看護師お悩み相談室

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皮膚・排泄ケア認定看護師の方、いらっしゃいますか?

<2013年03月16日 受信>
件名:皮膚・排泄ケア認定看護師の方、いらっしゃいますか?
投稿者:まなかママ

貴重なスペース、お借りします。

私は、今年45歳になる看護師です。今は呼吸器の病院に勤めています。外来ですが、褥そう対策委員長をしています。(それが条件の入職でした)好きで始めたわけではありませんが、その流れで、皮膚・排泄ケアの認定を取らないかと言われました。歳も歳ですし、無理です。と即答したのですが、その後副院長からも「とった方がいい」と進められて悩んでいます。学費などは病院が負担してくれて、お給料も少し出るそうです。今から勉強を始めて、来年度の試験に間に合うでしょうか?どんな勉強をすればいいのか、見当もつきません。どなたか、認定の資格を持ってらっしゃる方がいらっしゃいましたら、ぜひアドバイス、お願いします。

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No.1
<2013年04月25日 受信>
件名:WOCです
投稿者:エリーザ

皮膚・排泄ケア認定看護師になり、3年目です。

まなかママさんの認定看護師取得の意思があるかどうかが大切だと思います。
認定看護師教育機関では、個人のモチベーションがないと学習を続けることが難しかったです。
自分が認定看護師になりどうしたいのかが大切です。
皮膚・排泄ケアは褥瘡だけではありません。いろいろな創傷、ストーマ、排泄障害にどのように関わりたいかです。
職場に言われたからという理由で教育機関に入学しても、うまくいかないケースもききます。

また、皮膚・排泄ケア認定看護師になって欲しいという職場の理由はなんでしょうか?
褥瘡の院内発生が多いのでしょうか?
褥瘡ハイリスク患者ケア加算の取得でしょうか?
褥瘡以外のことにどのように活動して欲しいのかの確認も必要だと思います。

わたし自身は、重症褥瘡のケアと新人の頃のストーマケアがきっかけで、認定看護師を志しました。
資格のことを調べ、学習を始めてから、1年ぐらいで、教育機関を受験しています。
1年で行ったのは、関連学会への参加や、出版社主催のセミナーへの参加、分野の基礎の書籍による知識や技術の習得などです。

以前の職場では、ストーマ造設手術が少なく皮膚・排泄ケア認定看護師は必要ないといわれ、退職し研修期間に入学しました。
研修期間に体調を崩し一時休学しましたが、今の職場に就職し、2年かけて研修を修了しました。自分自身の努力もありますが、家族や職場の支えが研修修了につながりました。

まなかママさんの職場の理解、協力があるのは、すばらしいことだと思います。
ご自分の意志とご家族の協力が得られるかどうかなど、いろいろ検討してみてはいかがですか?
年齢的にスタートが遅いということはありません。いろいろな経験があるからこそそれを分野での活躍につなげることができますよ。

わたし自身は、認定看護師として働け、とても毎日が充実しています。
やってみたいと思うなら、ぜひ挑戦してほしいです。


No.2
<2013年05月17日 受信>
件名:ご意見ありがとうございます
投稿者:まなかママ

エリーザ様、ご意見ありがとうございました。返答遅くなり申し訳ありません。

うちの病院は、人工呼吸に特化している病院で患者のほぼ全員が呼吸器をつけて寝た切り状態です。ほぼ全員がおむつによる排泄です。褥そうの発生率も高い方だと思います。褥瘡ハイリスク患者ケア加算も取りたいようです。

自分自身スキルアップのために、認定取得は魅力ですが、色々情報収集をすると、とても合格できる気がしません。また、合格できたとしても、その後の勉強や認定のための受験・・・。すべてに自信がありません。

私の周りには、准看から正看になるために勉強している方や、大学院に行って勉強している人など、意識の高い方がいます。その方たちをみると、自分も今やらなきゃと思うのですが、勉強の仕方がわかりません。記憶力の無さに愕然とします。

また、ストーマケアなどに関する経験が浅いことも、自信の無さにつながっているのかもしれません。
院内でストーマのある患者さまは数人いますが、今のところ特にトラブルもありません。ウロストミーの患者さまはいらっしゃいません。
オペ室に入ることもあるので、機会があれば、ストマ増設のオペに入ることもあります。

こんな経験でも受験資格があるでしょうか?

