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ivについて(輸液ポンプでCVで高カロリーの持続点滴をしてる患者さんに、フェジンをivするときどうやるか)

<2013年11月18日 受信>
件名:ivについて(輸液ポンプでCVで高カロリーの持続点滴をしてる患者さんに、フェジンをivするときどうやるか)
投稿者:まゆ

はじめまして。新米ナースです。プリセプターさんに輸液ポンプでCVで高カロリーの持続点滴をしてる患者さんに、フェジンをivするときどうやるか考えてきてと言われました。メーカーの説明を読むといわゆる駈血帯を巻いて2分以上かけての静注をするのでしょうか?それともメイン止めて側管からivでいいのでしょうか?調べるほどワケわからなくなってしまって。どなたか教えてもらえませんか?

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No.1
<2013年11月18日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

「フェジン」「CV」で検索してみました。
すると「日医工」のホームページの「医療関係者の皆さまへ」
http://www.nichiiko.co.jp/medicine/qa01.html
・・・によれば

「高カロリー輸液との配合は安全性が確認されておりません。そのため高カロリー輸液を施されている患者にフェジン®を投与する際は、末梢血管から2分以上かけて緩徐に単独投与するようお願いしています」

・・・とのことでした。

逆におたずねしますがなぜメインさえ止めればCVの側管からでもよいとお考えになったのでしょうか。


No.2
<2013年11月19日 受信>
件名:No.1様
投稿者:まゆ

ご回答ありがとうございました!これからはまず自分で徹底的に勉強したいと思います。このスレを読んで下さった方や管理人様もありがとうございました!


No.3
<2013年11月20日 受信>
件名:まゆさまへ
投稿者:No.1

そんな言い方(書き方?)されますと、こちらが凹みます。

フェジンは多くの場合、10mlのブドウ糖液(10~20%)で希釈して末梢から翼状針で静脈注射をします。

なぜ生理的食塩水で希釈しないのか???
フェジンはFeを、糖を使って大粒のコロイド状にまとめた薬剤です。生理的食塩水だとコロイドが壊れて遊離したFeイオンとなります。理由は分かりませんが、おそらく生理的食塩水のNaイオンが影響するものと思われます。

なぜ点滴で施行しないのか???
一人の患者さまに2分以上もの時間をかけて静脈注射をするのは面倒だから、100mlのブドウ糖液で希釈して点滴で落としたいところですが、点滴だと時間がかかりすぎ、やはりコロイドが壊れてしまうので点滴では出来ないそうです。またブドウ糖で希釈する場合も同様の理由から静脈注射の直前に希釈します。

体内に入ってから、フェジンのコロイドは壊れないか???
まゆさまが「調べれば調べるほど分からなくなる」と書かれたのは、この問題かも知れません。
フェジンは最終的にはFeイオンとなって体内で利用されるのだと思います。
しかし、急激に人体にFeイオンを注入すると人体はFeイオンを「異物」と認識し、激しい炎症反応=アナフィラキシーショックを起こすものと考えられます。
そのため「コロイド状のFe」を「末梢から」「2分以上かけて」静脈注射するのだと思います。


新人さんのご質問は、私にとっても勉強になります。これに懲りずにこれからも質問に来て下さいね。

 
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