいのか疑問で相談させていただきます。
その方は脳梗塞発症し、右麻痺で当院に来て3ヶ月目になります。家族はいるのですが、排泄は自立が目標です。自宅のトイレまでの移動は困難でポータブルを使用し、自立をするように全体で取り組むことになりました。
しかし、職員に気の毒だ。同室者に申し訳ないとなかなかポータブル使用が進みません。本人には、私たちは貴方をサポートするのが役目だ。回りは気になるのもわかるけど今からしていかないといけないことを説明しました。病棟のカンファで話し合いのとき、本人の自尊心を傷つけてまでする必要があるのかと医師の発言から1日2回のポータブル使用の訓練だけになり、その場にいなかった私は(休みでした)納得いかないモヤモヤが募ってます。
回復期はチーム全体で患者さんの人生を背負っていると私は思ってます。
確かに排泄は病室でするのは恥ずかしいとか嫌だというのはわかりますが、実際何回もしないとイザと言うときは出来ないのではないかと不安でなりません。
皆様はどうされてますか?患者さんの意思を最優先するべきなんですかね?
みにめとるさんのもやもやは、患者さんの「遠慮や、気がね」に基づくポータブル使用を望まないという意思を大事にしたい、一方で、患者さんにとっての最善な状況を目指すべくリハビリを継続すべきなのかの間で、葛藤しておられると捉えてよろしいでしょうか?
私たちは、患者さんの権利を擁護する役割がありますもんね。だからこそ、すっきりしませんよね。
そこで、疑問があります。
①患者さんの一番のニーズは何でしょうか?
②患者さんとお家族の関係性や、家族としての機能(コミュニケーション、役割代行、相互依存、情緒的支援体制など)をどのように捉えていますか?
③遠慮や気がねをしている背景に何か考えられる要因はありますか?(多くの患者は、ケア提供者や周囲の人たちに気がねや遠慮をする状況では、その根底に何か他の要望や期待、不安、抵抗感があることが多いので)
④患者さんが生きる希望として何か心のよりどころはありますか?
⑤患者とお家族にとって、将来的に家に帰ることが、どのような意味をもってらっしゃるのでしょうか?
⑥家族に対しても患者さんはどのように思ってらっしゃるんでしょうか?
患者のさんの意思は何より大事だと思いますが、今のような他者への遠慮や気がねがある限り、他の何か本音や思いがあり、患者さんの本当の意思ではないように思えてしまいます。患者さんの行動は、年齢や立場、生きてきた過程での信念、価値観など、影響しているかもしれませんね。
皆さんで、患者さんの行動の背景や要因などを多角的に捉えなおした上で、患者さんにとっての最善を、ケア提供者、医師、本人、お家族と共に話し合われてみてはいかがでしょうか。勝手な見解で、申し訳ありません。
気兼ねや同室者への配慮が原因なら環境整備をしてあげてはどうですか?
音が原因なのか匂いなのか?
音なら音姫ではないけど、気にならないようにしたり、匂いならば消臭剤をおくとか。
奥の窓キワよりはドア側の方がなんとなく気持ち楽かもしれません。
あとは絶対に部屋でポータブル使うことが必要なのか?
トイレへの誘導やトランスはポータブルへのトランスの訓練にもなりますよ。ポータブルでの排泄だけのリハじゃなく椅子から椅子へのトランスや移動など関連性のあることで、自然とじゃあポータブルどうですか?と聞いてみればいいと思います。
単純に、トイレまで車椅子などでいけないのでしょうか?
ポータブルを使用するならいける気がしますが、いかがでしょうか?
的確なことはNo.1さんがおっしゃっている通りだと思います。
私は個人的な感情も入ってしまうかもしれませんが・・・。
その患者さんがこれから自宅で生活すること、右半身の麻痺を考慮すると排泄はポータブルが適切(もしくは限界最高値)なんですよね?
患者さんには実際に聞きづらいけど、このポータブルの訓練をせず、自宅へ帰った時にどのように排泄を済ませるか、ご自身で何か考えていることがあるのでしょうか?
例えばご自身はトイレでの排泄を強く望まれているとか。
ご本人のご希望とそれが可能かどうか、不可能ならその理由を説明するなどの場を設ける必要があると思います。
またご本人も訓練せず、失禁を強いられたときにご自宅で管理できるのか
(介護の問題)、またご家族が対応不可と言った場合には施設など考えなくてはならないけれど、その将来性をご本人はどう考えていらっしゃるのか・・・。
シビアでタブー視されそうな部分、デリケートな問題だけど現実関わるのはご家族なわけで、ご自宅を目標とされるならなおさら現実に起こりうる問題も提起しなくてはいけないと思います。
本当にトイレまで行くのが無理かどうか最終的にご自宅に訪問して査定することも必要になるかもしれません。
主様の思いばかりが先に立ってるような。
遠慮があるなら
工夫のしようがあります。
昼間は車椅子でトイレへ
同室の方が眠ってる夜間にポータブル
たぶん、これで患者さんの希望と医師の提案と主様の不安の払拭
すべてできませんか。
ポータブルに自立して移れるよう
方法を代替えしていければ
問題ないかと。
みにめとるさんお疲れ様です。受け持ち患者さんの面談やカンファのとき、休みの関係で
出席できないのは、ときには今後の方向性が把握しづらいことも多くあり難しいですね。
お察しします。
No.1とNo.4の方々も書かれていた通り、この患者さんの排泄に対する思いがどこに
あるのかとても気ががりです。カンファの際、Dr.が「自尊心を傷つける」と発言していること
に対し患者さん本人はスタッフや同室者に気兼ねや遠慮をしている点に共通項がないため
患者さんの本心はやはり違うところにあるのではないかという印象があります。
この患者さんは男性でしょうか?排泄=トイレと思ってみえるかもしれませんし、そのこと
が本人の価値観であったり、また家族の関係性でポータブルトイレの処理(排泄物をみられる)をしてもらうことが羞恥心に繋がる場合もあります。ここはじっくり本人と家族の思いを伺ったほうがいいのかもしれません。その上で、できること、できないことを現状から見分け本人のニードに対するメリット・デメリットを説明・理解して頂き、本人や家族がその上でどう決断するのか、他チームと連携してアドバイスする役目を病棟看護師は担っていると思って
います。勝手な見解で、申し訳ありません。何かのお役に立てば幸いです。
同じ回復リハ病棟の看護師より
みなさま、貴重な沢山のご意見ありがとうございます。
この方は、ご家族と同居はされますが、日中も夜間も子供さんの仕事などの都合でトイレ介助は見込めません。
現在、下衣の操作もスイングバー把持で何とか可能かなぁ?という感じがみえてきました。実際ポータブルトイレ使っての訓練として行っていますが、日中は兆しが見えてきた気がします。
夜間は、職員の加介助のせいか依存的な面が見られるため、本人としっかり話し合い、職員間の対応を決めて行きたいと思います。
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