勉強のために早く起きても、ただ時間がすぎるだけで、気持ちも焦るだけで全然身に付きません。

ここで愚痴を言うくらいなら、最初からあきらめた方がいいのかもしれません。しかし副院長先生の期待があり、白旗を上げられる状況でもありません。

7月に褥そう学会に参加し発表してきます。WOCの方たちが沢山いらっしゃると思うので、機会があればお話し伺いたいと思います。

なんだか、支離滅裂な文章になりました。ごめんなさい。

もう一度、本当になりたいのか、その先のビジョンは・・・。考えて望みたいと思います。

他にもご意見がありましたらまた、よろしくお願いします。


No.3
<2013年05月31日 受信>
件名:無題
投稿者:エリーザ

まなかママさん、褥瘡学会で発表されるのですね。
そういった活動を通して、皮膚・排泄ケア分野への学びが深まっていくと思います。

受験資格があるかをご心配されていますが、
普段のお仕事を学会発表につなげられて、十分だと思います。
きっと、職場でのまなかママさんへの期待の大きさを考えると
ご自身の経験で不安になるのだと思いますが、
心配しすぎないでいいのではないでしょうか。

研修機関では、ストーマ経験がほとんどない研修受講者ばかりに
なることもありますし、仲間同士で教えあい支えあうことができます。
わたしも研修では同期生にたくさん教えてもらいました。

また、本に出ているような困難事例の創傷やストーマケアは
ほとんど経験がありません。
同じ認定看護師の資格を持っていても、他の病院で勤務されている方と
同じようにケアが行えるわけではありません。
正直、ほかの施設の方からアドバイスを求められても
「え!?そんな経験もないの?」と思われるのではないかと
どきどきすることもあります。
資格を取得してからも、知識だけでは補えない面での心配は
尽きることはありません。

そんななかで、わたしが心がけていることは、
自分が行う一つ一つのケアをていねいに行うこと、
そして、何でも相談してもらえるように周りとの関係を大切にすることです。

資格取得以前は、
褥瘡にならない、褥瘡を治したい、正しいストーマケアをして欲しい、
そんな気持ちばかりが強く、自分だけでなく、周りに対しても
「どうしてこんなこともできないの?」「なんでちゃんとしないの?」と言った感じで
厳しく、きつく、怒ってばかりだったような気がします。
そんな態度をとっていては、相談どころか話しかけにくいですし、
いくら仕事ができて、正しいことを言っていても、受け入れてもらえないです。
そんな当たり前のこともわからずにいたのは大変恥ずかしいのですが、
今の職場に移ったことや資格取得の勉強を通して
看護師として、人間としての成長があった、と自分では思っています。

ストーマケアは、造設から社会復帰まで通して関わるのが基本ですが、
そういった機会が少なければ、ストーマ保有者の方にケア上の問題がなくても
関わらせていただくといいと思います。
今勤務している病院では、ストーマ造設は行っていないので
保有されている方の入院時に、情報収集したり、ケアを見せていただく、
ケアに参加させていただくなかで、学べることがたくさんあります。

本を読んで学ぶことだけが勉強ではないので、
ケアで行った内容を本で確認する、学んだ内容をもとに今のケアの評価をする
のも、いいと思います。
ケアの評価、と言うと大げさですが、ケアの良い点やできている点を伝えたり
わからないことがあったら質問していただいていっしょに解決する感じです。
わからないことは宿題にしてもらって、調べてからお話したりしていました。

あまり参考にならず、ごめんなさい。

わたしも褥瘡学会に参加しますので、
まなかママさんの発表を楽しみにしています。


No.4
<2013年06月04日 受信>
件名:無題
投稿者:まなかママ

エリーザ様、お返事ありがとうございます。

受験資格、なんとかありそうですね・・。安心しました。
エリーザ様の認定看護師としての姿勢、勉強になりました。

人に教えるとか、伝えるって本当に難しいですよね。
自分も認定師になれたら、エリーザ様を見習いたいと思いました。

エリーザ様は、受験前はどのような勉強をしていましたか?
一日何時間くらい?何を参考にされていたでしょうか?

