①は筋組織につながる神経の異常。
②は筋肉そのものの異常
と勉強しましたが、委縮の仕方は同じなのでしょうか?
初歩的な質問ですみません。
通信で勉強しています。
お力をお貸しください。
臨床徴候的には,
神経原性は,四肢の遠位部優位
筋原性は,四肢の近位部優位
に筋萎縮の程度が強いです.
病理ではもう少し色々違ってきます.
神経原生→遠位部筋力低下なので,
下肢:躓きやすい,スリッパが脱げやすい
上肢:ペットボトルの蓋が開けられない,ボタンの留外しがしにくい
筋原性→近位部筋力低下なので,
下肢:しゃがんだり立ったりがしんどい,階段上るのがしんどい
上肢:洗髪中,洗濯物を干してる時に腕がだるい,シャツを羽織れない
といったように,日常生活の障害・訴えに差があります.
神経原生疾患でも近位優位に起こるものもありますし,筋原性疾患でも遠位優位に起こるものもあるのですが例外は例外として勉強してください.がんばって.
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