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手術室勤務の看護師の方に質問 「リネンのリユースについて」

<2014年05月12日 受信>
件名:手術室勤務の看護師の方に質問 「リネンのリユースについて」
投稿者:さらさ

よろしくおねがいします。

当院にリユースシステムの営業が来まして、今月末に業者の説明会が開かれることになりましたが、リネン類のリユースに疑問があり、説明会の前に情報が欲しいと思い書き込みをしました。

手術用リネンのリユースシステムを導入されている手術室勤務の看護師の方に質問です。

リユースのガウンやドレープなどを使用した際
①出血など体液や洗浄液が患者側に染み出したり、ガウンの中が汚染されることが本当にないのか?
 あるとしたら、オペ時間・出血量などに左右されるのか、何度もリユースされ始めると起こりやすい状況となるのか。その傾向を教えてください。

②業者から洗浄滅菌され再搬入されたドレープやガウンに「穴」や「ほつれ」などの異常が見られたことがないか?クレームとして業者に返すとどのような対応をしてもらえるのか?

③リユース製品を使用するオペを限定しているか(使用制限時間が2時間程度とうわさを聞いたものですから・・・)

システムを導入されている施設の方がいらっしゃいましたら、利点・欠点含めてお話を伺いたいです。

よろしくお願いします。

※当院では現在、ガウン・ドレープ・器械板カバーなど手術で使用するリネン類は全てディスポです。
また、手術は年4,000件ほど行っています。(局麻オペから外科・形成や耳鼻科・形成などの再建術 脳外・心臓外科まで)

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No.1
<2014年05月12日 受信>
件名:無題
投稿者:サマ

当院ではリネンのリユースをしているので、質問にお答えします。

リユースのガウンやドレープについても、種類やランクがあります。
眼科等の大量に出血するオペでない場合は、薄っぺらくてマスクがついていないもの。
整形外科等の、出血量が多いものについては分厚かったり、ガウンにもマスクがついていたり…と、種類やランクがあります。
当然、薄っぺらいものはコストは安いですし、分厚い、防水がしっかりしているものは、コストは高くなります。
当院では、何種類か用意して、オペによって使い分けています。
また、ドレープについては、よく行われるオペについては、当院オリジナルの専用のセットを組んで滅菌してもらっています。たとえば、鼠径ヘルニアのオペだと、1.術野の分の大きさの穴が開いた、患者さんにかけるドレープ 2.メイヨー台カバー 3.器械台の下に敷く布 4.器械台の上にかけるカバー 等、必ず使うものがセットになっています。

患者さん側に染み出たり…等は、今まで一度もありません。
それぞれのリネンの目立たない所に布タグがついていて、回収した回数がペンでチェックされています。既定回数になると廃棄されるらしく、品質は一定に保たれているようです。穴(針によるピンホール含む)やほつれもチェックされていて、補修されたものが届く事もあります。

【メリット】全てディスポでそろえるよりは、コスト的には安い。

【デメリット】
・毎日回収に来てくれる訳ではないので(それは契約によるのかもしれませんが)、使用後のリネンを保管しておく場所が必要。(かさばりますし、感染面でも配慮が必要)

・滅菌の有効期限が短い。当院に納品されるのは、高圧蒸気滅菌で滅菌されたリネンが届きます。使用期限は3ヵ月あるかないか程度なので、滅多に無いオペ用のリネンだと、使う前に期限がきてしまう事があります。(ディスポだと、年単位で持ちますよね)

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