看護協会にあった、清瀬の過去問は一応やってみたのですが、それが終わってから、何を元に勉強したらいいのか、わからなくて・・・。

どんな勉強をしたらいいのか分かりません。

甘えた質問で申し訳ありませんが、アドバイス頂けたらと思います。

本当にせっぱつまっていて困っています。
このままだと、本当に、研修機関合格する気がしません。

私の周りには認定師の方がいないので、なかなかお話を伺うことができません。

勝手なお願いですが、どうかアドバイスお願いします。


お忙しいところ、本当にすいません。


No.5
<2013年06月11日 受信>
件名:受験勉強は・・・
投稿者:エリーザ

まなかママさん、こんにちは。

受験勉強は、時間にはあまりこだわらずに行っていました。

研修センター入学を意識した頃、地元に皮膚・排泄ケア認定看護師は2名でした。
わたしは褥瘡のセミナーで地元の認定看護師のかたに、
「どうしたら認定看護師になれますか?」と質問していました。
相手の方には、変な人・・・と思われていたと思いますが、
わからないことは積極的に質問していました。

わたしは研修センターの入学説明会への参加を行いました。
前年度の入学試験の問題を見せてもらえ(コピー不可で手書きで写しました)
試験問題を元に勉強しました。
基本的に必要な知識は、皮膚の構造、創傷治癒過程、褥瘡の評価(DESIGN-R)、
排泄に関係する神経などでした。
今はいろいろな本が売られていますが、認定看護師は看護協会の資格ですので、
主に看護協会で出版されている本で勉強するように
地元の認定のかたにアドバイスを受けたのもあります。

使用した本は、
失禁ケアガイダンス、スキンケアガイダンス、瘻孔・ドレーンのケアガイダンス、
創傷ケア用品の上手な選び方・使い方、ですね。
そのほかは、ストーマリハビリテーション実践と理論、
小児ストーマ排泄管理の実際(今だと小児創傷・オストミー・失禁管理の実際)
新・褥瘡のすべて(今だとNEW褥瘡のすべてがわかる)などです。

わたしが受験したのは5年ほど前なので、今だと
事例でわかる皮膚・排泄ケア、はじめよう!フットケア、
基礎からわかる尿路ストーマケア、あたりも必要かもしれません。

研修センターによって、例えば清瀬だと小児ストーマが出るとか
静岡だと研修生にストーマケア経験者が少ないことがあるとか
いろいろ特徴があるようです。
それでも、けっこう範囲が広いので、本を読むだけでも苦労しました。
基礎が無ければ応用は利きません。
基礎知識が一番重要なので、とりあえず本は読んでいましたが、
当時こどもも小さく、早く寝て朝4時ごろおきて
1~2時間勉強していたと思います。
時々、過去の試験問題を解いて、100点になるようがんばりました。

ほとんど参考にならないですが、いいでしょうか。
少しでも、まなかママさんのお役に立てるといいのですが。


No.6
<2013年06月12日 受信>
件名:ありがとうございます!
投稿者:まなかママ

エリーザ様

ご丁寧な回答ありがとうございます。

とんでもありません、大変参考になりました。
本の情報もありがとうございます。

一冊だけ、持っている本がありました(^_^;)
これらの本、すべて網羅した方がやはりいいでしょうか?

私は過去問を一通りやって、レビューブックの該当の分野を今勉強しています。
覚えるにはひたすら書いて覚えるしかないでしょうかね?

もう少し本を増やした方がいいですね。

朝早く起きようとしても、なかなか起きられないものですね。
私も4時に目覚ましセットするんですが、実際に起きられるのは5時近く・・・。

そして、こうやってパソコンいじっているうちに時間がなくなります(>_<)

とにかく勉強ですね。

エリーザ様、これからも、よろしくお願いします。


No.7
<2013年06月13日 受信>
件名:無題
投稿者:エリーザ

まなかママさん、こんにちは。

本は、できるだけ多く持ち、勉強することをお勧めします。

と、いうのも、結局研修センターに入学後に購入する必要がある本が多いのです。
わたしのときは皮膚・排泄ケア分野は、12万円分くらい購入していました。
他の分野は、当時はあまり本が出ていない分野もあり、
半分ぐらいの金額だったかな?と思います。
もちろん専門分野以外にも、認定看護師として必要となる看護管理や
研究に関する本も購入します。
入学してからはじめて読むのと、入学前からもっていて読んだことがあるのでは
内容を把握しているかどうかは別として、読む時間が少なくてすみます。
入学後は、グループワークなどもあり、みんなで文献検索や検討を行い、
なかなか自分の勉強にまわせる時間は少なかったように思います。

皮膚・排泄ケア分野では、真田弘美先生、溝上祐子先生、田中秀子先生が
看護協会との関連が深く、看護協会からもたくさん本を出していて、
研修センターの入学試験や認定看護師の審査試験の問題も
そこから出ることが多いといわれています。
一方、大村裕子先生や西村かおる先生の本はわかりやすいのですが、
看護協会との結びつきが弱く、知識は広がりますが、
試験問題にそのまま直結という感じではありません。
(もちろん入学後に、本は購入して講義で使用したり、勉強します)

あと、レビューブックは一般的な知識しか出ていなかったと思いますので、
それだけでは知識としては物足りないかと思います。
最近は選んで購入できるようになりましたが、
どんどん情報が新しくなるので、わたしは本を次々買っていました。
例えば、PEHですが、「尿路ストーマに特有の合併症」とか
「角質の異常増殖で、痛みは無い」と書かれている本や、
「痛みがある」と書かれていることもあります。
どの本の情報が新しくて信頼性がもてるのか、
また本の情報が解剖生理学的に正しいのかの判断も必要になるので、
たくさんの本を情報源に、自分で考えることが大切だと思っています。

職場の医師とかにも、わからないことを聞くのもいいと思います。
わたしも、自分で調べてはっきりわからないことは、職場の医師、
研修センターの同期・教員や講師の先生、学会で知り合った先生などなど
答えを持っていそうな人にとにかく聞いてしまいます。
質問も、ただ「PEHについて、わからないから教えてください」ではなくて、
「PEHは角質の異常増殖で痛みは無いといわれており、
この文献にもそうかかれている。でも、実際には痛みを訴える人もいる。
髪の毛や爪は角質で切っても痛みは無く、角質には知覚が無いのに
なぜPEHでは痛みを感じるのかわからないので、先生の考えを聞かせてください」というように、具体的に調べたことや自分の考えを述べるのがいいと思います。
具体的に質問するためには、本はたくさん読んで知識を得ておくことですね。

ここに、PEHのことを書きましたが、今年の学会の演題発表にもあり、
恥ずかしいのですが、わたしが疑問に思っていたことです・・・。

本はできるだけ持っているといいと言う話でした。


No.8
<2013年12月19日 受信>
件名:合格しました
投稿者:まなかママ

エリーザ様、ご覧になってますか?
お陰様で、無事に合格しました。
色々なアドバイスありがとうございました。
ご報告でした(*^^*)


No.9
<2014年02月06日 受信>
件名:まなかママさん、こんにちわ
投稿者:ニコママ

私も取得のために勉強中です。どちらの学校に行かれたのですか?私は仙台、北海道をと思っております。

 
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